志々伎山麓への夢
グランマさんからあたたかいコメントを頂きましたが、タカ長も人の子、いくら好き勝手なことをしていても疲れます。
でも、同年配の友だちよりは元気なことは間違いありません。有難いことです。
久しぶりに自宅で熟睡しましたが、佐世保で早起きの習慣がついたので、4時ころには目が覚めました。
起き上がって狭い家の中をゴソゴソ出来ないので、寝床の中で今回の旅のことをあれこれ考えていました。
公開されている資料です。
ハチクマに発信機をつけて、それを衛星追跡することでハチクマが飛んで行くコースが分かります。
今ではかなり多くのハチクマの軌跡が記録されているようですが、その軌跡を地図にプロットするとこのような線ができます。
黒い線に見えているところがハチクマの渡りルートです。
広島も関門地区も福岡も、そして長崎県北部、平戸島から五島列島がそのコースのど真ん中になることが分かります。
ハチクマの流れを川にたとえたら右が上流で左が下流になります。
下流に水が多くなるのと同じように、ハチクマも下流に行くほど多く観察されます。
そのため多くのホークウォッチャーが福江島を目指しているわけです。
この志々伎山麓は「車で直接行くことが出来る日本最西端の観察地」と言っても間違いありません。
マクロで見るとこのようになりますが、具体的な観察場所、ミクロで見ると色々な制約があり、観察ポイントを探すのは容易ではありません。
9月13日に志自岐山に登ったときの軌跡です。
この地図の右端「野」と言う字の下に〇印が見えますが、底が今回の観察ポイントP1です。
その左に「35」の数字が見えるところがP2です。
そして左のほうに緑色が見えているところの入り江がここ、、、、、
福良港でこの画像の左には小さなキャンプ場があります。
志々伎山麓では4日観察しましたが、タカの渡りは四日四様、それぞれ違っていました。
最終回の25日は天気が良くて高いところをこの規制の左端の方向に飛んでいるようでした。
島の先端で高度を下げることもなく、一気に五島列島を目指しているようでした。
あの日はここのキャンプ場で観察すれば多くのハチクマが観察されたはずです。
地元の人の情報では、この地図の左に見える点線は、軽自動車なら行くことが出来る舗装された道で、この道をたどって最西端に行けば志自岐山方向と五島列島の方向が見える駐車場があるようです。
そこが観察地として使えるか使えないか、自分の目で見ていないので分かりませんが、気になる情報なので、来年は歩いてでもそこに行ってみたいと思っています。
しかし、その人の話ではイノシシが多いので独りで行かないほうが良い、と言うことでした。
いずれにしても、このあたりがハチクマの観察地に適していることは間違いありません。
しかし、地元の人はだれもそのことに気づいていません。
この情報をうまく使えば村おこしの宝物になるのに、、、、
冷水岳で会った、多少は野鳥に詳しそうな人に話しかけてみましたが、ここでの観察に興味を示す人はいませんでした。
志々伎山の山頂で見た人がいるくらいでした。
考えてみればもったいない話だとタカ長には思えるのですが、、、、、。
来年はも少し詳しく見て、、、、その除法発信をしてみようかなぁ、、、、などと夢をふくらませています。
P1で観察していたら目の前にあまり見たことのない鳥が止まりました。
タカカノはギンムクドリではないかと言いますが、いかがでしょうか?
ここでは小鳥類をさがして歩きませんでしたが、ここでゆっくりバードウオッチングするのも面白そうです。