タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今年も終わり

2013年12月31日 | タカの渡り
      

穏やかな大晦日になりました。気分としては「寝正月気分」になっています。

と言っても少しは何かしないといけないと思い、掃除の真似事をしました。パソコンデスクのまわりをチョッとだけきれいに、、、、。

      

もう少し若いころは元旦に出発して、、、、、たとえば山陰方面に鳥を見に行ったり、福岡の今津や和白あたりでクロツラヘラサギなどを見たり、、、、、

飯田高原で車中泊しながら久住山に登ったこともあります。しかし、ここ何年かは寝正月になっています。老母がいたからそのようになったのですが、その母が逝っても寝正月になっているのは、知らず知らずのうちに体が動かなくなっているのでしょうか?

      

まもなく2013年は去ってゆきます。

新しい年もこれまでの流れを継続してゆくことになりそうですが、その中で何か少しでも変化をつけたいと、あれこれあれこれ考えています。それが、、、、、、単なる、考えるための考えになるか、、、、、、何か目に見えるかたちになるのか、自分でも分かりません。

おそらく毎年同じようなことを考え、これと言ったこともできないで、自分の人生を終えることになるのでしょう。

それもまたヨシ、新しい年もあれこれジタバタしながら過ごすことにします。


だからスポーツは、、、、、

2013年12月30日 | 日々雑感
     

     この画像は日本サッカー協会のホームページから借用したものです。

その天皇杯をかけた決勝にすすむ最後の戦い、昨日の準決勝は熱戦でした。

広島人としては当然サンフレッチェに勝ち進んでほしいのは当然のことですが、この試合の最後、PK戦でサンフレッチェの選手がふたりはずしたときは正直ダメだと思いました。

           以下の写真もネットから借用

次にFC東京の選手が決めれば広島の負け。サンフレッチェにとってはまさに絶体絶命のピンチでした。タカ長も正直言って勝負あった、と思いました。

しかし、、、、、、しかし、、、、、、勝負はあきらめてはダメですね。

西川選手の神がかり的な活躍があったのも、最後まで勝負をあきらめていなかったからなのでしょう。

          

だからスポーツは面白いのですね。最後はこころとこころの戦いになるのでしょうが、そこには情実みたいなものは一切はいりこめません。心技体、そのすべての面で紙一重でも勝ったほうが勝利を手にするのすから、、、、、、、。

このあたりのところは山登りにも通じます。登山も、、、、、それがヒマラヤの山に登るような大きなものであっても、わが裏山を歩くような小さなものであっても、気持ちが折れてしまったら登ることはできません。ヘマをやれば怪我するのも、最悪死ぬのもその人、そこには情実みたいなものが入りこむ余地はありません。そこが山登りのよいところだと言えばよいところだと考えています。

さて、サンフレッチェ、ここまできたら元旦に勝利して、二冠を達成してほしいと願うのはサンフレッチェ・サポーターの共通の願いですが、、、、さてさてどうなることでしょうか?


今年最後(?)の裏山

2013年12月29日 | 山歩きから
     

今朝の駐車場。雪は少ないのですが、冷えてパリパリ。

この時間は晴れていましたが、、、、、

     

北のほうには雪を含んだ雲も見られました。その雲がときどき裏山の上にも流れてきて曇ることもありましたが、一日をとおしてみれば「晴」と言えそうな一日でした。

雪国とか、高い山は荒れ模様でしょうが、瀬戸内の里山は穏やかな一日でした。

     

その山に入ると雪が木の枝についていて、それが低くたれてゆく手をふさいでいるところもありました。

そのような裏山に行ったのは、裏山を歩くと言うより、、、、、、

    

新年を前にウラジロを採るのが目的でした。

裏山にはいくらでもウラジロはありますが、いざ採るとなると、なかなか形のよいものがなかったり、形が良くても大きすぎたり、、、、

あれこれ考えると採れるものは案外少なかったですね。

でもまぁ、何とか採って帰り、正月を迎える準備がひとつ終わりました。

今年もあと二日、高い山は荒れ模様でしょうが、わが裏山を歩くには問題ない天気が続きそうです。

その二日、、、、、どうしようかなぁ。まぁ、いまは考えないで、気分次第、と言うことになりそうです。



アリランの青い鳥

2013年12月28日 | 韓国情報
2008年11月11日に紹介した「アリランの青い鳥」に思わぬところからコメントを頂きました。

著者の遠藤先生に頼まれ改訂版が発刊されたと言うコメント。それをみてさっそくその本を注文しました。

          

