タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

出前自然史博物館

2007年09月30日 | タカの渡り観察

第2回 出前自然史博物館
    「一日だけの自然史博物館in広島」

       が開かれます。概要は下記の通りです。

と き 2007年11月11日(日)10:30~16:30
ところ 広島県民文化センター 地下1F第一展示室
      広島市中区大手町1-5-3
      電話 082-245-2311
主 催 自然の博物館をつくる会
      事務局 広島市東区光が丘11-31-302
      ℡・Fax 082-264-2448

協力館 島根県立三瓶自然観「サヒメル」
       ツキノワグマ・クマタカ・埋没杉など「中国地方の自然」の出前

     兵庫県立 人と自然の博物館
       チョッと巨大なスズメバチの模型が来るよ

     倉敷市立自然史博物館
       木の実を使ったワークショップ
       化石堀の体験

事務局を担当しているのは我が観察地の「アサギ姫」です。広島に自然史博物館をつくる運動の事務局として頑張っています。一日だけのチャンスですが、タカの渡りも終わって一段落する時期に、中国地方の自然を幅広く考えるチャンスだと言えます。

万障繰り合わせてご来場下さるようタカ長からもお願い致します。

今日の観察~9月30日

2007年09月30日 | タカの渡り観察

9月30日 曇りのち晴

観察者   トビ吉 カメ吉 タカ長 御大
                   他 6名
観察時間  7:00~17:00

  ハチクマ      95
  サシバ        3
  ノスリ         1
  ハイタカ    西向 1
  オオタカ    西向 1
  ハイタカSP  西向 8
  ハイタカSP  東向 1

観察を始めて3時間半、まったく出なかったので昨日と同じ結果を覚悟しましたが、11時前からパラパラと出始め午後に期待をかけました。

28日の再現を期待するのは無理がある天気でしたが、それでも13時台に40羽以上が出て、ハチクマだけで100羽をクリアすべく頑張りましたが、一歩届きませんでした。

明日から10月、常識的には大きな期待が出来ないのかも分かりませんが、今年は自然の移ろいが少しずつ遅れているようなので、もう一度小さな山が(ハチクマだけで三桁を達成)が来るはずです。何の根拠もありませんが、そのことを信じて明日からの観察に精を出すことにします。

ハチクマが終わればノスリやハイタカ属の渡りが本格化します。ハチクマに比べると地味な観察になりますが、それだけにマニアックで面白いともいえます。

タカ長は途中韓国へ行きますが、基本的には11月10日まで開店しています。ハチクマの終わりが、タカの渡りの終わりだと考えないで下さい。9月と同じように我が営業所へお立ち寄り下さるようお願い致します。

今日の観察~9月29日

2007年09月29日 | タカの渡り観察
9月29日  曇一時弱雨

観察者    タカ長 トビ吉 他 7名
観察時間   7:15-16:00

  ハチクマ    6
  ノスリ      3

今日はサプライズは起きませんでした。天気の悪い日はあまり飛ばない、と言う常識通りの一日でした。

今日の観察地の最高気温は21℃くらい。昨日の今日ですからとても寒く感じました。皆さん、防寒衣に身を固めて主役の到着を待ちましたが、上記の9羽のみでした。まだ終わりではありませんから明日からの終盤戦に期待します。

海外情報
 中国大連に出張されていた「キョージュ」が帰国。その帰国報告です。

 9月25日11時ころ、旅順の203高地でハチクマ 14の渡りを観察されました。
 状況からして、中国東北部で繁殖し越冬地に向かうグループと思われます。

 実質30分程度の観察でこの結果を得られました。長期間、長時間にわたって観察すると多くの渡りを予感させる結果です。何方か行ってみませんか?

