タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ハルラ山に登る~3

2014年09月30日 | 韓国情報
今回の済州島旅行、当然のことですが「旅レコ」をもってゆきました。そして、、、、、もちろんのことですが、ハルラ山登山の記録をとるようにセットしたのですが、、、、、

ホテルに帰ってパソコンに取りこもうとしても何故か出来なくて、その後は記録を取るのをあきらめていたのです。

帰宅して「旅レコ」をデスクトップ・パソコンにつないでデータを取ると、、、、、、これが問題なくできたのです。ノートパソコンでは取りこめないで、デスクトップではできる、何故このようになるのかパソコン音痴のタカ長には分からないのですが、とにかく今回の目玉であるハルラ山の記録だけは取れていました。



これがその1枚です。山全体が自然林の森ですから、このような画像を見てもイメージがわかないかも分かりませんね。

この軌跡の右端がスタート地点のソンパナクです。そこから左(西方向)に歩きます。そしてこの軌跡が北に向けて曲がっているところが頂上部分です。本当の意味の頂上は左のほうにありますが、標高1950mのその山頂に登ることは許されていません。私たちが登れるのは1930mまでです。

    

青い線が標高を示し、緑の線がスピードを表しています。平均時速2kmにもならないスロースピードであることが記録されています。

これは時間記録ですから、同じところに止まっていると標高が動かないので、青い線が平坦になります。そこが休憩しているところということです。

これをみると標高1500mあたりと山頂部が平坦になっています。前者で20分、後者で30分くらいの休憩をしたということです。そしてもうひとつ、下山途中の1500m地点で小休したことが分かります。それ以外は目立った休憩をしていません。

このような大きな山をやるときは、少なくともタカ長たちのような高齢者の場合は、とにかく細く永く粘ることが成功の秘訣だとタカ長は考えているので、このような軌跡になるのです。

    

出発は朝の6時、まともな写真も撮れないような暗い森のなかの道を歩き、、、、、

    

歩き、そしてまた歩き、、、、とにかくゆっくり歩をすすめます。

    

コースには随所にこのような表示があります。現在地と距離、そしてコースタイム。それらをみていま自分がいる場所が理解でき、自分が想定している所要時間との関係も分かってきます。

タカ長の歩き出しは特に遅いので、この時点で10分くらいコースタイムから遅れていましたが、これは想定内のことなのですからあわてる必要はありません。

    

7時を過ぎると森のなかも明るくなってきて、、、、、、

    

森が開けたところに来るとそれらしい写真が撮れるくらいの明るさはありました。

森が明るくなり、そしてこのような平坦な木道のところでは少しスピードを上げ遅れを挽回することも考えますが、だからといってあせりは禁物です。この時間になるとあとから出発人に追い抜かれることも多くなりました。といっても、追い抜いてゆく人の数はタカ長の想定より少ない感じです。

    

森は明るくなり、このような「楽勝の道」がつづきますが、ハルラ山登山は始まったばかりなのです。

    

このような表示、つまり「山頂に行くためにはツツジ畑小屋を12:30までに通過しなさい」というような、関門を示す表示はシッカリ頭に入れておかないといけません。

といっても、タカ長たちの足ではツツジ畑小屋に12時ころ着くようでは登山などおぼつかないので、このような表示はタカ長たちには無意味といえば無意味なのですが、、、、、、、。








今期初登場ですが、、、、、

2014年09月29日 | タカの渡り
    

いろいろ忙しくて(?)きょう初めてタカ長観察地へレビューしましたが、、、、

タカ長的には良いことがなくて、例のカメラのテスト撮影がギリギリできた感じです。

フレームアウトするようなものはトビだけ、ここでトビを紹介しても仕方ないので、遠い、小さいタカを紹介します。小さくてもトビよりは良い(?)

    

といってもハチクマも数そのものが少なくて、同じ個体を何枚も撮って暇つぶしした感じです。

    

    

    

背景に表情のある白雲でもあればそれなりに絵になるのでしょうが、、、、、、

今日は朝から快晴状態で、それも何となくもやった感じの空ですから、いくら上手な人でも良い写真は期待できなかったのではないでしょうか?

