タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

チェジュド便り~36

2014年09月22日 | 韓国情報
タカ屋さんのリゾート

    

実は、、、、これはやらせ写真ですが、、、、、、

今回の調査は午前中で終了ということにして、午後は民泊のべランダでこのようなことをしていたら、、、

相棒など泡の出る飲み物からマッコリーや焼酎まで準備して、、、、、、、

何やってるのだ!というほどのこともありませんね。もう調査は終わったのですから、、、、、。

そうしたら何と何と、、、、、

    

堂山峰の稜線から1羽のハチクマが現れ、、、、、、、しばらくするとその左上にタカ柱ができ、、、、、

うとうとしていた目を開いてみていると、、、、、

    

頭の上を30羽以上のハチクマが流れてきて、、、、、これが本当の調査風景(?)になりました。

そして、その後もドラマが続き、、、、、、

    

今日いちばんの写真が撮れ、ついでに動画も撮れ(といってもあまり良いものではありませんが、、、、、)

思わぬドラマが次々現れたので調査時間を17時までということにしました。

誰からも調査費をもらっているわけではないので、何をしても私たちの「御心のまま」ということなのですね。

    

1泊ひとりあたり2万ウォンの、かなり大きな家のワンフロアを貸切ったような民泊に滞在して、、、、

快適なベランダで、ときどき現れるハチクマなど見ながら、、、、好きな飲み物を口にするのは、、、、

タカ屋さんにとっては最高のリゾートですね。

ハチクマを見るだけなら自宅から5分のところで見ることができるのに、わざわざ海を渡ってここまで来ているのですから、、、、

この程度の、ささやかなリゾート気分を味わっても良いですね。

セレブの人には物足りないリゾートですが、、、、、これがタカ屋さんにとっては最高のリゾートなのです。


チェジュド便り~35

2014年09月22日 | 韓国情報
今日で渡り調査終了です

タカ長たちの済州島滞在は明日までです。

台風の影響か、天気が下り坂なので渡り調査は今日で終了になります。昨日がひとつのヤマで、今日は大きな期待をしていなかったのですが、、、

それにしても急ブレーキ、渡りを確認したのは1羽だけでした。

彼らの天気判断は自分たちの命にかかわる大問題、どこかの国の気象予報士よりはるかに優れた感覚で台風の動きを察知しているのかも分かりませんね。

    

これは飛び立ち方向。このはるか先に中国大陸があります。チョッと見には渡りの条件としては悪くないように見えるのですが、、、、

    

こちらはハチクマたちがねぐらを取っているだろうと思われるハルラ山の方向です。

どちらを見てもハチクマが飛べない天気とは思えないのですが、早朝に渡った1羽以外は海上の様子を見に来るハチクマもいませんでした。

彼らにとってはこれから2~3日は風待ちの休養日、朝からの飲めや歌えの大宴会を開いているのでしょうか?

    

くどいようですが、、、、、この空模様、、、、、、悪くないように見えるのですが、、、、、、

彼らはタカ長の目では見えない中国大陸の天気が見えているのでしょう。キット、、、、、、。

    

ということで、今日撮ったタカはこのチョウゲンボウだけです。

チョウゲンボウとチゴハヤブサ、ハヤブサはしょっちゅう目にします。ぜいたくを言わなければタカが見えないことがない観察地といえそうですね。

   

明日は帰国日です。この台風予報では予定通り帰国できるのではないかと楽観的に考えています。

もしダメなら、そのときはそのときのこと、いまからあれこれ考えないで、これから明日の出発までのんびりすごすことにします。


チェジュド便り~34

2014年09月21日 | 韓国情報
何となくひと仕事終わったような、、、、

今日もそれなりの渡りをみました。普通なら明日も期待できるようですが、、、、、、、、何しろ、、、、、、

    

この招かざるお客さん。当初の予報より西に西にコースを変えているようで、タカ長たちは予定通り帰国できそうなので、その面では嬉しいのですが、、、、、

    

この天気予報を見てもタカ長の想定どおりになりそうなのですが、、、、

タカの面に関しては明日は大きな期待はできそうになく、そのことを考えると今日でひと仕事終わったような気がするのです。

    

仮に明日以降タカを見ることができなくても、今回の済州島旅行の成果はあがっているわけで、その面では何の不満もありません。

前半の登山ではハルラ山の4コースを歩くことができ、、、、、

後半の渡り観察では500+のハチクマが堂山峰から海を渡ることを確認し、トータルでは1000羽以上の渡りを記録したのですから、これ以上のことを望んだらバチガ当たるというものです。

ということで、帰国日を含めたあと2日間はくつろいだ気分で過ごすことにします。

帰国したら早々に○○茸さがしが待っているのですから、、、、、、。


チェジュド便り~33

2014年09月21日 | 韓国情報
アナタ ニホンゴ ハナセマスカ?