今日の観察~9月28日

2007年09月28日 | タカの渡り観察
9月28日 晴

観察者   タカ長 トビ吉 ニイノ方 他3名
観察時間  7:00-17:00

  ハチクマ    713
  サシバ       3
  ノスリ        1
  ツミ     西   1
  チゴハヤブサ    1

何気なく 見上げた先に タカ柱(トビ吉)

朝は空気が重く、空はもやった感じで、上空の雲の流れはハチクマにとって完全な逆風方向、東の情報を見ても良い情報は無いし、今日は休養日の感じで観察していました。

11時になっても20羽、今日は50羽出すのに苦労するだろうと話しながら昼食を採っていたら東のほうにタカ柱が、、、、

13時台になったら観察地の上空はスクランブル交差点状態、東から流れてくるもの、南西方向から合流するもの、それらがあちこちでタカ柱になり、西方向へ低く飛び去って行ったり、山を越えて流れたり、パニック状態になりました。

12時台  173
13時台  411
14時台  121
15時台   67

以上で分かるように、今日の渡りは完全な午後型でした。朝の状況からは想像もつかない結果になりました。今日これだけ出ると、この週末に在庫があるかどうか心配になりますが、本当に渡りだけは分かりません。何が起こりかわかりません。

九州地方の人は明日を期待しましょう。明日朝九州に到着するはずです。
広島近辺の人はまだ雅在庫は底をついていないことを期待して観察地に出かけましょう。

夏雲を 切り裂きタカの 流れ来る(タカ長)

俳句的には季語がダブっているようで駄作には違いないですが、今日午後の雰囲気はこの通りでした。

今日の渡り~9月27日

2007年09月27日 | タカの渡り観察

9月27日  晴
観察者 タカ長 トビ吉 カメ吉 ニイノ方 他7名
観察時間  7:00-17:00

  ハチクマ    314
  サシバ       5
  ノスリ       2
  ハイタカ   西  2
  ハイタカSP 西  2
  オオタカ   西  1

 昨日、16時台にドカッと出たので、今日は早めのねぐらだちを期待して早めに観察を始めましたが、早い時間はまったく出ませんでした。8:30頃から出始めて、大きくても30羽程度の群れがあちらこちらから出て、おまけにどれもが近かったので数字以上に楽しめました。しかし、午後はぴたりと止まり「開店休業」の状態になりました。

 正直もう少し出ると思っていたのですが、、、、、分かりませんね。9月もあと3日、10月初旬まではハチクマの渡りは続くでしょうが、大きな群れが来てくれないと「総数3000羽」をクリアすることが難しくなりそうです。


今日の観察~9月26日

2007年09月26日 | タカの渡り観察

9月26日 晴 東よりの風

観察者   タカ長 ニイノ方 ビンゴの局 他 5名
観察時間  7:30-17:00

  ハチクマ  697
  サシバ     4
  ハイタカ 西  1

今日はご覧のようにほとんど快晴状態、観察には最適とは言えない天気でした。

ハチクマは数羽のねぐら立ちと思われる固体が近くから帆翔をはじめ、午前中は80羽程度でしたが、16時前に数十羽の群れが入ったのを皮切りに、16時台に400羽くらいカウントしました。前者は頭上近くを通過、おまけにゆっくりと帆翔してくれたので超初心者のタカ長もカメラを向ける時間は十分ありました。

しかし、安物のカメラの悲しさ、オートにすればピンとは逃げる、マニアルで望遠にすれば老眼でピンボケ、本当に情けないことでした。今日カメラマンがいたら良い写真が撮れたのに、、、、、

16時台の400は遠くて困りました。良い機材、良い目があったらもっと拾えたかも分かりません。いずれにしても明日27日は広島以西は「アタリ」の日だと思います。皆様観察に出かけましょう。

今日の観察~9月25日

2007年09月25日 | タカの渡り観察

9月25日 晴一時曇 北西の風風力1~3

観察者  タカ長 カンヌシ フカワノ局 他8名
観察時間 7:30-16:00

  ハチクマ     167
  ノスリ         8
  サシバ        3
  ツミ     西   3
  ハイタカSP 西  10
  ハイタカ   東   1
  チゴハヤブサ    1

