タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

たった独りの山旅~7

2021年02月01日 | 山歩きから
「たった独りの山旅」と言うタイトルですが、寄り道みたいな話題です。

たった独りの山旅ではなく、タカカノと二人で行った信州の高原歩きです。

    

昭和40年のゴールデンウイークに信州の高原歩きをしました。証拠物件の写真が残っていました。

古くから登山をされている人は記憶にあると思いますが、昭和40年のゴールデンウイークと言えば全国の山で大量遭難が起こった年です。

死亡62名 重症12名 軽症29名 行方不明1名

    

その時タカ長たちは菅平高原にいました。

前日から天気が悪かったので、少しでも雨が凌げると思い、運よく見つけて東屋みたいなものの下にテントを張りました。

その東屋が深夜に倒壊。

テントを張る場所が少し違っていたら、死亡者の数字が64名になったかも分かりませんし、運が良くても重症者が14名になっていたかもわかりません。

そのように考えると今でもゾッとします。タカ長には想い出の写真です。

    

信州だけではありませんが、そのころ具体的にどこにテントを張っていたのか記憶が無くなりました。キャンプ指定地に張ったことは少ないような気がしています。

これは高原歩きの最後、野辺山高原で撮ったものです。この野辺山高原のどこでテントを張ったのかはまったく記憶がありません。

信州の高原歩きをしたのはこの時だけではありませんが、記憶に強く残っているのは、大量遭難のあった昭和40年のゴールデンウイークの山旅です。