タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月18日

2008年05月18日 | タカの渡り観察
峠超え 疲れ覚える 下り道

 今は間違いなく峠を越えたあとの下り坂、そのことを意識したとたんドカッと疲れが出ました。80日間の連続勤務(?)そのあいだには2週間の海外出張(?)があったのですから仕方ありません。元気とは言えタカ長も人の子、生身の人間です。

 疲れたと言いながら気持ちは秋の渡りに、来年春の渡りに移っています。やはりタカの渡りに関与している人はまともではないようです。

5月18日   晴

 観察者  タカ長 トビ吉 カンヌシ キョージュ カメ吉 他 5名
 観察時間  7:30-17:00

   ハチクマ         60
   ツミ      東向き  2
   ハイタカSP  東向き  1

 観察シーズン最後の(?)日曜日、ギャラリーは多かったのですが、肝心の主役の登場はイマイチでした。8時台に12羽でて出足好調、この調子では今シーズン最後の3桁が出るのではないかと期待したのですが、その願いは10時頃には早くも崩れてしまいました。

 今は間違いなく終息期、これからは小さな数字をコツコツと積み重ねることになります。

今日の観察~5月17日

2008年05月17日 | タカの渡り観察
気がつけば 峠越したる 渡りかな

 昨日のブログを見て観察地に来て頂いた人もいましたが、今日も出ませんでした。冒頭の句の心境になりました。もうひと山ありそうだと言うのはタカ長のはかない望なのでしょうか?

 明日も観察に出かけますが、いい材料は見つからない状況です。と断言すると観察者が減るかも分かりませんが、何が起こるかわからないのが渡りの世界ですから、シーズン最後の日曜日は観察地にお出かけ下さい。
 素晴らしいドラマが待っているかも分かりませんよ。

5月17日    晴

 観察者  若大将 トビ吉 タカ長   他 3名
 観察時間  7:30-17:00

    ハチクマ     61
    ツミ        2

 ハチクマ2000羽の数字が厳しくなってきています。本当にもうひと山無いのでしょうか?

今日の観察~5月16日

2008年05月16日 | タカの渡り観察
明日こそ 明日こそはと 通いつめ

 と言いながら通いつめていつしか渡りの季節も終盤期にはいろうとしています。

 5月8日、タカ長が607羽を記録した日、観察地の西の町で見ていた人は北側をおびただしい数のハチクマが渡っていた、と言って607羽の数に不満顔です。

 その前日の7日、タカ長の観察記録は44羽でしたが、その日観察地の東の町で仕事をしていたわが社の実習生は、休憩時間に8日以上のハチクマの群れが会社の上空を渡るのを見たとか。このブログを見て44羽と言う数字にわが目を疑ってタカ長に電話して来ました。

 そのような情報が集まってくると、今年の大きな群れは5月7日から8日にかけてタカ長の観察地付近を渡って行ったことになります。

 それが正しいとすれば今はもう本当に終盤期、落穂ひろいの段階にはいっていることになります。もう一山あると言うタカ長の期待もむなしいものになります。

 実際はどうなのでしょうか?何も分からない渡りの世界、明日に期待を持って週末は観察地に通いましょう。

5月16日   晴

 観察者   タカ長 トビ吉 二位の方 御大 他 2名
 観察時間  8:00-17:30

    ハチクマ      89
    サシバ        3

 期待していたほどの数字ではありませんが、その半数以上は15時以降に出ました。明日に期待を寄せたい記録です。

 週末組の人にとっては明日、明後日が最後のチャンスになります。ハチクマの数は神様にお任せして、とにかく観察地にお出でください。

今日の観察~5月15日

2008年05月15日 | タカの渡り観察
友あり 遠方より来たりて タカ談義

 今日の観察地、遠来の客がありました。サシバは多いがハチクマは少ないところからの来客です。とすれば心優しいタカ長としては雲霞のごとく湧き上がるハチクマを見せてあげたいところですが、、、、、、ハチクマさんはタカ長の都合を考えて飛んでくれません。
 そのため幸か不幸かタカ談義をする時間だけは十分ありました。週末まで一緒に観察できるので、この間にタカ談義だけでなく腰が抜けるほどのタカ柱を見てお帰り頂きたいと願っています。

