タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月30日

2010年09月30日 | タカの渡り観察
山のカケスが困ってる



 今朝のタカ長観察地からの風景です。

 画面の中央にある高い木が通称「止まり木」です。今日もモズ、ヒヨドリ、カケスなどが止まっていました。

 そのカケスの姿が今シーズンやけに目立ちます。この画像の右から左に向けて飛ぶことが多いのですが、タカの渡りのように飛ぶ方向は一定していません。
 この風景の中を飛ぶカケスを撮りたかったのですが、タカ長の機材とウデでは所詮無理な相談ですね。

 昨日タカ長観察地を訪れたトリハカセによると、今年は山のどんぐりが不作でカケスもエサを求めて飛び回っていると言うことでした。春からの異常気象で不作と言うより凶作と言っても良い状態のようです。

 そのためエサを求めて移動しているのです。そのためカケスの姿が目立つのです。観察地の前ばかりでなく、背後の山を見ていても、山抜けに飛ぶカケスの姿をよく目にしました。彼らは必至の思いで飛び回っている(渡っている?)のです。

 異常気象といえば高山のハイマツの実も少なくて、それをエサにしているホシガラスが低山に下りてきているそうです。ホシガラスと言えば高山の鳥として認識していますが、そのホシガラスを県内の1200m級の山で見て驚いたことがあります。トリハカセの話ではそのうちタカ長観察地でも記録できるかも分からない、と言うことでした。

 ホシガラスと言えば、ネットで見た「コマドリの森から」と言うホームページに、北九州市の風師山で撮影されたホシガラスが紹介されていました。高山の鳥がエサを求めて九州まで渡って行っているのかも分かりません。

 今年の異常気象では山の木の実にも大きな影響が出ているようですね。冬になるとエサを求めて熊が人里に現われる、と言うようなことが起こるかもわかりません。

 あるブログを見ていたら「ハチクマの幼鳥が少ないのでは?」と言う問題提起をされていました。タカ長観察地では今シーズン頭の上で帆翔するハチクマが少ないのでハッキリしたことは言えないのですが、私たちはまだ決定的な幼鳥を見ていません。

 山に蜂が多い、と誰かから聞いたこともあるので、今年はハチクマの繁殖率が高かったのではないかと期待していたのですが、本当のところはどうなのでしょうか?気になるところです。

 ハチクマの渡り最終盤は幼鳥探しに集中したいと思っています。

今日の観察結果

  9月30日    弱雨のち曇

    観察者     タカ長 ジューヤク トビ吉 カメ吉 ひげじい コリ吉
    観察時間    8:00~17:00

       ハチクマ            1
       ノスリ              1
       ツミ        西向き   1

  以上のように暇なので双眼鏡を肩からはずし遊んでいます。



  双眼鏡を逆さに見てもハチクマが見えるわけがありませんね。この中にハチクマの帆翔が見えるようだと良いのですが、、、、、。



  双眼鏡に写ったタカ長の自画像です。ミレーの帽子を被ったチョッといい男???

  背後にタカ長の愛車、その上に見える尾根がハチクマの飛去方向です。

  明日はせめて二桁の渡りを見たいものです。

関門地区の情報

観察地     下関市火の山

   観察者     アル長 シンちゃん
   観察時間    8:00~16:00

      ハチクマ          16
      サシバ            1
      ノスリ            3
      ツミ             3
      ハイタカSP          8

         以上のうち東向きハイタカ属合計 6

   東向きのハイタカ属の渡りが活発になってきているようです。タカ長観察地ではまだ1羽しか確認していませんが、これからは注意しないといけませんね。

   宇部市の霜降山ではハチクマ45と言うメールが入りました。この観察地はシーズントータルの2000羽超えが微妙な段階になっているようです。

 

