タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月30日

2011年09月30日 | タカの渡り
飛ぶときには飛びますね

 昨夜からの雨は今朝になっても止みませんでした。今日は休養日???

 朝のうちは別の用事を済ませ、空が明るくなった10時半頃観察地に上がったらジューヤクさんは観察中でした。

 昨日の例があるので駐車場のそばから海方向にフィールドスコープを向けて観察を開始。ほどなく海ヌケで帆翔をしながら高度を上げてゆくハチクマを見つけました。ゼロでなくて良かったと喜びながら観察を続けようとしたら雨。

 それからは降ったりやんだりの状態が続きました。

            

 しばらく何も飛びませんでしたが、、、、12時半頃「三本鉄塔のところ、、、、」と言う仲間の声を聞いて双眼鏡を向けると4羽のハチクマが帆翔していました。

 それからしばらくのあいだは面白いようにハチクマが現れました。あちらに2羽、こちらに1羽、、、数は多くないのですが無数のツバメに混じって姿を見せます。そしてそのうちの何羽かは観察地の真上に来て帆翔。

 このとき小さな雨が降っていましたが、そんな雨には関係なく帆翔しながら高度を上げ西方向へ流れて行きました。

            

            

 雨の日は渡らない、とタカの渡りを見始めたころ先輩から言われたものです。しかし、それはすぐにウソであることを知りました。今日だけではありませんが、雨の中で傘をさして、帆翔しながら高度を上げていくハチクマを何度も観察しています。時には数十羽の群れが集中豪雨を予感させるような黒い雲に向けて消えていくところも見たこともあります。彼らは渡るときには少々の雨をものともしないで渡って行くのです。

 この20分くらいのあいだに30羽の渡りを確認しました。しかし、その後はばったり止まりました。やはり期待するのは明日になりそうですね。

            

 西の方を見ていたとき太鼓屋根の上からカラスのように黒い、しかしカラスではない鳥が現れました。タカ長の頭の上を北東方向に羽ばたきながら飛んで、しばらく先で何度か帆翔をしたあと北東方向へ飛び去りました。タカ長観察地の王道コースを180度逆に流れていきました。

            

 何年か前に同じように暗色型のハチクマを思わせる黒いタカが同じようなところから現れたことがあります。ハチクマだと思ってすぐにはカメラを向けなかったのですが、、、しかし、よく見るとハチクマよりはるかに大きいので写真に撮り、仲間の人に見てもらったら「オジロワシの幼鳥」と言うことになりました。

 その経験があるので今回はすぐに写真に撮りましたが、、、、、、、

 何となく珍鳥にしたい気分でしたが、、、、ならないですよね。

 それにしてもなぜま反対に飛んだのでしょう?居つきのハチクマにはあれほど黒い個体はいなかったようの思うのですが、、、、、。

今日の観察~9月29日

2011年09月29日 | タカの渡り
とにかく疲れました

 新記録を樹立した昨日の観察。とにかく疲れました。

 快い疲れ、と言いたいところですが、本当はそんなものではありません。

 山を歩いて、汗を流して疲れたのならぐっすりと眠ることも出来るでしょうが、体はあまり動かさなくて、神経ばかり疲れたのですから、神経がたかぶっていたのか昨夜は熟睡できませんでした。そのため朝からぼんやり、、、、。

       

 観察地は朝から厚い雲の下。これでは飛んでくる気配もしませんでしたが、、、、、何と言っても疲れ、そして「燃えつき症候群」ですね。皆さんなかなかエンジンがかからなくて話ばかりしていました。

 するとそのとき「あそこに何か舞っている」とNさんの奥さん。言われたほうを見ると確かに数羽のハチクマが帆翔していました。

 それで目を覚ましてその方向を追ったら、、、、、そのハチクマはすべて南、海側を流れてきました。その数も数羽ではありません。次々と流れてきました。その状況から見ると、そのハチクマに気づく前にかなり見落としをしていたような気がします。観察地の前のサクラが枝を伸ばして視界が狭くなったのも一因ですが、何より皆さんが疲れていて観察に集中できていなかったのです。

 そのことを云々することは簡単ですが、、、、生身の人間が、、、、それも年寄りのすることですから見落としがあっても責めることは出来ませんね。

 タカ長とコリ吉おじさんは駐車場の入り口に双眼鏡をセットして観察。すると視野の左から右へ流れてきました。そのハチクマが似島の上を通過したときにカウントしましたから今日の数は1羽の間違いがありません。
 いつもこのように2~3列縦隊で流れてきてくれれば楽に数えることが出来るのに、、、、、、。

