タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ハルラ山に登る~6

2014年10月03日 | 韓国情報
    

サラオルムへの分岐点を過ぎる頃から傾斜が増してくるようですが、、、、

それよりも道の状態がいかにも登山道という感じになり、、、、

    

ツツジ畑小屋までの中間点あたりから本格的な登りになりました。といっても特別な登りではないのですが、、、、

前回のときもここの登りはつらかったことを覚えています。そのときは雨で、足元の状態が悪いとかあってきつく感じたのでしょう。

    

といっても、このような階段状の登りは、天気にかかわらず歓迎できませんね。それでもこのあたりはコースタイム通りのスピードで歩いていました。

    

あまり歓迎しない登りが少しずつゆるやかになり、森の木も低くなってくると、、、、

    


何となく見覚えのあるような雰囲気のところにたどり着き、いよいよツツジ畑小屋に到着、、、、、と思ったのですが、、、、、

小屋はもう少し先でした。傾斜のゆるくなった道をしばらく歩き、、、、、、

    

ツツジ畑小屋に到着です。小屋のまわりには人も少なくガランとした感じでした。

      

前回はこのような霧の中、小屋の姿がはっきり見えない状態で、小屋の中は多くの登山者であふれていました。しかし、、、、

    

きょうは晴れ、時間が早いのか思ったほどの登山者はいませんでした。

遠くには山頂方面が見えました。白い雲のところに見えているのが山頂だと思うのですが、ここから見ると高くそびえているというのではなく、はるか遠くにある感じでした。山頂はまだまだなのです。

ここで最初の昼食です。今朝は4時過ぎに朝食を採っているので、10時前といっても早便とはいえないようです。

    

小屋のまわりは2年前より変わっていました。きれいなトイレが新しく建っていたのが一番の変化です。そのトイレのところから見たツツジ畑小屋です。横から見た姿です。立派な小屋ですね。

ここには管理人がはいっていてカップ麺や水などを売っています。タカ長もここで水分補給、身体が冷える前に早々に出発しました。






ハルラ山に登る~5

2014年10月02日 | 韓国情報
    

ソクバッ待避所を過ぎても道は森の中、緩やかな傾斜の道がつづきます。

    

太陽の光が森の中にさしこんで、出発の頃と違ってずいぶん明るくなりました。

この時間になると、少しまじめに歩いて、、、、、、

    

このような表示でみる時間よりいくらか速く歩いているようですが、、、、、

だからといってコースタイムの遅れを大きく挽回するほどのものではありません。ただ、黙々と歩くだけです。

    

    

待避所を出て30分歩くと水場があります。タカ長もこの水を飲みましたが腹痛を起こしませんでした。つまり使える水ということです。

最初からこの水をアテにして、持参する水の量を減らせば荷物はそれだけ軽くなります。とにかく長時間コースですから、このような工夫をすることは大切ですね。

振り返ってみると他の登山者もこの水を飲みながら休んでいるようでした。

    

道は相変わらずのダラダラ登りです。

    

私たちより30分も40分も、、、、、、もしかしたらそれ以上遅く出発した人たちに追い越されることも多くなりましたが、、、、、

タカ長が想定していたほどではないような気がしていました。この程度の登山者ではタカ長たちのような「鈍行」がのろのろ歩いていても迷惑にはならないようです。

    

           

ソンパナクを出発して2時間半、サラオルムの展望台に行く分岐点に着きました。このコースの唯一の分岐点です。

山頂へは直進、展望台へは左に上がって行きます。韓国語がまったく理解できなくても、ここで戸惑うことはありません。

山頂までの想定時間は5時間ですから、時間的には半分登ったことになりますが、、、、

想定どおり登れるかどうかはもちろん分かりませんね。何しろ皆さん(もちろんタカ長をふくめ)足やら腰やらに問題をかかえているのですから、、、、、、。




ハルラ山に登る~4

2014年10月01日 | 韓国情報
    

ソンパナク登山口から歩き始めて1時間半が経過しました。この表示で見るコースタイムは1時間5分です。25分の遅れですね。

しかし、これは想定内のことですからあわてることはありません。それに天気の問題もありませんから、、、、

    

このあたりは木道を歩くことが多く、それに傾斜もないので少しまじめに歩いてみました。体は十分温まっていますから、少しスピードを上げても問題はありません。

    

何より天気がよいので気分は最高、山は天気ですね。前回はこのあたりから空模様があやしくなっていたような気がします。

    