今日の観察~9月29日

2010年09月29日 | タカの渡り観察
ハチクマの渡りは峠を越えたようです

 観察地に静けさが戻ってきたような一日。夏の賑わいがウソのような「秋の海水浴場」ほどではないにしても、吹く風にも渡ってくるタカにも、観察地を訪れる人の数にもどことなく秋を感じさせる一日でした。



 今日一番近かったタカはこのハチクマでしょうか?チゴハヤブサも近くまで来てくれましたが、動きの早いタカを撮るにはタカ長の腕は悪すぎます。よってその証拠写真もナシ、です。

今日の観察結果

  9月29日     晴のち曇

    観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 二位の方 ひげじい コリ吉
    観察時間    8:00~17:00

      サシバ             6
      ハチクマ          131
      ノスリ             3
      ツミ         西向き  1

      ハイタカSP     西向き  7
      チゴハヤブサ         1
      ミサゴ             1

  季節が進むと記録されるタカの種数がふえてきます。いろいろなものが見られるのは嬉しいことですが、全体の数が少なくなるのは淋しいものです。

  この結果を見ても秋の深まりが感じられますね。

関門地区の情報

観察地     下関市火の山

  観察者     アル長  シンちゃん
  観察時間    8:00~16:00

     ハチクマ        306
     サシバ           1
     ノスリ           28
     ツミ             3
     ハイタカSP         2

観察地     北九州市皿倉山

  観察者     ウニ  ほか会員が2名のサポートあり
  観察時間    8:00~16:00

      ハチクマ        470
      サシバ           9
      ツミ            1
      大型不明         4

 ひょんなことから関門地区に私たちの仲間が誕生しました。「タカ研組タカ長一家」が念願の関門地区に進出し、観察の勢力を拡大した気分です。

 タカ研組が今季観察するタカの総数は相当な数になるはずです。その数字は天下に名の知れた観察地の数字に引けをとらないのではないか、と妙なところで自慢したい気分になっています。

 渡り観察は数字がすべてではないことは重々分かっていてもそのようなことを考えてしまいます。関門地区の仲間にプレッシャーをかけるわけではありませんが、若い彼らについつい期待してしまうタカ長です。


今日の観察~9月28日

2010年09月29日 | タカの渡り観察
雨が降っても飛んでくる

 都合により一日遅れの更新です。

 昨日、9月28日の朝はお祭り状態でした。8時前後、観察地の全方向からわきあがるハチクマの群、これぞ塒だちと言う風景です。
 ジューヤクもタカ長も、、犬の散歩のために毎日観察地に来て「門前の小僧」状態になっている人にも協力して頂いて数えないといけない状態でした。

 7時台と8時台、塒だちと思われるハチクマが350でした。



 8時17分、B山の上で帆翔するハチクマを撮った証拠写真みたいなものです。タカ長の場合はカウント優先、と言うことですから、文字通りの証拠写真です。

 このような柱があちこちに、、、、次々に立ったわけです。



        珍しく(?)王道コースを渡ってきたハチクマ

 これだけ書いただけでは「ラッキーだったですね」で終わる話になりますが、タカ長の真意は違います。

 前日の天気を思い出してください。ブログにも書きましたが、午後雨になりました。弱雨のときは傘をさして観察しました。その中を渡ってくる数羽のハチクマを数えました。

 その雨が強くなってきて、ぞくに言う「本降り」の状態になったため13:30に撤収して帰ったのです。それまで塒に入るハチクマは1羽も確認していません。
 その雨は未明まで続いたようです。

 28日にそれだけの数のハチクマが塒だちしたと言うことは、27日の雨の中を渡ってきて塒いりしたことを意味しています。1羽2羽の塒だちなら前日に見落としていたことも考えられますが、350羽の塒いりすべてを見落としていたとは考えられません。

 タカ長が初心の頃「雨の日は渡らない」と言うようなことを先輩から聞かされたことがありますが、今となってはその先輩の言葉は誤りだと思っています。28日の例ばかりだけでなく、他にもたくさん雨の中を渡るハチクマを観察していますから、、、、、。

 そのタカ長の独断ではハチクマのほうがノスリより雨に強い、と言う印象を持っています。数字の裏づけを取った結果ではないので、その印象が正しいかどうかは分かりませんが、タカ長の印象としては雨になるとノスリのほうが早く渡るのを止めるように感じています。

 皆さんの印象は如何でしょうか?