この本はその頃図書館で借りて読んだことはあるのですが、この本を読むと、ここに書かれた物語(実話)がまったくの他人事にも思えないので、この改訂版を買い求め、韓国との交流の記念碑のひとつにしたいと考えたわけです。

     

その物語はすでに書いているのでここでは紹介しませんが、ここに出てくるウォン(元)先生は世界的な鳥類学者で、私たちが韓国との交流を始めるきっかけになった朴真英先生は、その元先生の愛弟子と言うわけなのです。

その朴真英先生は韓国の野鳥の第一人者として環境部で活躍されています。

半ば偶然からのことですが、私たちは、昔の日本式で言えば「一高東大大蔵省」と言うような、韓国の野鳥の世界で一番の本道を歩いておられる人たちと交流いただいているわけなのです。

この物語に出てくる元先生父子はタカ長にとっては雲の上の人ですが、韓国との野鳥を通じての交流を考えると100%他人事の物語とも思えないのです。

     

     

これらの写真を撮ったキム・ソンヒョン君もいまでは出世して、彼もまた環境部で活躍しています。本人が、親しく君づけで呼ばれることを望んでいたのでそのようにしていますが、いまでは気軽に君づけ出来ないような出世ぶりなのです。

このキム・ソンヒョン君や、プサンでタカの渡りを一緒に観察したこともあるカン・スングさんもいまでは立派な環境部本省の職員なのです。

     

元先生からみると孫弟子か、あるいはその次の世代とも言える彼らの活躍を見ながらこの物語を読むと、韓国の鳥類学の歴史みたいなものが感じられるのです。

そのことをいま一度感じてみたくなりこの本を注文したのです。




雪景色だぁ、、、、

2013年12月27日 | 山歩きから
今年最後の裏山歩き。

天気がハッキリしないためか、いつもの時間に集まったのは9名だけでした。やはり年末、女性会員の参加が少ないのは天気のためではなくて、主婦業が忙しいからかも分かりません。

独りでは行きたくないような天気でしたが、、、、

     

山に入ると陽がさしてきて、、、、、、なかなかいい感じになり、、、、、

 

山の上は風があって寒かったのですが、天気はまずまず、、、、、

     

山から見下ろす海は鈍く光り、いい感じの山歩きになりました。

しかし、、、、、

アルカディア・ビレッジに行って昼食をとるころ急に雪が降ってきて、、、、

あれよあれよと言う間にまわりが白くなり、、、、、

私たちには珍しい「雪景色」が出現しました。

その雪景色ですが、、、、、ここでは「柿のある風景」を紹介します。

     

     

     

雪は魔術師、チョッと降るだけで風景を一変させてしまいます。その魔術を見てウットリのタカ長でした。

私たちは裏山でそのように気楽に雪景色を楽しんでいれば良いのですが、、、、、、

年末年始の休みに冬山登山を予定されている人には最悪の天気になってきました。何十年か前、若き日のタカ長はこの時期になると天気図を見ながら一喜一憂していたものです。

今年のような天気図になったら泣くだろうなぁ、、、、。だってその頃まとまった休みは正月や墨しかなかったのですから。

ともあれ今年の年末年始の登山、厳しいものになることが予想されます。山に登る人は細心の注意を払って登ってくださいね。




悲しい現実

2013年12月26日 | タカの渡り
昨日の快晴から一転して、今日は終日雨模様の天気。

そのため予定していた山歩きをやめて、昨日紹介した、、、 この本を読みました。

と言ってもすべて読んだわけでもありませんし、また、その内容を紹介するのが今日のテーマでもありません。

鳥の研究者でもないタカ長は多くの専門書を読むことも、ペーパーに目を通すこともありません。そのようなタカ長の目をひいたのが、、

「イヌワシの保全と生息地管理」(須藤明子)と言う一章です。

このなかで「カメラマン・バードウォッチャーの問題」と言う一項がもうけられ、カメラマンやバードウォッチャーがルールやマナーを守らないことが繁殖妨害ななっていると書かれています。

     

イヌワシに限ったことではありませんが、珍しい鳥のまわりにはこのようなカメラの放列ができ、そのことが野鳥たちに必要以上のストレスを与え、カメラマンが意図したことではないとしても、結果として繁殖妨害をすることになっていることは、昨日今日から言われていることではありません。

しかし、この本は仮にもその道の「専門書」なのです。その専門書にこのような一項をもうける必要があるほど事態は深刻だと言うことなのでしょうか?