今朝も朝早くから渡り観察をしました。相棒はいつもの観察広場で、そしてタカ長は水落峰まで行って、、、、、、。

ここに行ったのは観察広場から見えない南側を見たかったからです。

この面はハチクマ数羽しか見ることができなかったので不満といえば不満ですが、しかし、ここからでも相棒が見ている100羽くらいのタカ柱を見ることができますから別に問題はありません。

今日の話題はそのことではありません。

    

この東屋で観察を終わって帰り支度を始めたころ、タカ長のそばで雑談していた西洋人(あとで聞くとアメリカ人)を含む数名のグループがタカ長のほうに寄ってきて、、、、そのアメリカ人から、、、、、

「アナタ ニホンゴ ハナセマスカ?」と聞かれました。韓国には何度も行っていますが、このような質問を受けたのは初めてのことです。

タカ長はもちろん日本語を話すことができますから、その後は日本語とときどきタカ長のあやしい英語をまじえてしばらく雑談しました。

ここで何をしているのかというのが彼らの関心事で、例のアメリカ人婦人もハチクマという日本語はもちろんOriental Honey Buzzard という英名も分からないし、タカの渡りという日本語も彼女は知らないので、タカ長のあやしい英語も必要だったわけです。

聞けば彼女は発展途上国の教育支援というのでしょうか、先生を育てる人の指導、先生の先生をしていたといっていました。いまはリタイアして東京に住んでいるようでした。

その話の輪の中に片言の日本語を話す人韓国人がいました。

観察を終わって相棒の待つ観察広場に帰る途中、その韓国人が車を止めて「乗せてやる」ということで、民泊まで乗せてもらいました。

今日のドラマはそれだけではありませんでした。

    

午後2時過ぎに相棒とコサンの町のほうに向けて散歩かたがた歩いていると、昨日カフェで一緒だった、ガイドをしているという人が車を止め、、、

今は仕事ではないから乗せてやる、、、、、、というようなことでこのガタガタの超古いマイクロバスに乗せられ、、、、

自分たちに行きたいところを告げたのですが「ビューポイントに連れて行ってやる」と、堂山峰の北側、私たちが泊まっている民泊から見ると裏側のほうに連れて行ってくれました。

    

そのビューポイントからは水落峰やチャギドから民泊の建物まで見えました。

そのような風景を楽しんでいると「珈琲を飲むように」と車の中から呼んでくれます。

車に帰ってみると、これもまぁ超古いカセットコンロで沸かした湯を見せながら、インスタント珈琲を出してくれました。

    

これがそのガイドです。お名前は李光揆(リ・クワンキュ)と読むのでしょうか???

名前を書いてくれるように頼んだら電話番号までシッカリ書いてくれました。今度来たときには呼んでくれということなのでしょう。この李さんとは昨日2回、今日も2回あっています。偶然といえば偶然ですが、それにしても縁があるといえばあるのですね。

いずれにしても一日に二回ひとの車に乗せてもらったのは初めてのことです。

そのようなことをしながらも今日は11,200歩あるいていました。夜明け前から動き回っているのでそのような数字になるのでしょう。

それはそれとして、、、、、、今日の写真はこれです。



ハルラ山のサンライズです。左がハルラ山で右に見えているのが山房山(サンバンサン)です。



今朝はハルラ山もご覧のような晴れでした。太陽は山頂の左のほうから登ってきました。



水落峰(スウォルボン)から見る堂山峰(ダンサンボン)方面です。

今朝はこの方向にハチクマ100羽くらいのタカ柱がたちました。

今日もそこそこの渡りをみましたが、、、、、、、いれこんだ割には数が少なかったような、、、、、、

いちばんシッカリ見たい時間が快晴だったので見落としもかなりあったはずです。

今日の結果をご覧になりたい人はこちらをクリックして下さい。



  