          

 大正製薬のコマーシャル写真ではありません。今日のお客様、Nさんからの差し入れです。疲れを取って観察を続けてくださいと言う優しいお気持ちなのですね。

 Nさんは昨日も観察に来られましたが、、、、、観察を終えて帰ろうとしたらハチクマが次々流れてくるので、何度も車に乗ったり降りたりを繰り返されていました。

 運の良い人は観察地に来る回数は少なくても昨日のような日に当ることになりますし、その逆の不運な人もいます。

 何年見てもタカの渡りのことは分からないので仕方ないのですが、、、、、もし昨日のようなことが事前に予知できるのなら、タカ長は入場券を販売して一儲け(?)しているはずです。

 「儲け」と言うのは冗談としても、本当に分かるのであれば関係者に招待券を送りたいですね。しかし、当然のことですがハチクマのピークがいつになるかは誰にも分かりません。だいたいの時期は分かっていても、いつどこで見ることが出来るかピンポイントで予測することは出来ません。総論ではあれこれ言えても各論になるとまったく分からないのがタカの渡りなのかも分かりません。

 今日タカ長はハチクマを140羽くらい見て帰りました。

 町に買い物に下りた仲間からの報告によるとスーパーの屋上で帆翔しているハチクマを見たそうです。その数31羽。今日のような天気だとあまり高く上がらないで渡っていくハチクマが多いようですね。


自然ってふところが深いですね

2011年09月28日 | タカの渡り
 今年の日本は災害つづき、踏んだり蹴ったり殴ったりの状態になりました。

 ハチクマをはじめサシバなどの繁殖に影響するのではないかと心配していましたが、、、、、

 タカ長観察地で記録されたハチクマの数を見る限りではその影響はまったく見えません。

 ハチクマたちはどこでどのようにして繁殖したのか???

 何だかんだと言っても、日本の自然は奥行きが深いのだなぁ、、、、ふところが深いのだなぁ、、、、、と感心しているタカ長です。

          

          

          

 今日のニュースでは岩手県の川にいつものようにサケが遡上してきたとか、、、、

 津波だ豪雨だと騒いでいるのは人間だけで、、、、、自然の大きな営みはそのようなことを超越したかたちで営まれているのでしょうか?

 いつもながら自然の奥深さに驚いているタカ長です。

今日の観察~9月28日

2011年09月28日 | タカの渡り
美人効果って絶大だなぁ、、、、

 札幌からお出で頂いた○○さん、元気に旅を続けていますか?

 今日は朝早くからタカ長観察地にお出で頂き有難うございました。昨日は貴女が帰られてから10分もしないうちに観察地の真上にタカ柱が立ちました。それを見ていただけなかったのは残念ですが、しかし、今日も朝からたくさんのハチクマが現れ、十分に堪能して頂いたようで嬉しく思っています。

 貴女が帰られた後も同じようにハチクマが次々と途切れることなく渡ってきて、、、、、終わってみればタカ長観察地の記録を大幅に更新する結果になりました。まさに貴女は「福の神」だったですね。

 タカ長観察地の最高記録と札幌からの若きお客様、この二つはセットになって私の頭の奥深く刻まれることになりました。有難うございました。

            

 本当に今日は朝から出てくれました。それも出る方向が一定しているのではなくてあちこちから、、、、、、。

 その一部を写真に撮りましたので紹介します。これは観察地の東側で帆翔しているハチクマ。

            

 鉄塔の上を流れてゆくハチクマ、、、、、

            

 電線の中で帆翔するハチクマ、、、、、

            

 A山の尾根の向こうから現れて帆翔するハチクマ、、、、、

 朝はあちらこちらから現れましたが昼前からは南側を流れるハチクマが圧倒的に多くなったようです。

 いずれにしても今日はお祭り騒ぎの大忙しで、、もちろん写真に集中することは出来ませんでした。

            

 朝はほとんど雲のない状態でしたが、その後だんだん雲が出てくれてタカを探すのは楽でした。しかし、何となく空気がもやっていて遠くのタカは見えていません。また、観察地の東側にあるサクラの木に邪魔されて低く飛んで行ったハチクマの多くを見逃しているはずです。

 それでも新記録が出たのは全体的に近かったからでしょう。今日の数字の中には20倍のスコープでやっと見えるような遠くのものはほとんど含まれていません。

            