野鳥関係以外の分野の「専門書」にこのようなことが書かれているのかどうか、不勉強なタカ長は知りませんが、タカの観察者のひとりとして、バードウォッチャーのひとりとして、恥ずかしい思いをしながらこの一項を読んだわけです。

     
タカ長も鳥の写真を撮ります。そのため最近、、 このようなカメラを購入しました。

しかし、写真を撮るのは「図鑑用」になるような写真を撮るためではありません。その旅で見た鳥が何らかのかたちで記録できれば、それだけで満足なので、、、、

     

たとえばこのシマアオジのように、それらしきものがチラッとでも写っていればそれで満足しています。

より良い写真を撮りたいと言う気持ちは理解できますが、だからと言って、その気持ちが先行して繁殖妨害をすれば、その結果として自分たちが撮る野鳥がいなくなるのですから、自分を厳しく律することは何より大切なことだと言えます。

     

     

撮れる鳥だけを撮る、その気持は大切だと思うのですが、、、、、、。

特に猛禽類の繁殖に関する写真などは、素人が手を出す必要はないと考えているのですが、高価なカメラを買った人はそのような心境にはなれないのでしょうか?


済州島での渡り調査

2013年12月25日 | タカの渡り
こんな本を買いました。      画像はネットより借用

     「日本のタカ学 生態と保全」 編:樋口広芳 

タカ長も一応タカを見ることを趣味としているので、日本で初めて出版されたと言う「タカの専門書」くらい見ておかないと、仲間たちとの話が見えなくなってはいけないと思い買い求めたわけです。

この本にはタカ長が関心を持っている渡りだけでなく、最新の研究成果をもとにその保全や管理のあり方を考えることを目的とした、文字通りタカに関する専門書なのです。

その難しいことは別にして、ひと足先に買った仲間の目を引いたのがこの図です。



「サシバとハチクマの渡り経路の選択」(山口典之・樋口広芳)と言うペーパーに紹介されている図(12.2)です。

ハチクマの発信器を装着してその経路を衛星追跡し、その測位点をプロットしたものです。

この本文には「ほとんどの追跡個体は、福江島から東シナ海を横断し、中国揚子江河口周辺へと渡った」と書かれているだけで、それ以上の詳細な記載はありません。

しかし、タカ長たちの目をひいた関心事は、福江島から先に見えている数多くの黒い点です。それを見ると福江島を飛び立ったハチクマのすべてが一直線に中国大陸を目指しているようには見えないのです。

この図で見る限りかなりの個体が済州島を経由しているように見えるのです。何故そのような渡りをするのかはハチクマに聞かないと分からないことですが、間違いなく多くのハチクマが福江島⇒済州島⇒中国大陸と渡っていると言っても間違いないことを証明している図に見えるのです。

ハチクマについて言えば、シベリア大陸に日本以上に広大な繁殖地があることが知られています。そこで繁殖しているハチクマの衛星追跡が行われたと言うことは聞いていないのですが、、、、

もし同様な調査がシベリアで行われ、その軌跡図をこの図には合わせたら、韓半島から済州島を経て中国大陸に渡る個体も多いはずですから、済州島にプロットされる黒点ももっと濃くなるはずだと愚考しているのです。

それはタカ長の単なる希望としても、、、、、

とにかく秋に済州島に行けば、私たちが想像している以上のハチクマが観察できると期待しているのです。

     

     

この2枚の写真はその済州島の最西端部を写したものです。

行くべきときに行けば多くのハチクマがこの空を渡って行くのです。そのことは仲間たちが今秋、予備調査と言えるかたちで証明していますが、、、、、

タカ長たちがトライしたいのはその長期調査なのです。最低でも3週間程度の調査ができると、今まで見えていなかったものが見えてくることが期待でき、そのことを考えると来春の渡りを飛び越して、9月の調査で頭がいっぱいのタカ長たちなのです。


誓文払いの大売出し???

2013年12月24日 | 山歩きから
    

この人たちは何をしているの?登山道の真ん中に何やら広げて、、、、、、、。

よ~く見ると、、、、、、キノコですね。

師走もおしせまってクリスマスイブの今日、登山道の真ん中にキノコを広げて山分けしているようなグループは私たちだけではないでしょうか?

今年の裏山歩きも今日を含めてあと2回。いよいよ最後になったので、わが裏山にキープしている(?)を全部とって、それを山分けしていると言うわけなのです。

私たちのグループには鳥や植物に関心のある人もいて、、、、、、、、、あまり大きな声では言えないのですが、今日も正月用に赤い実のついた枝や蔓を採ってきたのですが、しかし、一番関心のあるのは口に入るものでしょうか?

