タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~2月29日

2008年02月29日 | タカの渡り観察
付録みたいな一日でしたが、、、、、、、

 4年に1回の2月29日、付録みたいな一日で渡りが見られると儲けた気分になるはずだと思って午後から出かけましたが、、、、、

 2月29日  曇り 南東の風風力2~3

  観察者   タカ長
  観察時間  12:30-14:00

    タカの渡りを認めず

 タカはおろかトビも飛びませんでした。

 小さな雨が降ってきたので早々に退散しました。明日からの本番に期待したいのですが、本格的な渡りは何時になるのでしょうか?

今日の観察~2月28日

2008年02月28日 | タカの渡り観察
自主トレ(?)開始です

 好天に誘われて観察に出かけました。3月1日の観察開始を前に、自主トレ開始というわけです。結果はこんなものでしょうが、あれを忘れたこれをもって来なかった、と色々ありましたから、自主トレ、オープン戦の価値はあったようです。

 観察者   タカ長ひとり
 観察時間  9:00-13:30

   ノスリ     3

 渡りは以上ですが、渡りをしないノスリが何度も出たり、渡り不明のハイタカ属が時には一度に3羽出たり、、、、、数字以上に楽しい初日でした。

 近くで見られた冬鳥は
   シロハラ
   ミヤマホオジロ
   ジョウビタキ
   カシラダカ
   ツグミ
   マヒワ   など

 観察地の周りをイノシシが掘り返しているので、冬鳥たちの格好の餌場になったようです。シロハラが一番喜んでいるように感じました。

まもなく観察開始ですが、、、、、

2008年02月27日 | タカの渡り観察
 また雪になりました。観察開始が目前に迫っていると言うのに、、、、、



 まるで冬に戻ったような今朝の観察地です。



 ドル箱のA山も雪もよう。タカが渡ってくるような雰囲気もありませんね。



 C山もご覧の通りです。



 何処を見ても雪ばかりですが、しかし、真冬のような冷たさはありません。空気は湿気を含んで、切れるような冷たさが感じられないのです。

 やはり春なのです。まもなく渡ってくるのです。

 時期がくれば渡りは始まります。何年か前になりますが、雪のすだれを裂くようにして西に渡っていったハイタカがいまだに目の底に残っています。

 すでにノスリが渡ったと言う情報も入っていますが、週末頃からシーズン本番になるはずです。とにかく週末は観察地です。待っていますよ。

ハイタカが飛んだ、、、、、、

2008年02月25日 | タカの渡り観察
 ほとんど快晴無風状態のタカ長の団地、昼間わが家の近くを歩いていたら青空の中を帆翔している1羽の鳥。トビでもカラスでもないことを直感(さすが~)
 ところがそのとき双眼鏡なし、あわてて家に帰って双眼鏡を持って飛び出したら、まだまだゆっくりと帆翔していました。

 双眼鏡ではチョッと遠いけど、トビではナシ、カラスではナシ、、、、、と消去法でいくとやはりハイタカみたい。双眼鏡に捉えてからでも1分ちかく、少しずつ東方向に流れながら帆翔を続けたあと、視覚的にはわが家の上から一気に東に流れ、隣家の屋根の向こうに消えていきました。

 これだけでは渡り個体かどうか決めかねますが、シーズン開幕前のオープン戦程度の、目のウォーミングアップにはなりました。

 ちなみに昨シーズン初めてノスリの渡りを観察したのも2月25日。あのハイタカが渡りだったかどうかは別にしても、シーズン到来を告げる1羽であったことは間違いなさそうです。(と言うことにしておきます)

 わが観察地の観察開始は3月1日9時からです。暇な方も暇でない人もぜひお出でください。

まだ渡りには早いようです

2008年02月22日 | タカの渡り観察
 今日のタカ長、仲間と一緒にタカの渡りを観察したこともある経小屋山に登りました。JR大野浦駅から登り、JR玖波駅に下りる6時間(昼食時間を含む)2万歩+の山歩きです。



 天気はご覧のように春霞を引いたようで、安芸の宮島もはっきりとは見えない状態でした。しかし、頂上での昼食中はもちろん歩行中も空に注目していました。



 玖波駅へ下りる尾根道でも東側を振り返り、、、、、



 タカが渡ってくるはずの西側の空も見ていましたが、ここで飛んだのはミサゴが1羽だけでした。それと頂上で昼食中に宮島側を目線の高さで横切ったタカ、一番識別しにくい角度でしたが、おそらくハヤブサと思われる1羽、合計2羽見ただけです。トビも飛びませんでした。

 まもなくノスリが飛んでくるはずですが、その日はもう少し先なのでしょうか?

チョッとだけ研究者(?)

2008年02月21日 | タカの渡り観察
 渡りのシーズンを前にタカ長も忙しくなりました。シーズンのど真ん中にベトナムに行くからです。チョッとくらい事前勉強もしておかないといけないような気もします。

 日本での渡りについて、また1年前に経験したマレーシアでの渡りについて、自分なりに頭を整理しておきたいのです。その作業がドタバタして、チョッとだけ研究者になったような気分を味わっています。

 マレーシアの渡りについては三篇の報告書を読み、その半分くらいは理解したつもりです。しかし、私たちが日本や韓国で経験した渡りのパターンの違いについていは記述されていません。

 海を渡るときの出発時間の差もその一つです。スマトラからマレー半島へ飛び立ちはじめの時間は9時30分だと言われていますが、いくらマラッカ海峡の洋上飛行距離が38kmだと言っても、私の感覚では遅いのです。マレー側の到着時間から言うと、飛び立ちのピークは11時台になるのですが、これなどまったく私の感覚にあいません。