 とにかくたくさん渡ってきたので、、、、午後遅い時間に1羽見つけたときは「恥ずかしながら1羽ですが、、、、」と仲間たちに声かけする状態でした。

      

 これで例年通りの数を記録することが出来ました。間違いなく峠を越えたはずです。だからと言って明日からゼロにはならないはずですから、ついでに「ハチクマ5000羽」の記録を出したいですね。

 
 それにしてもタカの渡りは分かりません。東の観察地の観察結果を見ても、、、、今日タカ長観察地で大プレクする予兆はまったく見えていませんでした。

 印象的に言えば「空から降ってきたのか、地からわいてきたのか」と言うような感じです。

 今日のハチクマを西の観察地でどれだけ拾えるか???それもまた気になるところです。

さて気になる今日の結果ですが、、、、、16時にタカ長が観察地をはなれるとき

        ハチクマ    1604でした。間違いなく新記録ですね。

 そのほかの記録はホームページで確認してください。 

      

 この写真では分かりませんがエゾヒタキです。何日か前から姿を見るようになりました。

 今日はノビタキを初めて確認しましたが、写真を撮る前に逃げられてしまいました。

 季節は確実に秋に向けて歩んでいます。

 ただいま皿倉山からメールが入りました。

      ハチクマ       512
      サシバ         1
      チゴハヤブサ      1
      ハイタカSP       2
      大型不明        1

  以上が皿倉山の観察結果です。

今日の観察~9月27日

2011年09月27日 | タカの渡り
札幌美人の置き土産???

 今日も朝から晴。なかなか飛んでくれなくて、、、、、、、

          

 観察地のまわりを飛びまわるハヤブサを写したり、、、、、と言っても写真に撮れる距離ではありませんね。他に撮るものがないのでシャッターを押していただけです。

          

 いくら待っても飛ばないのでヘリコプターを撮ったり、、、、

 ヒマな時間を過ごしていたらドラマは突然起こりました。観察地の東にタカの群れ、、、、少し遠いのですが、その群れが頭上をめがけて流れてきて、観察地の上を通り過ぎたあと帆翔、その群れが50番鉄塔のほうに流れると同時に上のほうから次々と流れてきて、、、、、今シーズン初めて王道コースに数十羽のタカ柱が立ちました。

 写真的には遠かったので、、、、そしてカウントするのが忙しかったのでこの群れは撮りませんでした。しかし、ドラマはそれだけで終わらなくて、、、、、

            

            

 観察地の北側でこのような柱が立ちました。焦点距離の短いカメラで撮っているのでゴミみたいにしか写っていませんが、これでも18倍の双眼鏡で見るとそれらしく見えてどきどきするようでした。

 今シーズン初めてのエキサイティングな光景でした。今日タカ長観察地に来られなかった人は何か損をされたような気がします。

          

 損をされたと言えば、、、このタカガールにお目にかかれなかったのも損かも分かりませんね。

 タカ長観察地ではもっとも遠くから来ていただいたお客さんです。「タカの渡りを楽しむ本」を見て札幌から来られました。タカを見るのが好きで、観光旅行+渡り観察と言うプランでタカ長観察地に来られました。この札幌美人に会えなかった人は残念ですが、実は明日もう一度タカ長観察地に来られるそうですから、タカ長の目を信じられない人はお出で下さい。

 タレントの誰誰に似ているとか、、、、観察地にいたおじさんたちが話していましたが、最近のタレントさんのことなどまったく分からないので、このことについては何も書くことが出来ません。

 その札幌美人は14時に帰られました。するとそのすぐあと、、、、10分もしないあいだに観察地の南西方向から低く入ってきたハチクマが頭の上で帆翔を始めました。今シーズン初めてのことです。

 このときを待っていたカメラ組の人は大喜び。もちろんタカ長も大喜びで、興奮してシャッターを押しましたが、、、、帰宅してパソコンに写してみると、、、、失敗だぁ。

 上の写真を撮らせてもらったままだったので露出補正が出来ていませんでした。あぁ~お粗末。

 と言うことでよい写真はありませんが、頭の上を飛んでくれたことをお見せするため何枚か貼り付けることにします。

          

          

          

          

          