   

   

そのなかではこれらの写真は、タカ長としては上出来の部類に入ります。下のミサゴなどカメラを向けるには遠すぎると思いつつシャッターを押したのですが、、、

何かをつかんでいるところまで記録できました。

このようなことをしながら、短時間でしたが久しぶりの観察、久しぶりの休養をしました。

暑さがぶり返したようで、このような日の観察は後期高齢者にはつらいですね、、、、、、、、、などといいながら裏山歩きだけはつづけることにします。


忙しくしています

2014年09月27日 | 日々雑感
このところのタカ長、何かと所用があり忙しくしています。

いくら暇人だとはいえ三週間も家を空けていたのですから、多少忙しい思いをしても仕方ありませんね。

    

そのようななか、昨日は仲間たちと県北の小さな山を訪ね、、、

    

山頂からの展望も楽しみ、、、、、、それだけではなく、、、、、

    

巨樹、巨木を見たり、、、、、、、、、

    

今日は今日で、恒例の「浜田の鮮魚販売」の取材(?)をしたり、、、、、。


    

この販売と同時にフリマが行われたり、、、

野菜の販売も行われ、会場の集会所には多くの人が来て下さいました。

その様子をブログにまとめないといけないのですが、プライベイトな用事もあって思うにまかせません。

ということで、このブログの更新もこの一両日はできないかもわかりません。

でもまぁ、することがあるということは良いことで、、、、ということで本日はお・わ・り。


ハルラ山に登る~2

2014年09月26日 | タカの渡り
昨夜来の雨も上がり青空が見えてきました。しかし、きょうのタカ長は「外遊」の後片付けに追われています。

明日も予定があるので、予約投稿をすることにしました。

ハルラ山は花の山

ハルラ山は自然豊かな山です。現地でもらった小さなパンフレットによると、、、、

     植物    2000種あまり
     特産植物  90種余
     昆虫    4361種
     クモ類    254種
     爬虫類     8種
     哺乳類    30種
     鳥類    384種

この鳥類のところに「ヤイロチョウ、ハシブトガラスなど」と書かれているのが面白いですね。いかにも韓国的です。

済州大学の先生(韓国長学会会長)によるとヤイロチョウは繁殖しており、それも1ペアとか2ペアのレベルではないようです。しかし、このようなことを調査できるのは、特別な許可を得た人たちだけで、私たちのような一般の人は、好き勝手にこの山を歩きまわることはできないようです。


   

ハルラ山の山頂部はこのような木道になっており、この木道から出入りすることは許されていません。私たちが植物を観察したり、鳥を見たりするのもすべてこの木道から、ということです。

    

    

私たちもご覧のように木道から観察しました。観察したといえば格好いいのですが、ほんとうは、ここまで登ってくると皆さん(もちろんタカ長もふくめ)足にきているので、植物観察しながら休んでいるというのが本当のところなのです。

と書いたら仲間に叱られるかなぁ???

そのようにして撮った写真をズラリと貼りつけることにします。気のきいたコメントはできないので、ただただならべるだけです。山頂部の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

    

    

    

    

    

    

    

     

    

    

    

    

    

    

いかがですか?本当は風景写真もいれたら良いのですが、それは「後日の楽しみ」ということにして下さい。

これらの写真は木道の上から見る限られた種類の花風景ですが、山頂部の雰囲気をそれなりに感じていただけるはずです。

ハルラ山のソンパナクコースの登りの様子は後日紹介しますが、樹林帯の中の長いのぼりが続き、いってみれば「忍のひと文字」の登りになります。

そのような登りに耐えられるのは、山頂部のこの風景が待っているから、といえそうです。


ハルラ山に登る~1

2014年09月25日 | 韓国情報
三週間におよぶ済州島の旅を終えて帰宅した昨日、仲間に誘われて裏山に○○茸探しに出かけました。

いい結果はありませんでしたが、疲れた体で何とか歩ききりました。後期高齢者としては立派なもの(?)ですね。

昨夜はよく寝ました。いくらボロ家でも、自宅で寝るのが一番ですね。

さて、済州島の話題です。

今回の旅で経験したことなどを、例によって適当に、、、思いつくまま、、、、日常の更新とは別に、韓国情報として発信するつもりです。ということですから、この毎日更新とはならないはずです。