 9月28日の観察終了時点でハチクマの総数がThank you Thank you(3939)
になりました。文字通り「ありがとう」ですね。今シーズンも多くの人が観察地に来られ、一緒に観察した結果であり、一人や二人の観察では得ることの出来ない結果だと言えます。



 ついでに数字の話をすると、、、、

 サシバの500ノスリの1000と言う数字が未だにクリアできていません。観察者の数が増えている今クリアしたい数字ですが、こればかりは相手が飛んできてくれない限り達成できません。

 10月の観察でその数字を目指したいのですが、、、、、、。



 一日遅れの数字はここには書かないことにします。

 数字をご覧になりたい方は私たちのホームページをご覧下さい。

   http://taka-ken.cool.ne.jp/


タカの渡り~9月28日

2010年09月28日 | タカの渡り観察
都合により本日の更新は休ませて頂きます。

 雨も上がりました。今日も観察に出かけます。

 しかし、都合により観察後のブログ更新が出来ません。ご容赦下さい。



 観察地にはジューヤクさんが準備した花があります。「ジューヤク流投げ入れ」ですね。

 爽やかな気分で観察をはじめ、、



 昨日と同じようなタカ柱をたくさん見て、、、、

 楽しいブログを書きたいのですが、そろそろハチクマのピークは終わりに近づいたようですね。

 秋の渡りを考えるときは東の情報を気にします。それを見て予測を立てますが当たらないことが多いですね、、、、。

 一昨日の渡りでも、東の情報にはそれを予測させるものはありませんでした。

 ですから、今年もこれから何が起こるかわかりません。それを楽しみに観察に通うことにします。

 これからも「タカ長ブログ」をよろしくお願い致します。


今日の観察~9月27日

2010年09月27日 | タカの渡り観察
二日続きの祭りは疲れます

 今日の予想も「祭りの日」です。

 早朝から観察を始めましたが、塒だちと思われるハチクマは十数羽でした。A山の左右から旅立っていきました。そのあとしばらくは昨日の渡りがウソのような静けさ、、、、。

 しばらくして向山方向から小さな群が流れ始め、、、、鈴ヶ峯の方で現われたハチクマが向かって右から左に流れて行きました。目の前を羽ばたきながらゆっくりと移動している感じで長時間楽しめました。

     

 そのハチクマは観察地の北側で再度帆翔、上昇気流が弱いのか時間をかけて高度を上げてゆきました。

 ゆっくりと観察できたのはそのあたりまで、、、、、、。

 鈴ヶ峯の右側からわきはじめたハチクマが次々と続き、、、、途切れなく続き、、、

 忙しく数えていたら市内にいる仲間から「頭の上を200くらい飛んでいる」と言う電話。

 やがてそのハチクマと思われる群が鈴ヶ峯の左側の尾根からわきはじめ、、、双眼鏡を固定して尾根の向こうから現われるハチクマを懸命にカウント。

 それらのハチクマは観察地の上をA山方向に流れているようでしたが、数えるためにはゆっくりとハチクマ見物も出来なくて、ただひたすら数を数えることに集中しました。



 それらのハチクマの一部は先日の写真と同じところで帆翔するものもいてあわてて撮影しましたが、その時間空は曇り空で絵になる写真は撮ることが出来ませんでした。

 今日の渡りは午前型。昼頃にはほとんど終わりました。

 午後には弱い雨が降り始めましたが、その雨の中、観察地の東側で十数羽の柱が立って、ゆっくりと高度を上げたハチクマが50番鉄塔方向へ流れて行きました。肉眼で楽に見られる高度でした。