チェジュド便り~32

2014年09月20日 | 韓国情報
    

今朝も早くから観察に出かけました。しかし、一時小さな雨がふってきて民泊に帰ることもありましたが、、、、、

9時を過ぎると天気も回復してきて、、、、、、

しかし、なかなか渡りが見られなくてイライラしていたら、相棒が高空を流れてゆくハチクマの群れを見つけ、何とかかたちになったようです。

それにしてもあの高さ、もし見つけられなかったら今日の渡りは一桁かも?

あるいは、、、、、もしかしたら、、、、、あの群れは大きな群れの最後だったかも?

数はとにかくとして、ここからハチクマが中国大陸に向けて飛びたってゆくことを証明するには十分なハチクマの群れでした。

    

このように写真に撮れるハチクマが少なかったのは残念といえば残念ですが、まぁ欲を言わないことにしましょう。

そのかわり、、、、、、、、

    

このような鳥や、、、、、ヒタキや、、、、、カササギやイソヒヨドリなどは間近に見られ、、、、、

欲を言わなければ十分楽しむことができます。

今日の状況からみるとあすは当たりそうですが、、、、、、

    

心配なのは台風の動きと、、、、

    

上海などハチクマの到着点の天気です。

この様子ならタカ長たちは予定通り帰国できそうな状況になっているようですが、、、、、、西の天気を気にしてハチクマが渡らないとタカ長たちの頑張りも空振りになるかも???

この観察点のことは誰も分かっていないのですから、良いほうに考えて今夜も早く休むことにします。


チェジュド便り~31

2014年09月20日 | 韓国情報
それらしくなってきた気配がしますが、、、、、

昨日の雨も朝にはあがっていました。観察を始めた6時ころは道路のアスファルトが半分乾いて状態でした。

早い時間の渡りも少しあったのですが、、、、、、

渡りの話題はあとにして、、、、、

観察を終えて、午後はコサンの町まで歩いてみました。それなりの目的を持って、、、、、。

その町外れを歩いていると、、、、、

    

Music Cafe と書かれた店があって、ミュージックとは関係なく、何か飲み物はあるだろうと思って入ってみました。

中に入ると店の隅に、、、、

    

石で作った高さ20cmくらいの小さな舞台がありました。ここでライブが行われるようです。

    

相棒はコーヒーを、タカ長はジュースを頼んで雑談していると、、

店主の友だちらしい人が「Can you speak English ?」話しかけてきたので、英語のことは相棒にまかせ、話が一段落したところで「ミュージシャンですか?」と聞くと、、、、

彼が店主のお兄さん(アジョシ)に何やら話してくれて、店主を無理やり(?)ステージに上げてくれました。

    

そこで当然一曲。日本の歌を歌ってくれたのですが、正直言って若い人の歌う歌は分からなくて、誰が歌っている何という歌か分かりませんでした。

でも、彼の歌声は素敵で、もちろん歌も上手だったです。珈琲一杯でチョッと得をした気分になりました。

町を歩くと思わぬ出会いがあるものですね。

          

最後に店の前で記念写真を撮って別れました。中央が歌を歌ってくれた人です。

    

町を歩いたのは、午後の時間に飛び立ち地の近くにやってくるハチクマを見たかったのです。

一通り町を歩いて、中学校の前に座って観察していると堂山峰やハルラ山の方向からハチクマがやってくるのが見えました。それらのハチクマはコサンの町の上で高く高度を上げて、そのあとハルラ山の方向に帰ってゆきました。

    

    

これらのハチクマも明日は渡ってゆくはずです。

海への飛び出しを前にチョッと様子を見に来た雰囲気です。タカ長も初めての山に登るときとか、久しぶりの山に登るときは前日登山口の確認に行くことがあります。

ハチクマ君たちも同じような気持ちになるのでしょうか?