この面でも「適当に、、、、」ということですね。

    

9月7日午前5時22分の画像です。ハルラ山の登山口、ソンパナクに向かうジャンボタクシーのなかから撮ったものです。町はまだ目覚めていません。

    

ソンパナク登山口で撮ったものですが、これでは何か分かりませんね。時間は6時前です。

あの建物に公園管理の人らしき人がいて、登山を始めようとしたら何か声をかけられました。

「私たちは日本人なので韓国語は分かりません」と韓国語で答えると、先に行くよう手を登山口に向けて振っていました。何のことを言われたのかまったく不明、ハルラ山はいま入山料を取っていないので、料金的な問題ではなかったようです。

    

今回の登山パーティはこの4名+タカ長です。いずれも高齢者です。正確に言えば「高齢者+後期高齢者」ということ???

この写真を撮ったのが5時57分で、このあとすぐに出発しました。記録的には6時出発でよいのでしょう。

前回、2012年に来たときは、プサンから夜行のフェリーで済州市に着いて、、、、、、、天気が下り坂と言うことで大急ぎで登山口に行ったのですが、、、、

出発時間は8時を過ぎていました。そのときは予報より早く雨が降り始め、つつじ畑小屋まで登って引返しましたが、、、、、

今回の経験から言えば、8時を過ぎて出発した時点でハルラ山登山は失敗していたようですね。

ハルラ山は時間だけかければ誰でも登れる山といわれているようです。ネットでもそのような紹介を見たようです。

問題は「時間をかければ、、、」というところで、少なくとも私たちのような高齢者は、遅めの出発をして、その遅れをスピードで挽回することはできません。

ハルラ山は日帰り登山の山、登山を始めたらその日のうちに白黒をつけないといけないのです。そのような事情がある山であることを忘れてはいけません。

    

これは6時07分の画像です。前回は登山者の列と一緒に歩く感じでしたが、、、、、

この時間はご覧のように静かなものです。

タカ長のささやかな経験でいうと、ハルラ山登山の出発は午前6時までに、というのが高齢者登山の鉄則のような気がしています。

もっとも私たちのパーティは膝に爆弾を抱えたものやら、、、、腰の状態がおかしいものやら、、、、、外反母趾が何とかいっているものやら、、、、、つまり、五体満足なものはいない弱いチームなので、、、、

タカ長のいう鉄則が世間一般に通じるものかどうかは不明です。




元気に帰宅しました

2014年09月24日 | 韓国情報
今朝あさいちで関空を出発して10時ころに帰宅しました。

心配された台風の影響もなく、予定通り帰宅できてひと安心です。



帰宅すると早々に小さな用事を頼まれたり、、、、、

裏山にひっぱり出されたり、、、、わがグループは人使いが荒いですね。



ハルラ山に登って2週間以上たっていますが、、、、、

それ以上に古い話のように思えて、あれって今年のことだったのかという気がするくらいです。

済州島では現実離れの生活をしたようなので、今夜ゆっくり休み、現実の世界に帰ることにします。

いまはまだ「浦島太郎気分」です。




チェジュド便り~40

2014年09月23日 | 韓国情報
ベランダの意味

今日は台風の影響による雨を予想していました。だから昨日「調査の終了宣言」をしたのですが、、、、、、

朝から降っていた小雨は7時ころにはあがり、この時間も渡りには問題ないような天気になっています。

そして事実、少数のハチクマが渡っています。ということで、今日は調査の「延長戦」です。

さて、ベランダの話題です。

    

これが宿泊先の民泊ですが、茶色に見えている部分の2階の大きな窓がサンルームみたいなスペースです。そしてその右に暗く見えているL型のスペースがオープン型のベランダです。屋根はありますがオープン型なので窓はありません。

何故ここにこのようなベランダがあるのか、最初は理解できませんでした。しかし、この週末になって意味が分かりました。

    

週末になるとこの1階の部分にご覧のようなカフェが開くのです。といってもテイクアウト用ということでしょう。チョッと本格的な珈琲や何種類かのジュースを販売しています。

    