 弱雨の中を傘を差して待っていたら1羽、また1羽、、、とハチクマが羽ばたきと滑翔を繰り返しながら同じように50番鉄塔方向へ渡って行きました。

 雨が降ったら渡らないと誤解されている人もいるようですが、そのようなことはありません。少なくとも小雨程度なら雨に関係なく渡っていきます。

 しかし、どの程度の雨まで渡るのか、それを検証するのは難しくて、その調査は出来ていません。

 タカ長とて人の子、連日の祭り騒ぎに疲れた上に、13時過ぎから本降りの雨になったので13:30に撤収することにしました。

ワシ(?)が出現



 8時過ぎ、晴れている時間に大型のタカが出現しました。ワシと言ったほうが良いのかも分かりません。大型で順光の中で見る翼の裏は白くて、その時間上昇気流が弱くて翼を下側に丸く下げる感じで懸命に空気をつかんでいる感じでした。尾羽は申し訳程度に見えるだけ、ほとんど翼だけが飛んでいるイメージでした。しいて言えばカラフトワシのイメージですが、タカ長が見たことのあるカラフトワシの色とはまったく違いました。

 その時間カメラマン不在。タカ長カメラを向けられる距離ではありません。いくら見ても特定できないので、同定をあきらめてダメもとで撮った写真が上のものです。画面右の尾根に消えようとしているのがその鳥です。この画像ではいくらパソコンの画面で拡大しても決定的な証拠は得られないようです。

 昨日は何名もいたカメラマンがその時間一人もいなかったことが悔やまれます。

今日の観察結果

  9月27日     晴のち曇のち雨

    観察者    タカ長 ジューヤク カンヌシ タカカノ トビ吉 カメ吉 ひげじい
    観察時間    7:00~13:30

      ハチクマ          915
      サシバ            1
      ノスリ             1
      ツミ       西向き   3
      大型不明           1

  二日続けて四桁の渡りを記録するつもりでしたが、雨が強くなったので13時30分に撤収しました。

 


今日の観察~9月26日

2010年09月26日 | タカの渡り観察
昨日までのぼやきはどこへ行った?

 このところのタカ長、言うことは日替わりですがぼやいてばかりいたことは間違いないですね。昨日も富士山の麓から遠来の客を迎えていたのにハチクマは29羽だけ。タカの渡りは分からないことは百も承知のお客さんですが、これだけ出ないとぼやきたくなりますよ。

 今朝は信州方面から嬉しい情報を得ました。関西方面の様子も変わってきたようなのでタカ長観察地は午後から忙しくなるだろう、と期待して待っていました。

 しかし、タカ長の予想は当たりませんね。どこかの国の公共放送が行っている天気予報と良い勝負が出来そうです。

 予想が外れたと言っても今日は良いほうに外れました。9:41に38羽のハチクマをカウントしたのを皮切りに次々と渡ってきたのです。コースは南側、海側が多かったので、観察地の桜の木に邪魔されないよう海側に下がったところでジューヤクさんとカウントしました。

 海の上からやって来るハチクマを数え、ひと息ついたところで上を見たら20羽のハチクマが帆翔しているではないですか。ハチクマの広がり具合もタカ長カメラの画角にピッタリでしたが、あぁ~残念、カメラは所定の場所に置いたままでした。

 と言うことで今日もまたタカ柱の写真は撮ることが出来ませんでした。どこまでもドジなタカ長です。

 今日の圧巻は14:30の321羽の流れでした。観察地の東側で帆翔していたハチクマが海側を次々と流れて行きました。贅沢を言えばもう少し距離が近いと良かったのでしょうが、、、、。

 その写真を何枚か紹介します。皆さんの視力検査をするような写真です。どの写真にもハチクマが10羽以上流れています。それを見つけることが出来た人は合格です。









 如何ですか?現場では双眼鏡で見るのでこれほど苦労しないでハチクマの流れを見ることが出来ました。この321羽が最高でしたが、15時前後に98羽、44羽、51羽と言うような流れもありました。その中の一つに何故かツミが1羽一緒に渡って行くのを確認しました。

 富士山の麓から来られたお客さんも頭上で帆翔するハチクマ、次から次への流れてくるハチクマをご覧になり、満足して帰られました。昨日はどうなることかと心配しましたが、終わってみればタカの渡りの天国と地獄をご覧になったわけですから大満足ではなかったでしょうか?