ハイタカSPはほとんどツミだと思われるが、快晴状態の青空の中を高く帆翔していて、シッカリと確認できなかったのでSPとしました。また、上記のほかにもハヤブサやミサゴが何度か出ました。一度はハヤブサとチゴハヤブサが近い距離に同時に出て、両種の違いをはっきりと見ることが出来ました。

昨日の天気がハッキリしなかったためか、ねぐら立ちと思われる固体が早朝観察された。7時台が17羽、8時台が27羽、9時台が58羽でした。その後は数は少ないが13時までは平均して出たが、13時以降はほとんど開店休業の状態になりました。

上記の結果のように色々なものが出て、倉庫の在庫を一掃した形になりました。次が補給されるまではしばらく暇な日が続くのでしょうか?
ノスリが出始めましたが、まだ終盤戦には早いと思っています。そうあって欲しいと考えています。

今日はじめて北西方向から風らしい風が吹き快適な観察が出来ました。渡りはまだまだ続きます。気候も良くなっていきます。11月上旬までは大空に注目しましょう。



今日の観察~9月24日

2007年09月24日 | タカの渡り観察

今日のゲスト、アニマ君の愛犬です。
彼がハチクマ探査犬に育ってくれたら楽に観察できそうですが、、、、、

観察者   タカ長 アニマ 他探鳥会参加者多数
観察時間  7:30-15:30

  ハチクマ     5
  ハイタカ  西  1
  チゴハヤブサ   1

今日も山口県からは200とか400とか言った情報がはいりましたが
我が観察地近辺はあそこが2羽、ここが4羽とか寂しい話ばかり。

今日のようなハッキリしない天気でも飛ぶときは三桁飛んでも
おかしくはない時期ですが、まだ在庫が補給されていないのでしょうか?

この天気が回復したらドカッと飛ぶ(?)
そうあって欲しいですね。




今日の観察~9月23日

2007年09月23日 | タカの渡り観察

観察者  カメ吉 タカ長 アニマ 他ギャラリー多数
観察時間 7:00-16:00

  ハチクマ    226
  ハイタカ   西  1
  ハイタカSP 西  1

昨日の続きを期待していましたが思ったほど出ませんでした。
県内各地の情報を総合すると、渡りのピークにはいっていることには違いないでしょうが、何故かこの観察地の結果はパッとしません。

12時頃の70羽くらい、13時頃の100羽くらいが今日のすべてでした。明日の観察会には多くの人が参加されるでしょうから、人の目も増えるので良い結果を期待しています。


今日の観察~9月22日

2007年09月22日 | タカの渡り観察

観察者  タカ長  他 3名
観察時間  7:30-16:30

  ハチクマ    384
  ノスリ       1
  ハイタカ  西   1

成績の上がらない当営業所、正社員にもパート社員にも見放され
連休と言うのに寂しい観察体制でした。

午前中はパラパラ、おまけにノスリまで出現してシーズン終了(?)
宣言を出したら、と揶揄される始末でした。

午後東から、190飛んだ、120流れたと景気の良い情報がはいり
当観察地の正規ルートを注視していたら次々と流れて来てアッと言う間に
300をカウントしました。

独り蚊帳の外に置かれていた感じのタカ長もこれで息を吹き返しました。
今期初めてカウンターも使用しました。やっとそれらしくなりました。

皆さま、当営業所をお忘れなく、、、
明日も出しますからお運び下さい(パチンコ屋の宣伝みたいですか?)

冗談はさておいて真面目な話です。

県内各地の情報を総合すると今日第一波が広島県を通過したようです。これと言った根拠は無いのですが、暑さのためか(?)何となく遅れていたように感じていたハチクマの渡りですが、残暑とは別に彼らは動き始めたようですね。やはりここ数日がピークになるのでしょうか。最終的にどのようになるのか、現段階ではもちろん分かりませんが、この暑さとは無関係な結果になるのでしょうか?

これからの渡りに注目したいと思います。