 南の国での渡り方と日本など東アジアでの渡り方は違うのでしょうか?タカ長には分からないことですが、そのようなことをあれこれ考えながら、横文字の文献などを眺めていると(読んでいると言いたいのですが、、)チョッとだけ研究者になった気分がします。

 しかし、気分だけでは疑問は何も解明されません。これが現実です。

山の上は雪ですが、、、、、、

2008年02月19日 | 山歩きから
 今朝の広島は冷えました。我が家も人並みにエアコンを入れました。今朝は暖房なしではつらいです。

 裏山を歩きました。晴れていて、太陽の光は暖かでしたが、、、、



 ハチクマ1日に800羽を記録したこともある観察地の池も氷結していました。
 ここで空を見上げていましたが、何も飛びませんでした。昨年は2月25日にノスリの渡りを記録していますが、いくら何でも今日はまだ早すぎると言うことでしょうか。



 山頂の東屋には大きなツララが下がっていました。あの空にも、何も飛びませんでした。風が弱くて助かりましたが、手袋をして弁当を食べたいくらい気温は冷えています。写真には紹介しませんが、周りは一面の雪の原です。

 今日の鳥はルリビタキです。何羽見たでしょうか?



 登りの登山道はイノシシがご覧のように掘りかえしていました。本当なあっと言う間の仕業です。すさまじい、と言いたいくらい掘りかえしています。
 そこに何か餌があるのでしょうか。ルリビタキが盛んに採餌していました。この近くでは3羽、ワンペアー+若オスの感じでした。

 いつものようにキクイタダキにも会いました。アトリの群れにも会いました。カラ類の動きも活発です。山の上は雪ですが、そのそばの木立では多くの野鳥たちが活発に動いていました。もうすぐ春ですね。

 イスカらしき鳥が飛んだ、と言う人もいましたがタカ長は完全に見落としましたから、本当かうそかまったく分かりません。

 色々な鳥に会える裏山です。

予告;間もなくキックオフです

2008年02月18日 | タカの渡り観察
 まもなくタカの渡りが始まります。タカ長も観察に出かけます。

 何となく始まるのでは気合が入らないので、下記のように開始式(?)を行います。キックオフです。

 と き   3月1日(土) 9時から  雨天順延

 ところ   タカ長の観察地

 多数のご来場を賜りますようお願いいたします。

 なお供物・差入れにつきましては大歓迎であることをお伝えさせて頂きます。
 但しアルコール類につきましてはかたくご辞退申し上げます。

 とまあ型どおりのお知らせですが、要は久しぶりにタカの話でもしましょう、と言うお誘いです。まだ寒いかも分かりませんが、シッカリと着込んでお話しましょう。お待ちしています。

冬の陽だまりハイク

2008年02月17日 | 山歩きから
 冬の陽だまりハイク、今日は山口県下松市と光市の境にある虎ヶ岳(414m)に登りました。低い山ですが山頂からの展望は360度、気象条件がよければ国東半島から四国の山まで望めますが、今日の瀬戸内海はもやっていました。



 山頂からは光市が眼下に望めます。島田川の河口、ここでたくさんのウミアイサを見たことが思い出されます。カラスバトを見た牛島(うしま)も見えました。



 山頂ではトビとカラスを見たくらいですが、渓月院から頂上までの道々、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラの他カラ類などの普通種をたくさん見ることが出来ました。タカ長の裏山以外では久しぶりにたくさんの鳥を感じながら歩くことができました。



 ふもとの院内を歩いているときハヤブサが飛ぶのが見えました。それ以外のタカは見えませんでした。終日風力4~5の冷たい風が吹いていたので、ゆっくり探鳥することが出来なかった今日の陽だまりハイクでした。

 帰りに八代に寄ってみました。お目当てのツルは7羽だけ、このまま減少を続けていると、まもなく1羽もやって来なくなるのでしょうか。心配なことです。
 

考えてみればおかしなことですが、、、、、

2008年02月16日 | タカの渡り観察
 タカ長は4月にベトナムで行われるシンポジュームに出席するための準備を進めています。英語ができないのに、英語を公用語として行われるシンポジュームに出席するのは、考えてみればおかしなことだと思います。一生に一回くらいはこの種のシンポジュームに行ってみるのも話のタネにはなるだろう、と言う程度の気持ちで申し込んだのですが、考えてみれば物好きなことですね。

 おかしなことと言えば、その準備のために読めもしない英語の報告書と悪戦苦闘するのも、何かしら変ですね。われながら変だと思いますが、しかし、もともとタカの渡りの観察は物好きなものがするのだと思えば、何とか容認してもらえそうですね。

 とは言っても、そのような物好きな努力をしながら、自分なりの知見を得ていることも事実なのです。その一つはタカの渡りを全アジア的な視点で捉えようとしていること、狭くても東アジア全体を視野に入れて考えようとしていることです。

 いま日本では各地の観察者がネットワークを組んで調査活動をしています。そのことは素晴らしいことで、それに関してタカ長は批判的なことは言いませんし、その資格もありません。

 しかし、アジアの地図を広げて、その東にある小さな日本を見ていると、その中でゴチャゴチャしていることの意味が分からなくなりそうなのも事実なのです。

 まあ、難しいことは考えないでベトナムに行って、アジア各地の研究者の姿を見れば、何かしら気がつくことがあるかもしれません。どうせおかしなことをしているのですから、せめて渡り関係をしている人と、何でも良いから話をして、何でも良いから持って帰りたいと考えているところです。