今日の観察結果

  9月26日     晴のち曇

   観察者    Iz ジューヤク タカ長 キョージュ トビ吉 カメ吉 ひげじい カンヌシ ほか
   観察時間   7:30~16:30

     ハチクマ           1373
     サシバ                1
     ツミ         西向き   12
     ハイタカSP     西向き   1

  ハチクマの1373羽はタカ長観察地の第2位の記録です。今日も観察地の上に終日雲があり、その雲に大きく助けられました。タカ長観察地は条件さえ揃えば毎年4桁の渡りを記録できる、と言っても間違いではないのかも分かりません。

関門地区の情報

観察地     下関市火の山

   観察者     アル長 
   観察時間    8:00~14:00

     ハチクマ        98
     ハイタカSP  西向き   1

観察地     下関市武久墓地

   観察者      シンちゃん
   観察時間     10:30~16:00

     ハチクマ        504
     サシバ           3

  タカ長観察地が火葬場の前、シンちゃんの観察地が墓地の裏、私たちのグループはどうなっているのでしょうか?

観察地     北九州市皿倉山

   観察者     ウニ ポンタ
   観察時間    7:30~16:00

      ハチクマ        328
      サシバ           1
      大型不明          2

 今日は各地で出たようですね。この流れは明日も続くと思うのですが、、、、、。







今日の観察~9月25日

2010年09月25日 | タカの渡り観察
何かがおかしい今年の渡り

 昨日ハチクマを172観察して「遠い、高い、少ない」とぼやいたら、今日はそれ以上悲惨な状態になりました。少なくともタカ長観察地で見る限り「今年はおかしいよ」と言わざるを得ない状態になっています。

 今日は富士山の麓からお客さんがありました。お目当てはもちろんハチクマです。しかし、そのハチクマがまったくと言っていいくらい飛ばないのですから、、、、、。

 飛ばないものは撮れないので今日はハチクマの写真はありません。かわりに撮ったと言っても遠くて、、、、、



 タカ長カメラの射程外なのでこの程度の写真しか撮れませんでした。A山の近くを飛んでいるミサゴです。このようなものしか撮れないのです。

 昨年の今日は1447羽のハチクマを記録していますが、今日はそれより1400羽以上少ないのですからコメントのしようがありません。



 暇で暇でウトウトしているところを誰かに撮られてしまいました。右側がタカ長です。

 いい気持ちになっていたら突然目の前からタカが飛んで来た、と言う仲間の声。あわててカメラを構えたときは観察地の背後に飛び去るところでした。



 何とかゲットできたボケボケのツミです。

 さて最初の話題です。広島県内の仲間からの情報でも、西からの情報でもどこも飛んでいないのです。通常ならこの時期のこの天気で三桁の渡りが見られないなんて考えられないのですが、しかし、事実は事実、飛んでくれないのです。

 この結果はシーズン終了後あらためて検証しないといけないと仲間と話し合っています。

今日の観察結果

  9月25日     晴

   観察者    Iz ジューヤク タカ長 タカカノ トビ吉 カメ吉 カンヌシ ひげじい ほか
   観察時間   7:00~17:00

    ハチクマ            29
    サシバ              4
    ツミ         西向き   1
    大型不明             1

  タカ長観察地の北にある林道で観察している仲間から「こちらはゼロでございます。謹んでご報告申し上げます」と言うご丁重な連絡が昼前に入りました。皆さんあきれ返っているのですね。