ゆるい傾斜がますますゆるくなり、ほぼ平坦に感じられるようになると、近くに小屋があることが何となく分かってきました。

この先に最初の小屋があります。

    

    

ソクバッ待避所。シェルター。要するに避難小屋ですが、私たちが「避難小屋」という言葉からイメージする建物よりは立派で、ご覧のようなカーブのあるチョッとしゃれた建物です。

この間12分くらい。2~3分コースタイムより早くつきました。少しだけ遅れをとり戻したようです。

この前には最近できたばかりらしいトイレもあり、もちろんここでトイレ休憩です。

しかし、タカ長の登り方には長時間の休憩はありません。このようなロングコースを歩くときは、ゆっくりでもよいから歩きつづける、、、、、、、ただこれだけなのです。

空は完璧な晴れ、急ぐ必要はありませんが、でも今日の山旅は始まったばかりなのです。

余談ですが、、、、、、あの青空を飛んでいる鳥がイヌワシとはいわなくても、せめてクロハゲワシなら、鳥に励まされてますます気分がよくなるのに、、、、

残念ですがあれはカラスです。

    

山頂への道はこの待避所を少しまく感じで奥につづいています。





ハルラ山に登る~3

2014年09月30日 | 韓国情報
今回の済州島旅行、当然のことですが「旅レコ」をもってゆきました。そして、、、、、もちろんのことですが、ハルラ山登山の記録をとるようにセットしたのですが、、、、、

ホテルに帰ってパソコンに取りこもうとしても何故か出来なくて、その後は記録を取るのをあきらめていたのです。

帰宅して「旅レコ」をデスクトップ・パソコンにつないでデータを取ると、、、、、、これが問題なくできたのです。ノートパソコンでは取りこめないで、デスクトップではできる、何故このようになるのかパソコン音痴のタカ長には分からないのですが、とにかく今回の目玉であるハルラ山の記録だけは取れていました。



これがその1枚です。山全体が自然林の森ですから、このような画像を見てもイメージがわかないかも分かりませんね。

この軌跡の右端がスタート地点のソンパナクです。そこから左(西方向)に歩きます。そしてこの軌跡が北に向けて曲がっているところが頂上部分です。本当の意味の頂上は左のほうにありますが、標高1950mのその山頂に登ることは許されていません。私たちが登れるのは1930mまでです。

    

青い線が標高を示し、緑の線がスピードを表しています。平均時速2kmにもならないスロースピードであることが記録されています。

これは時間記録ですから、同じところに止まっていると標高が動かないので、青い線が平坦になります。そこが休憩しているところということです。

これをみると標高1500mあたりと山頂部が平坦になっています。前者で20分、後者で30分くらいの休憩をしたということです。そしてもうひとつ、下山途中の1500m地点で小休したことが分かります。それ以外は目立った休憩をしていません。

このような大きな山をやるときは、少なくともタカ長たちのような高齢者の場合は、とにかく細く永く粘ることが成功の秘訣だとタカ長は考えているので、このような軌跡になるのです。

    

出発は朝の6時、まともな写真も撮れないような暗い森のなかの道を歩き、、、、、

    

歩き、そしてまた歩き、、、、とにかくゆっくり歩をすすめます。

    

コースには随所にこのような表示があります。現在地と距離、そしてコースタイム。それらをみていま自分がいる場所が理解でき、自分が想定している所要時間との関係も分かってきます。

タカ長の歩き出しは特に遅いので、この時点で10分くらいコースタイムから遅れていましたが、これは想定内のことなのですからあわてる必要はありません。

    

7時を過ぎると森のなかも明るくなってきて、、、、、、

    

森が開けたところに来るとそれらしい写真が撮れるくらいの明るさはありました。

森が明るくなり、そしてこのような平坦な木道のところでは少しスピードを上げ遅れを挽回することも考えますが、だからといってあせりは禁物です。この時間になるとあとから出発人に追い抜かれることも多くなりました。といっても、追い抜いてゆく人の数はタカ長の想定より少ない感じです。

    

森は明るくなり、このような「楽勝の道」がつづきますが、ハルラ山登山は始まったばかりなのです。

    

このような表示、つまり「山頂に行くためにはツツジ畑小屋を12:30までに通過しなさい」というような、関門を示す表示はシッカリ頭に入れておかないといけません。

といっても、タカ長たちの足ではツツジ畑小屋に12時ころ着くようでは登山などおぼつかないので、このような表示はタカ長たちには無意味といえば無意味なのですが、、、、、、、。