 これぞタカガールの置き土産ですね。この時間彼女はタクシーの中だったのでこのハチクマは見ていないはずです。

 あと10分遅く帰ったら観察地の上を低く飛ぶ十数羽のハチクマを見ることが出来たのに、、、、。

 遠来のお客さんにはまことに気の毒なことになりましたが、、、、、これもタカの観察ではよくあるパターンです。

 終わったことは仕方ないので、明日に期待しましょう。明日もこれ以上のタカ柱が見られることを切に願っているタカ長です。


今日の観察~9月26日

2011年09月26日 | タカの渡り
峠を越えたわけではないはずですが、、、、

       

 朝は曇り。例によって風はなし。

 昨日はタカ長が帰ったあと400羽ちかく出たので、、、、つまり午後遅い時間に出たので、今朝のねぐら立ちを期待していつもより早く観察地に出かけました。

 結果としてはそれも正解だったと言えます。数は多くはありませんでしたが、確かに観察地の近くを飛ぶハチクマを見ることが出来ました。近くにねぐらをとっていたことは間違いないようです。しかし、タカ長カメラの射程距離を考えると、、、、、やはり無理みたいでした。本当に何故か観察地の上を飛ぶハチクマが少ないですね。

            

 近い個体は低くて、止まり木の尾根の向こうに消えてしまって、それが帆翔して高度を上げるときには写真的には遠くなって、、、、。

 なかなか思うように飛んでくれません。

      

 それは仕方ないとしても、近いと思われるものはほとんど単独飛行、これでは絵になりません。と言うことで今日は嘆き節ばかり、、、、、。

      

 これはタカ長観察地では観察されることが少ないサシバです。2羽現れましたが、、、その2羽がワンショットに入ることもなく観察地の東で高度を上げて行きました。この距離でもこの中に数羽でもいてくれればそれなりに絵になるのでしょうが、、、、、。

 今日飛んだのは朝の早い時間だけでその後は止まってしまいました。今シーズンのハチクマの総数がこの時点で約2500、例年通りの数が今年も観察されるとしたらやっと半数を過ぎた程度です。まだまだ飛んでもおかしくはないのですが、雰囲気的には峠を越えて落穂ひろいの段階に入ったような、、、、、、。

 そんなことはないですよね?まだまだこれからひと山ありますね???

 このまま終わると印象の薄い寂しいシーズンになります。何ごとも思うようにならない渡りの世界ですが、、、、、一度だけでもよいから感動的なドラマを期待しているところです。

            

 観察地のまわりでヒタキ類が目につくようになりました。止まり木に止まってフライイングキャッチしているところも観察できました。

 近くのサクラの木にも来ているようですが、、、見つけるのが遅くていつも逃げられています。

 これはサメビタキなのかエゾビタキなのか、タカ長の目では確認できませんでした。ノビタキはまだ確認していません。そろそろやって来るはずですが、、、、、。




今日の観察~9月25日

2011年09月25日 | タカの渡り
二度あることは三度無い???

 今日は期待していつもより早く観察に出かけましたが、、、、

 数字ほどの感動のない一日でした。すべてはハチクマ様の御心のまま、、、、タカ長たちがあれこれ行っても仕方ありません。

          

 今日も遠来のお客様を含めて多くの人に来て頂きましたが、、、、、満足されたか失望されたか、人それぞれでしょう。タカ長としては出来るものならすべてのハチクマが観察地の真上を通ってくれることを願っていたのですが、平素の精進が足りなかったのか、なかなか思うに任せない今日の観察でした。

          

 携帯の鉄塔のところに集まってくるハチクマです。タカ長観察地をご存知の人はある程度イメージして頂けるでしょうが、これなどは近いほうです。これより近く来てくれるハチクマもいましたが、、、、

          

 近くに来てくれるのは何故か単独か小グループだけ、タカ柱と言う状態にはなりませんでした。

 と言うことで今日も写真らしい写真の紹介が出来ません。

      

      

      

 今シーズン1回くらいは秋らしい表情のあるくもをバックに帆翔する数十羽のタカ柱を紹介したいのですが、無理なのかなぁ。このところのハチクマは観察地の北側か南側に現れ、本当に王道コースと言っている真上を渡るハチクマが少ないのです。

 明日はタカ長観察地第二の記録をした9月26日。
 
 本当に感激的なタカの渡りを見たいです。

 仲間が観察している北九州市の皿倉山からは「真上近いところを130羽飛びすごいことになりました」と言う携帯メールが13時52分にはいりました。若い仲間がすごい渡りを見て、感動してますますタカの渡りの世界にはまってくれることは大変ありがたいことですが、正直その感動を少し分けて欲しい今日のタカ長です。

          

 今日はこのようなものまで登場しました。ミサイルではありませんよ。天体観測用の望遠鏡みたいですが、、、初めて見た人は興味津々。

 天体望遠鏡は反対に見えるのですね???もしそうだとしたら、、、、ハチクマが腹を上にして西から東に向けて飛んでいるのが見える????何て馬鹿なことを言って楽しみました。本当のところはどのように見えるのでしょうか?