関門地区の情報

  観察地     下関市火の山

  観察者     アル長 シンちゃん
  観察時間    8:00~15:00

     ハチクマ         37
     ノスリ           2
     サシバ           1
     ハイタカSP         1

   今日の渡りは完全な午前型、午後はまったく飛ばなかったそうです。

観察地     北九州市皿倉山

  観察者     ウニ ウニカレ  ほか
  観察時間    8:00~17:00

    ハチクマ          25
    サシバ            2
    チョウゲンボウ        4
    チゴハヤブサ         1

  北よりの風が強く寒い。正午に19℃だった気温が16時には16.5℃に下がる。ハチクマは比較的近くを飛んだようです。

観察地     宇部市霜降山

    ハチクマ           8
    ハイタカSP          1

  こちらも飛んだのは午前だけ。午後はまったく飛ばなかったと言う連絡が入りました。


 このブログの更新をしている時、塩尾寺(えんぺいじ)で観察している仲間からハチクマが70くらい飛んだ、と言う電話が入りました。

 西を向いても東を見ても良いことが何もなかった今日ですが、唯一この情報が救いになりました。神戸で見たハチクマがタカ長観察地に現れてくれるかどうかはまったく分かりませんが、東のほうで飛んでくれたと言う情報は心の支えになります。

 明日のよき日を願って休むことにします。

 このブログの更新を終えて信州の情報をネットで見ると嬉しい数字が並んでいました。サシバが3320、ハチクマが752羽など総計4220羽の渡り。

 このハチクマがタカ長観察地に現れるのは明日以降になりそうですが、とにかく期待が持てる情報です。この情報を心の支えに明日以降も頑張ることにします。



   

 

今日の観察~9月24日

2010年09月24日 | タカの渡り観察
「会社更生法申請の準備」を始めないといけないのでしょうか

 今日もまた不作。遠い、高い、小さい、少ない、、、、、。

 本当に疲れる観察が続きます。タカ長観察地の「王道コース」と言っている、観察地の東から頭上を目がけて渡ってくるハチクマが本当に少ないのです。



 その数少ないハチクマの中の1羽です。本来ならこの画面の中に数羽は写っている、と言うようなことが一度や二度あっても良い時期なのですが、今年はその気配がまったくないのです。



 頭上で複数帆翔しているところを撮ってもこの程度です。上がサシバ、下がハチクマ。270ミリで撮ったノートリ画像です。

 このような小さな画像でも、撮影できる機会が度々あるのなら、風景の中の鳥、風景の中の渡りを撮りたいと考えているタカ長としては許せるのですが、そのような機会が2~3回しかないのですから、疲れはたまるばかりです。

 何かのきっかけで流れが変わらないと、、、、、タカ長観察地は倒産寸前になり「会社更生法」の申請をせまられそうです。もっとも倒れた観察地のあとを引き継いでくれる人など現われそうにありませんが、、、、。

 冗談はさておき、そろそろドカッと出てくれないと、本当に困ります。タカ長がいくら困ってもハチクマたちはコースを変えてくれないでしょうが、、、、、。

 10月にはいってまとまった数が出た記録があります。だんだん心細くなって昔の遅い記録に心しているタカ長です。

今日の観察結果

  9月24日     晴

    観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉 ひげじい カメ吉 トリカノ 二位の方 ほか
    観察時間    7:00~17:00

       ハチクマ           172
       サシバ              3
       ツミ       西向き     5
       ハイタカSP   西向き    1

  観察地はいつものように大勢の人で賑わっています。その人たちを満足させ、タカの渡り観察病になる人を増やすためにも、ドカッと一発大きな渡りを見たいものです。

関門地区の情報

  観察地     下関市火の山

  観察者     アル長 シンちゃん ほか
  観察時間    8:00~16:30

     ハチクマ          112
     ノスリ             5

   こちらも近かったのは朝だけ、昼になると高い、遠い、、、、と言うことになったそうです。

観察地     宇部市霜降山

  観察時間    9:00~15:00

     ハチクマ          70
     ハイタカSP          1

  関門地区とは言いがたいかも分かりませんが、霜降山ではタカ長の古くからの鳥友が渡り観察をされています。ご本人からお許しを頂いたのでその数字だけを紹介します。

  世の中には姉妹都市がたくさんありますね。それにもじってタカ長たちとこの鳥友のグループは、気分だけは「姉妹グループ」と言うことにしています。そのようなわけで私たちは仲良しですが、時にはハチクマの数を張り合ったり、あまり意味のないことで意地を張ったりしながら観察しています。