    

そのハルラ山には雲がかかっていました。しかし、風は渡りに申し分ない風が吹いていました。

この調子で行くと明日は一つのヤマが訪れそうな予感がします。

今夜も早く休んで、明日も早朝から観察する予定です。

今日の結果はこちらをクリックして下さい。明日は大きな数字が入れられるようがんばります。




チェジュド便り~30

2014年09月19日 | 韓国情報
今日も観察に出かけましたが、、、、、

朝からハッキリしない天気でした。この観察点でのゴールデンタイムは9時から10時、、、、、などと勝手に決め込んでいるのですが、、、、

その時間には空が明るくなったのでいつもの観察広場に出かけました。

しかし、、、、、、

    

堂山峰の方向もご覧のような雲。

    

飛去方向のチャギド方面も更に厚い雲があり、、、、

風の条件は悪いとは思えないのですが、このような天気ではハチクマ君も海を渡る気にならないようですね。

     

     

ハチクマが4羽が海上に出てすぐにひき返して行きました。それは仕方ないのですが、、、、

あの島の上で帆翔していた2羽のタカもひき返して堂山峰の上で帆翔を始めました。

    

山の木がわずかに見える高さで帆翔している二つの点、、、

無理やりにズームして、パソコン上で大きくトリミングしてみると、、、、、、

    

    

    

このようになり、、、、

翼の反り具合などからチュウヒの仲間ではないかと相棒ともども識別したのですが、、、、、

何チュウヒなのかは断定できませんでした。もしこの断定が正しいとすれば、チェジュでのチュウヒの記録はあまり多くないはずで、それだけでチョッとお得気分を味わっています。

このような天気でもフィールドに出れば何かのドラマに出会えるようですね。

というようなことを言いながら、台風の動きが気になっている今日のタカ長です。


チェジュド便り~29

2014年09月19日 | 韓国情報
雨になりました

朝から厚い雲の下にあったコサンの町。午前には観察に出かけられる天気でしたが、午後になって雨になりました。

済州島に来て初めての雨、といってよいような雨です。町を歩くとしたら傘がほしい雨です。

    

港を歩く人も、、、、

    

町のメイン通りを歩く人も雨具をつけて歩いています。

    

オルレトレッキングの人(?)も雨具をつけて、、、

    

メイン通りを歩いてゆきます。

3週間も滞在すれば雨がふっても不思議はありませんが、、、、、

それより気になるのがこれ、、、、、、

    

台風の動きです。

いまの段階では何ともいえない状況ですが、、、、、

さてどうしましょうか?相棒と対策を考えています。


チェジュド便り~28

2014年09月19日 | 韓国情報
日韓対抗天気予報合戦?

昨夜も早く寝て4時に起床しました。

もちろん外は真っ暗で星も月も見えません。風は微風というところでしょうか。そこで気になる今日の天気です。

    

日本気象協会のホームページを見るとご覧のように晴れマークが続いています。これを見るとルンルン気分になりますが、、、、、

    

これを見ると浮かぬ顔になりそうです。これは韓国のコネストで見る予報です。

他にも、たとえば韓国観光公社の天気予報がのっています。それらを見るとそれぞれの予報が違います。

しかし、全体的に言うと今日も明日も晴れ予報はなくて、この二日間の天気は良くない予報が出ています。

日本の予報はルンルンの晴れマーク。どちらを信用すればよいのか分かりませんが、、、、

これでは日韓が天気の当たり具合を競っているような気になります。

日本人としては気象協会の予報通りになってほしいのですが、現在の高山(コサン)は厚い雲の下にあるようです。


チェジュド便り~27

2014年09月18日 | 韓国情報
今夜の夕食です

タカ長たちは朝食以外はとなりの晩徳食堂でしています。

今夜の夕食はおばさん手づくりの郷土料理でした。

    

付けだしはいつもと同じですが、、、、、、本日のメインはこれです。

    

    

見た目はいいとはいえませんね。しかし、味はあっさり味、朝食にもいけるいいものでした。

豚肉がベースでいろいろな野菜を煮込んでいます。タカ長は料理をしないので詳しい説明ができないのですが、、、、

おばさんの娘さんの大好物で、帰省されるといつも準備されるそうです。

食堂のメニューに加えたら、、、、、、といったら、作るのに手間がかかるので出来ないということでした。

そのように手間ひまかかる料理ですからさぞ高価、と思ったらひとり分8000ウォンでした。この食堂ではいちばん安い価格です。

そのような気遣いをいただき快適な滞在ができているわけです。