 これを持ち込んだのは島根県こら来られたホークウォッチャーですが、、、、、見るところ彼はそ双眼スコープで観察されていたようですから、この望遠鏡はタカ長観察地では活躍の場がなかったのでしょうか???

 タカ長が帰るまでの記録

     ハチクマ   542羽
     ノスリ     17羽
     サシバ     2羽
               他にハイタカ属を少しだけ見ました。

 一番のヤマは14時前の128羽ですが、、、、これも遠くで帆翔して観察地の南側遠くを流れていったので数字ほどの感動はありませんでした。

 真上コースの渡りが待たれるタカ長観察地です。

 ただいま皿倉山から携帯メールが入りました。今日の記録は、、、、、

    ハチクマ     799
    サシバ       2
    不明        1

 今日の渡りには皿倉山のギャラリーの皆さまも感動されたようです。この感動が忘れられなくて私たちの仲間に加わってくださる人が現れると嬉しいのですが、、、、、。






           

今日の観察~9月24日

2011年09月24日 | タカの渡り
二度あることは三度ある???

 今日はまず明日への期待から。

 2009年9月25日   1447羽
 2010年9月26日   1373羽

 これはハチクマの数です。明日は9月25日、シルバーウイークの最終日です。当然のこと(?)ですがタカ長観察地のギャラリーは増えています。その人たちがこの数字を頭に入れてこられたのかどうかは確認していませんが、そろそろブレークすることを期待されていることは言うまでもありません。

 二度あることは三度あると言う言葉通り明日は4桁の渡りを期待したいですね。
 当然のことですがタカが渡ってくれるかくれないか、タカ長観察地の上を通ってくれるか、それともよそを通るのかはすべてハチクマ様の心しだいで、タカ長がいくら気をもんでもどうにもなることではないのですが、しかし、心優しいタカ長としては多くのギャラリーの皆さまにげっぷが出るくらいの大きな渡りを見て頂きたいのです。

 神様、仏様、ハチクマ様、、、、、明日はよろしくお願いします。

          

 からりと晴れた今朝の観察地です。観察条件としては申し分ない朝でしたが、、、、出足が悪くて、、、、、

          

 嫌な予感がし始めた頃東側からねぐらだちらしいハチクマが観察地の東側に現れました。タカ長カメラでも何とかゲットできる距離です。

          

 上昇気流が弱いためかそのハチクマたちは時間をかけて少しずつ、少しずつ高度を上げ、、、、、

          

 やっと空ヌケになって、、、帆翔を繰り返しながら少しずつB山のほうに流れて行きました。そのときの高度は低くて、、B山で再度帆翔して山を越えて行きました。

          

 タカ長カメラの射程距離に来てくれたのはこれだけでした。

 あとは遠い、小さいのがほとんどで、たまに頭の上を流れてゆくハチクマを見ることが出来たくらいです。

 タカ長が観察地を離れるときには300+の渡りを記録していましたが、その数の割りに印象が薄い今日の観察でした。

          

 明日もまた多くの人が観察に来られるはずです。

 明日こそは、、、、明日こそは、、、、と期待を胸に観察地に通うのが通例の渡り観察。そのことは皆さんお分かりのことですが、でも本当に明日こそは4桁の渡りを楽しみたいですね。

          

 今日は県外からの強力な助っ人にお手伝いしていただきました。明日も来て頂けることになっていますから大きな群れがやって来ても観察態勢には問題ないのです。

 あまり見たことのないこのような雲が吉兆であることを願っています。



 

今日の観察~9月23日

2011年09月23日 | タカの渡り
タカ長ひとりが蚊帳の外???