  そのように言いたい放題のことが言える仲間がいるのは楽しいものです。タカの渡りは多くの仲間と協力して、面でみるといっそう楽しくなるものです。自分だけの世界に閉じこもらないで、秋の青空のような広い心で渡りを楽しむことにしましょう。







今日の観察~9月23日

2010年09月23日 | タカの渡り観察
こら~!経費ばかりかけて(ガガ~ン)

 朝からの雨が上がった後は天気は急速に回復しました。しかし、北よりの風が強くて体感温度はかなり下がりました。昨日はTシャツ一枚でも汗ばむ「サウナ風呂」状態でしたが、今日は3枚4枚着ても寒さを感じるほどでした。

 しかし、渡りは、、、、、、
 「こら~!経費ばかりかけて」と言うのはどこかの社長のせりふですね。経費(記録用紙と人件費?)ばかりかけて売り上げ(羽数)はあげない。怒った社長が雷をガガ~ン、と言うわけです。

 今日のハチクマはまるでハイタカの渡りみたいにほとんど単独行、ワンショット2羽が最高の状態ですから社長ならずとも雷を落としたくなります。



 今日タカ長カメラの射程距離内に飛んできてくれたのはこの成鳥メスだけでした。観察地の東側で見つけたこのハチクマがドンドンと近づいて来て、タカ長の頭の上を過ぎて駐車場の上で帆翔してくれました。サービス満点のハチクマでした。



 観察に近づいたあと一端右側に向きを変え、そして頭上にやって来ました。



 今日一番お気に入りの一枚です。

 サクラの木の下で観察していたタカ長の頭の上に飛んで来たので、サクラの枝越しにハチクマを見ることになりました。オレンジや黄色に見えるのは色づき始めたサクラの葉です。

 

 駐車場の上で帆翔するハチクマです。

 このような秋らしさを感じさせる雲をバックにタカ柱を撮りたいのですが、、、、1羽づつ現われる状態ではそのような写真を撮るチャンスはまったくありません。今シーズン中に1回くらいあれば良いのですが、、、、、。





 レンズはタ○○○の270ミリですべて手持ちです。腕が悪くて機材が良くないのですからシャープな写真は撮れません。今日もカメラ専門の人が何名か大砲を構えていました。その人たちはバッチリ撮られたようです。

 標高の低いタカ長観察地ですが、写真を撮るチャンスがゼロではありません。後半戦に入ったタカの渡りを多くの人たちと一緒に楽しみたいと思います。

 一緒、と言えば今日は若い女性が観察に来られました。最近山を歩く若い女性が増えてきて、その人たちのことを「山ガール」と言っているようです。まだ「タカガール」と言う言葉を聞いたことがありませんが、タカ長観察地に多くの若いギャルを呼んで「タカガール」を養成したいものです。

 市街地に近くて、大型バスも楽々走る広い道を上がって観察に来ることができる、そしてトイレが完備している観察地は他にはあまり無いので、タカ長観察地は「タカガール」に最適の観察地と言えます。

 タカの好きな、鳥の好きな女性の皆さんは是非タカ長観察地にお出かけ下さい。タカ長はじめ親切なおじさまたちが待っていますよ。

今日の観察結果

  9月23日    曇りのち晴(観察時間前は雨)