主に週末にこの店を切り盛りしているのが晩徳食堂の息子さんです。そしてこの家の1階には彼が住んでいるようなのです。

このベランダはこの店で買った珈琲などを飲むスペース、ということなのです。だから、夜暗くなるとサンルームみたいな部屋に電気がつくようになっています。

    

しかし、ここで観察していてお客さんとバッティングしたことはありません。ときどきお客さんらしい声を聞いたことはありますが、私たちも外で観察していますからでしょう。

お客さんが来られたとしても観察に邪魔になるわけではないので、ここは私たちにとって最高の「観察場所」であることに違いありません。

というようなことで、このスペースを使ってブログの更新などパソコン仕事をしています。

前に見える山が堂山峰で、昨日も今日もここからハチクマが出入りしています。それを肉眼でとらえるのがタカ長たちの観察、ということですね。


そろそろパソコンを閉じます

出発までにはまだ時間もありますが、いつまでもだらだらしても仕方ないので、このチェジュド便りもキリのいい40回で一応終わりにし、パソコンを閉じることにします。

その後は出発までこのベランダで観察です。

次回の更新は早くて明日、こんどは帰国してからになります。それまでしばらくのお別れです。チェジュド情報をそのごも適当に流すことにします。


チェジュド便り~39

2014年09月23日 | 韓国情報
川を見かけません

済州島に滞在していて気がつくことのひとつが、ここでは川らしい川を見かけないということです。

先日バスで済州島を一周しましたが、橋らしい橋を渡った記憶がありません。バス路線はほとんど海岸端を走っていますから、普通に考えれば、少なくともタカ長の町で見ることができる程度の川はあってもよいはずですが、その記憶がないのです。

済州島はほぼ香川県ほどの島ですから、、、、、、そして、、、、、韓国最高峰のハルラ山がある島ですから、、、、川の一つや二つあってもよいはずですが、それがないようなのです。

タクシーのドライバーから聞いたのですが、済州島では1日1000ミリの雨がふっても水害は起きないそうです。火山の島で、島全体が水はけがよいのです。ですから、、、、、、、

    

スプリンクラーはよく見かけます。これは済州島では珍しい稲作風景、といっても陸稲のようですが、ここでもスプリンクラーで潅水していました。

    

少し見難い画像ですが、これは観察広場で撮ったものです。

この日は雨模様の天気でしたが、この日も潅水していました。茶色の部分が畑で、何かを植えたばかりかも分かりません。

この島で農業するには潅水設備は必要不可欠のようです。


チェジュド便り~38

2014年09月23日 | 韓国情報
このようなものが流行っているようです

この時間雨はあがっていますが、ハチクマが期待できるような空ではありません。

ヒマなのでブログを更新します。

    

今回の済州島旅行で目にしたのがこのような光景です。

棒状なものにスマホなど取りつけて、好きな背景を選んでグループや恋人と一緒に自分撮りするものです。

日本ではあまり見かけないような光景だと思うのですがいかがでしょうか?


チェジュド便り~37

2014年09月23日 | 韓国情報
最後の晩餐は、、、

9月23日、帰国の日です。予報どおり小さな雨がふっていますが風はありません。予定通り帰国できるはずです。

昨夜の夕食です。いってみればこの民泊で最後の晩餐になります。

    

この付け出しはいつもと同じようなものですが、、、、、

    

これは鯖のチゲです。晩徳食堂のおばさん、成 明叔(ソン ミョンスク)さんの厚意でつくって下さいました。おばさんのおごりということです。

ささやかといえばささやかですが、おばさんの厚意がいっぱい詰まった夕食です。

おばさんのお陰でここでの滞在が快適でした。今回も成 明叔さんをはじめ多くの韓国人にお世話になりました。

政治の世界ではいろいろある両国ですが、私たち庶民の段階では何の問題もありません。今回も嫌な思いをすることは一度もなく快適な旅を楽しむことができました。有難いことです。

    

渡りの面では、、、、、、一番(?)印象に残っているのはチュウヒの渡りです。観察広場の真西、この方向に渡ってゆくのを、10倍の双眼鏡で見えなくなるまで追いました。めったに見られない渡りですから、、、、、、。

午後の3時にタクシーを頼んでいます。それまでの時間はフリーですが、雨ではすることがありません。パソコンを片づけるのを最後にして、ネットなど楽しむことになりそうです。