 タカ長たちの山のグループの渡り観察。タカ長観察地に行っては邪魔になるかと思い今年は窓ヶ山に行きました。タカ長観察地で言っている「右まど」の岩の上で観察。

     

 天気最高、展望最高。しかし、観察できたタカは少なくて、タカ長ひとりが蚊帳の外の状態でした。

 西の方、福岡の油山からは600+、北九州の皿倉山からは300近いハチクマ、下関の火の山からは300+、、、、と言うように、第一波の飛来を思わせる情報が寄せられましたが、タカ長のところからは見えなくて、、、、、、。

            

 9時過ぎに近くを飛んだハチクマです。山に行くのでデジイチを持っていかなかったのは間違いでした。コンデジではなかなかピントが合わなくて、チャンスは十分にあったのに撮れた写真は2枚だけでした。これはそのうちの1枚です。ノートリの画像です。もっと近かったのですが、チャンスを捉えることが出来ませんでした。この場合は何と言ってもデジイチですね。

 いまさらいっても仕方ありませんが、デジイチでしたら何十枚も撮れたはずです。今日近くを飛んでくれたのは7羽だけです。この7羽は撮影のチャンスがありました。もう1羽は観察地点の下を山ヌケで流れてゆきました。これもデジイチならゲットできていたかも分かりません。

            

 観察地点の西に消えた行く直前にゲットしたもう1枚です。これは少しトリミングしました。

 今日の観察地点まではあまり歩く必要はないので、山とは言ってもデジイチが正解でした。今度行く機会があったらデジイチにします。

          

 観察地点の岩から見たタカ長観察地方面。画面中央の緑の中に白く見えている二つの白い点、その左側がタカ長観察地です。その向こうに見えているのが安芸の宮島、中央のピークが弥山です。その弥山に重なるように見えているのが、山口県の周防大島にある嵩山(だけさん)です。

          

 目を左に転じると広島湾の海。そしてその向こうに呉市の山、灰ヶ峰などが見えました。そしてその向こうに四国の石鎚山らしき山も見ることが出来ました。

 期待していた渡りは少なかったですが、、、、いつもとは違う広い展望を楽しむことが出来て満足でした。

 今日の結果は     ハチクマ      55
            ハイタカSP  西向き 1

   そのほかにはトビが2羽、そしてハヤブサが1羽飛びまわっていただけです。ツバメも少々、アマツバメの仲間など特記する鳥は記録できませんでした。

  

今日の観察~9月22日

2011年09月22日 | タカの渡り
 台風一過の青空が広がりました。タカの渡り観察としては晴れすぎ。


 でも心配することはありません。ある程度予想したことですが、朝はほとんど飛んでくれませんでした。タカを見つけやすいとか見つけにくいとか言った心配不要、飛ばないのだから見えません。

 タカひとつ 見つけてうれし 伊良湖崎 (芭蕉)

 と言った心境ですね。多くを解説する必要はないですね。

            

 と言うことで朝からコーヒーなど頂いて優雅な気分で観察を続けました。

 でも、本当に朝は飛びませんでした。20羽をクリアするのに四苦八苦の状態、、、、、こんな日もあります。

                  

 そのような状態ですからタカ長カメラの射程距離に入ってくれるタカは皆無、この程度の写真しか撮ることが出来ませんでした。

 タカは飛ばなくても観察地に来られるお客様は増えてきているのです。初めての人、、一年ぶりの人などなど、、、、

 しかし、残念なことですが皆さんがおられる時間は本当に飛びませんでした。少しまとめて飛んだのが13:30ころ。あちらで15羽こちらで12+、、、、、、とか。そのどれも少し遠かったのですが、それでも10羽以上が帆翔しているのを見ていただければそれなりに喜んで頂けるはずですが、、、、、、。なかなか思うようにならないものです。

      

 東日本の天気の状態を見ても今日大きな渡りが見られるはずはないのです。そのことは予想できることですが、それではいつ大きな群れがやってくるか???

 タカ長は観察地に来られた人たちに「この土日が狙い目ですよ」と言いましたが、この予想が当るかあたらないかは???ですね。「まぁ、NHKの天気予報程度の確率ですが、、、」と言う言葉もそえて、週末説を説明しました。

 本当のことは誰にも分からないハチクマの渡りの予想です。ひょっとすると大きな渡りは来週初めにずれこみそうな感じもしていますが、とにかくこの土日は今日のような不作にはならないはずです。

 常連の人も、週末組のひとも大きな期待を胸にタカ長観察地にお出で下さい。

 皆さま、待っていますよ。

 アッ、言い忘れました。タカ長が帰るときのハチクマの数は108羽でした。なにやらありがたい(?)数字ですね。明日はいいことがあるかも???

 詳細は私たちのホームページ(http://taka-ken.cool.ne.jp/)を確認してください。