    観察者    ジューヤク トビ吉 カメ吉 タカ長 ひげじい ガミーネ カンヌシ コリ吉 IZさん 他多数
    観察時間    9:00~17:00

      ハチクマ            82
      サシバ              1
      ノスリ               3

    東の天気を見ても西の状況を見てもまだまだこれからです。週末組の皆さん、今年はアタリになりそうですよ。それを楽しみに明日一日元気で働いてください。

関門地区の情報

  観察地    下関市火の山

  天 気     曇のち晴
  観察者     アル長 シンちゃん ウニカレ
  観察時間    8:00~15:00

     ハチクマ          30
     サシバ            1
     ハイタカSP   西向き    1
     大型不明           4

  今日の渡りは「高い・遠い」で観察するのは辛かったようです。タカ長観察地同様風も強かったようですから、渡りの様子もいつもとは違うのかも分かりません。

  これから月末にかけて火の山での観察が続きます。関門地区にお住まいのホークウォッチャーの皆さん、火の山頂上の駐車場(もしくは展望台)に行って私たちの仲間に声をかけていただけると幸いです。

 よろしくお願い致します。

今日の観察~9月23日

2010年09月22日 | タカの渡り観察
タカ長観察地は嫌われたのかなぁ???

 昨日やっとの思いで初日を出して、さあこれからだと勇んで観察地にかけつけました。しかし、晴れていた天気はあっと言う間に怪しくなってきて、、、、



 大きなことは望めない空模様になってきました。

 今日の天気を一口で言ったらどうなるのか、チョッと迷うところですが「雨一時曇」と言うのが妥当でしょうか?上がったと思えば降り、降ったと思えば上がり、我が家の山の神よりひどい、気ままな天気になってしまいました。

 

 何と言って良いのか迷うような天気ですが、同じように雨模様の下関からは塒だちらしいハチクマが現われて8時台が17、9時台が40とか言う携帯メールが入ってきます。

 しかし、タカ長観察地は午前中は1羽だけ。こうなるとタカ長観察地はハチクマに嫌われている、と言いたくなります。

 関門地区や福岡からの情報を総合すると順調に出始めているようですが、タカ長観察地や関西地区の観察地は軒並み低調で、タカ長の単なる印象ですが今年のハチクマの流れは例年と少し変わっているように思われます。

 今年の異常気象は偏西風が大きく蛇行して、、、、と言うようなことを気象予報士がテレビで話しているのを耳にすることがありますが、その言い方をまねると、今年のハチクマの流れはタカ長観察地の近くで北側に蛇行していて、、、、、と言うことになります。

 相撲に例えれば9日目にやっと初日を出したと思ったら10日目も負け、残された日は少なくなってくるのに一向に調子が上がらなくてあがいているようなものです。そろそろスカッとした金星が欲しいのですが、、、、、、。

今日の観察結果

  9月23日    雨時々曇(雷鳴もする変わりやすい天気)

    観察者     タカ長 ジューヤク トビ吉 カメ吉 ひげじい コリ吉 ほか
    観察時間    7:00~17:00

      ハチクマ            38
      ハイタカSP   西向き     1
 
    変わりやすい天気の中で頑張ってやっと手にした成果です。

    本当はゼロを一つつけたいような気分ですが、タカ長観察地ではどこかの国の検察のようなデータの改ざんは一切行っていません。(本当は打ち込みミスをしたいこともありますが、、、、、、)

関門地区の情報

  観察地     下関市火の山

    観察者     アル長 シンちゃん
    観察時間    8:00~16:00

      ハチクマ         147
      サシバ            1
      ノスリ            1
      ツミ             2
      アカハラダカ         1

    春に続いて秋にもアカハラダカを記録しました。今日最大の成果??

    下関も雨模様で、車の中に避難したり観察したりの状態だったようですが、それにしては多くの渡りを記録出来ました。

    11時過ぎに福岡の油山に行っている仲間からハチクマ588と言う電話が入りました。
    西のほうは順調に出ているのですね。ひとりタカ長観察地が蚊帳の外(ぼやいてばかりだなぁ、、、、)