ハルラ山に登る~1

2014年09月25日 | 韓国情報
三週間におよぶ済州島の旅を終えて帰宅した昨日、仲間に誘われて裏山に○○茸探しに出かけました。

いい結果はありませんでしたが、疲れた体で何とか歩ききりました。後期高齢者としては立派なもの(?)ですね。

昨夜はよく寝ました。いくらボロ家でも、自宅で寝るのが一番ですね。

さて、済州島の話題です。

今回の旅で経験したことなどを、例によって適当に、、、思いつくまま、、、、日常の更新とは別に、韓国情報として発信するつもりです。ということですから、この毎日更新とはならないはずです。

この面でも「適当に、、、、」ということですね。

    

9月7日午前5時22分の画像です。ハルラ山の登山口、ソンパナクに向かうジャンボタクシーのなかから撮ったものです。町はまだ目覚めていません。

    

ソンパナク登山口で撮ったものですが、これでは何か分かりませんね。時間は6時前です。

あの建物に公園管理の人らしき人がいて、登山を始めようとしたら何か声をかけられました。

「私たちは日本人なので韓国語は分かりません」と韓国語で答えると、先に行くよう手を登山口に向けて振っていました。何のことを言われたのかまったく不明、ハルラ山はいま入山料を取っていないので、料金的な問題ではなかったようです。

    

今回の登山パーティはこの4名+タカ長です。いずれも高齢者です。正確に言えば「高齢者+後期高齢者」ということ???

この写真を撮ったのが5時57分で、このあとすぐに出発しました。記録的には6時出発でよいのでしょう。

前回、2012年に来たときは、プサンから夜行のフェリーで済州市に着いて、、、、、、、天気が下り坂と言うことで大急ぎで登山口に行ったのですが、、、、

出発時間は8時を過ぎていました。そのときは予報より早く雨が降り始め、つつじ畑小屋まで登って引返しましたが、、、、、

今回の経験から言えば、8時を過ぎて出発した時点でハルラ山登山は失敗していたようですね。

ハルラ山は時間だけかければ誰でも登れる山といわれているようです。ネットでもそのような紹介を見たようです。

問題は「時間をかければ、、、」というところで、少なくとも私たちのような高齢者は、遅めの出発をして、その遅れをスピードで挽回することはできません。

ハルラ山は日帰り登山の山、登山を始めたらその日のうちに白黒をつけないといけないのです。そのような事情がある山であることを忘れてはいけません。

    

これは6時07分の画像です。前回は登山者の列と一緒に歩く感じでしたが、、、、、

この時間はご覧のように静かなものです。

タカ長のささやかな経験でいうと、ハルラ山登山の出発は午前6時までに、というのが高齢者登山の鉄則のような気がしています。

もっとも私たちのパーティは膝に爆弾を抱えたものやら、、、、腰の状態がおかしいものやら、、、、、外反母趾が何とかいっているものやら、、、、、つまり、五体満足なものはいない弱いチームなので、、、、

タカ長のいう鉄則が世間一般に通じるものかどうかは不明です。




元気に帰宅しました

2014年09月24日 | 韓国情報
今朝あさいちで関空を出発して10時ころに帰宅しました。

心配された台風の影響もなく、予定通り帰宅できてひと安心です。



帰宅すると早々に小さな用事を頼まれたり、、、、、

裏山にひっぱり出されたり、、、、わがグループは人使いが荒いですね。



ハルラ山に登って2週間以上たっていますが、、、、、

それ以上に古い話のように思えて、あれって今年のことだったのかという気がするくらいです。

済州島では現実離れの生活をしたようなので、今夜ゆっくり休み、現実の世界に帰ることにします。

いまはまだ「浦島太郎気分」です。




チェジュド便り~40

2014年09月23日 | 韓国情報
ベランダの意味

今日は台風の影響による雨を予想していました。だから昨日「調査の終了宣言」をしたのですが、、、、、、

朝から降っていた小雨は7時ころにはあがり、この時間も渡りには問題ないような天気になっています。

そして事実、少数のハチクマが渡っています。ということで、今日は調査の「延長戦」です。

さて、ベランダの話題です。

    

これが宿泊先の民泊ですが、茶色に見えている部分の2階の大きな窓がサンルームみたいなスペースです。そしてその右に暗く見えているL型のスペースがオープン型のベランダです。屋根はありますがオープン型なので窓はありません。

何故ここにこのようなベランダがあるのか、最初は理解できませんでした。しかし、この週末になって意味が分かりました。

    