このときばかりは熱心に分けておられました。でも、殺気立ってはいませんよ。和気藹々をむねとするグループですから、、、、、。

     

低いと言っても稜線部は冷えるのでしょう。まだ雪が残っていました。

今日は久しぶりに晴れて遠くの山も見えましたが、、、、、、、

     

こちらから見えるのは山の南斜面ですが、雪はシッカリ残っているようですね。

今年の師走は寒い日が続いているので、洗車する気にもなれません。自分の部屋のガラスを拭いたくらいで、、、、、何もしていませんが、、、、何もしなくても正月は来ますから、ハイ。

     

裏山の入り口にこのようなものが立っていました。昨日立てられたようです。

「宅地造成許可」何とか書かれていますが、造成する面積は6,500㎡くらいですから団地にもなりません。

仮に宅地造成するとしても、ダンプカーが入られそうな道もありません。

工事期間は来年6月30日までですが、、、、、、その間に何か出来るのでしょうか?気になるところです。


山からの贈り物

2013年12月22日 | 山歩きから
天気がハッキリしなくてここ何日かサボり気味だったタカ長、今日は意を決して独りで裏山を歩きました。

汗かきが汗をかかない程度のゆっくりペースで、一応裏山の様子が分かるコースを歩いてみました。

     

山の中は思ったほど雪がなくて、林道のそばに少し残っているだけ、鳥を見ながら歩くには最適な状態ですが、、、、、。

肝心な鳥はほとんどいなくて、シロハラの声を聞いたくらいです。

     

尾根の向こうでは小鳥の群れが見えたので喜んだのですが、よく見るとホオジロばかり、そのほかの鳥の姿は見えませんでした。

鳥友のハカセから聞いた話では、今年は冬鳥が多いと言うことですが、わが裏山で見る限り野鳥を見るチャンスはほとんどありません。

その面では寂しい冬ですね。

     

尾根には積雪がありましたが、多くて10cmくらい?

ちなみにこの足跡は動物のものです。細かいところが見えないのでタカ長には想像もできませんが、大きさから言えばイノシシくらいでしょうか?

山歩きをするのに問題があるような雪ではありませんが、雪の下には落ち葉があるので不用意に歩くのは危険です。何があっても足を痛めてはいけませんから、、、、、、。

     

さて、山からの贈り物です。これはキクラゲ。漢字では「木耳」と書きますが、このかたちを見ると納得ですね。

これはかなり前からキープしているものですが、私たち以外には感心を持っている人はいないようなので安心して置いておけます。

     

これはヒラタケ。これまで採っていた木のそばで見つけた新しいものです。かなり期待が持てる木を見つけたのですが、ここはライバルの目にもうつるところなので、私たち専用のヒラタケとはならないかもわかりません。

でもまぁ、山からの贈り物は私たちだけのものではありませんから、それはそれで良いことです。

いずれにしてもこの時期になってキノコを採ることを考えている人はほとんどいないはずですから、ライバルがいても○○茸の季節のように、競争は激しくはないはずです。

裏山歩きの楽しみは冬も続きそうですね。


団地の鮮魚販売

2013年12月21日 | 日々雑感
今日は団地の鮮魚販売の日でした。

そのことを記事にしたのですが、何故かしら更新できなくて2回もダメになったので、、、、

とにかく写真だけならべてみます。

  

     

     

     

この鮮魚販売は島根県浜田市の産業振興機構を旗振り役に、浜田市の業者と私たちの団地が協力して行っているものです。

これまで紆余曲折はありましたが、この雨の中でもお客さんが来て下さったことを見ても分かるように、団地のなかにも「固定客」と言われるような人も出来、団地のイベントのひとつとしてそれなりに定着してきているようです。

今日の販売後関係者が話し合い、この鮮魚販売を来年も継続することが決まりました。

関係者が協力して、この鮮魚販売がより良いものになってほしいと切望しています。

と言うようなことを書くと言うことは、タカ長もいつの間にか浜田市のファンになってしまったようですね。

それもヨシ、このイベントは鮮魚を売ることだけでなく、浜田市をPRすることも大きな目的なのですから、、、、、、。

     

それにしても皮肉ですね。一番お客さんが殺到する頃に雨が降り、、、、、販売も一段落し、終わる頃になって晴れてきました。

世の中はそのようなものかも分かりませんが、色々なことを乗り越えてこのイベントがより良いものになることを願っています。