週末になるとこの1階の部分にご覧のようなカフェが開くのです。といってもテイクアウト用ということでしょう。チョッと本格的な珈琲や何種類かのジュースを販売しています。

    

主に週末にこの店を切り盛りしているのが晩徳食堂の息子さんです。そしてこの家の1階には彼が住んでいるようなのです。

このベランダはこの店で買った珈琲などを飲むスペース、ということなのです。だから、夜暗くなるとサンルームみたいな部屋に電気がつくようになっています。

    

しかし、ここで観察していてお客さんとバッティングしたことはありません。ときどきお客さんらしい声を聞いたことはありますが、私たちも外で観察していますからでしょう。

お客さんが来られたとしても観察に邪魔になるわけではないので、ここは私たちにとって最高の「観察場所」であることに違いありません。

というようなことで、このスペースを使ってブログの更新などパソコン仕事をしています。

前に見える山が堂山峰で、昨日も今日もここからハチクマが出入りしています。それを肉眼でとらえるのがタカ長たちの観察、ということですね。


そろそろパソコンを閉じます

出発までにはまだ時間もありますが、いつまでもだらだらしても仕方ないので、このチェジュド便りもキリのいい40回で一応終わりにし、パソコンを閉じることにします。

その後は出発までこのベランダで観察です。

次回の更新は早くて明日、こんどは帰国してからになります。それまでしばらくのお別れです。チェジュド情報をそのごも適当に流すことにします。


チェジュド便り~39

2014年09月23日 | 韓国情報
川を見かけません

済州島に滞在していて気がつくことのひとつが、ここでは川らしい川を見かけないということです。

先日バスで済州島を一周しましたが、橋らしい橋を渡った記憶がありません。バス路線はほとんど海岸端を走っていますから、普通に考えれば、少なくともタカ長の町で見ることができる程度の川はあってもよいはずですが、その記憶がないのです。

済州島はほぼ香川県ほどの島ですから、、、、、、そして、、、、、韓国最高峰のハルラ山がある島ですから、、、、川の一つや二つあってもよいはずですが、それがないようなのです。

タクシーのドライバーから聞いたのですが、済州島では1日1000ミリの雨がふっても水害は起きないそうです。火山の島で、島全体が水はけがよいのです。ですから、、、、、、、

    

スプリンクラーはよく見かけます。これは済州島では珍しい稲作風景、といっても陸稲のようですが、ここでもスプリンクラーで潅水していました。

    

少し見難い画像ですが、これは観察広場で撮ったものです。

この日は雨模様の天気でしたが、この日も潅水していました。茶色の部分が畑で、何かを植えたばかりかも分かりません。

この島で農業するには潅水設備は必要不可欠のようです。


チェジュド便り~38

2014年09月23日 | 韓国情報
このようなものが流行っているようです

この時間雨はあがっていますが、ハチクマが期待できるような空ではありません。

ヒマなのでブログを更新します。

    

今回の済州島旅行で目にしたのがこのような光景です。

棒状なものにスマホなど取りつけて、好きな背景を選んでグループや恋人と一緒に自分撮りするものです。

日本ではあまり見かけないような光景だと思うのですがいかがでしょうか?


チェジュド便り~37

2014年09月23日 | 韓国情報
最後の晩餐は、、、

9月23日、帰国の日です。予報どおり小さな雨がふっていますが風はありません。予定通り帰国できるはずです。

昨夜の夕食です。いってみればこの民泊で最後の晩餐になります。

    

この付け出しはいつもと同じようなものですが、、、、、

    

これは鯖のチゲです。晩徳食堂のおばさん、成 明叔(ソン ミョンスク)さんの厚意でつくって下さいました。おばさんのおごりということです。

ささやかといえばささやかですが、おばさんの厚意がいっぱい詰まった夕食です。

おばさんのお陰でここでの滞在が快適でした。今回も成 明叔さんをはじめ多くの韓国人にお世話になりました。

政治の世界ではいろいろある両国ですが、私たち庶民の段階では何の問題もありません。今回も嫌な思いをすることは一度もなく快適な旅を楽しむことができました。有難いことです。

    

渡りの面では、、、、、、一番(?)印象に残っているのはチュウヒの渡りです。観察広場の真西、この方向に渡ってゆくのを、10倍の双眼鏡で見えなくなるまで追いました。めったに見られない渡りですから、、、、、、。

午後の3時にタクシーを頼んでいます。それまでの時間はフリーですが、雨ではすることがありません。パソコンを片づけるのを最後にして、ネットなど楽しむことになりそうです。