5月15日   晴

  観察者    トビ吉 タカ長 御大 他遠来のお客様
  観察時間    8:00-17:00

    ハチクマ      45
    サシバ        3

  今日のハイライトは5羽+5羽のハチクマがA山の稜線から次々と流れてきたこと、ただそれだけです。

  トータル45羽もいかにも少ない数です。これでは終盤期、そんなことは無いと期待を持って願っています。いまのタカ長と同じ、もう一花咲かせないと終われない感じです。



今日の観察~5月14日

2008年05月14日 | タカの渡り観察
特異日は特異日でも

 今日は特異日。先の読める(?)タカ長はいつもより早く出勤しました。するとどうでしょう、8時にもならないのに2羽のハチクマが高いところを流れてきました。それを見送る前に次は低いところを流れてきて目の前で帆翔を始めました。
 そのハチクマが流れ始める前に目の前の尾根の向こうから次々と流れてきて9羽、11羽、8羽のタカ柱があちこちに立ちます。やった~、当たりだ。さすが特異日だ。

 と喜んだのは9時過ぎまででした。そこでパッタリと止まってしまいました。むち打ち症になりかねないほどの急ブレーキです。これほどの急ブレーキの経験もあまりありません。

 特異日は特異日でも急ブレーキの特異日。これが慣例にならなければ良いのですが、、、、、、。

5月14日   晴一時曇

 観察者    タカ長 トビ吉 御大 カンヌシ 他
 観察時間   7:30-17:00

    ハチクマ      60
    サシバ        3
    ツミ   東向き   4

 冗談はさておき今日の急ブレーキの原因は、昨日の対馬海峡の天気が悪くて韓半島から渡ってくることが出来なかったからだと考えています。

 心優しい(?)タカ長は週末組の人のために今日は出し過ぎないようにしました。週末の天気も良さそうですから安心して観察にお出でください。

今日の観察~5月13日

2008年05月13日 | タカの渡り観察
ハチクマさんは日焼けが嫌い??

 今日はとても変わりやすい天気でした。

 朝はひどい雨で観察をあきらめていたら晴れてきたので観察地へ。するとまた雨、車の中に避難していたら天気も回復してきたので観察を開始。観察は出来るようになりましたが時々小さな雨が来たり青空が広がったり、その青空の先には積乱雲がモクモクと顔を出したりして、一言では表現できないような天気でした。

 そのような天気なのでハチクマの渡りはほとんどあきらめ気分になっていたのですが、10時半頃3羽、3羽と出始めました。天気が良くない時間帯です。
 それからボツボツと渡りが続きました。1羽2羽で出ることが多いのですが、それが呼び水になって5羽になり15羽になり、20羽以上になったのが3回ありました。

 そのいずれもが雲が厚いときなのです。まるで日差しを避けて飛んでいるような状態でした。ハチクマさんは日差しが嫌いなのですか?

 午後には雷鳴も聞こえ始めて雲もいっそう厚くなりました。そのような中もでハチクマは流れて来て帆翔していました。チョッと帆翔するだけで黒い雲の中に消えていきます。雷鳴とはまったく無関係です。
 「ハチクマさんにはへそがないから雷は怖くない」と言うのがトビ吉おじさんのご高説ですが、本当ですかね。

 冗談はさておき、そのときが来ればハチクマは天気をあまり気にする様子を見せないで渡っていくようです。私たち人間が勝手に「このような天気のときには渡らない」と決め込むことの無いようにしたいものです。

5月13日   曇時々雨、一時晴

 観察者   タカ長 トビ吉 他 2名
 観察時間  8:00-15:00

   ハチクマ     146
   サシバ        2
   ツミ   東向き   2


 さてあすは私たちの観察地周辺の特異日です。800羽とか900羽とか言った記録が5月14日に残されています。今年はこれまでにかなり出ていますから、明日大きな渡りが記録される可能性は低い、とタカ長は考えています。しかし、それなりの渡りが今週一杯続いて、来週に入ると収束にむかうだろう、と言うのがこれまであまり当たったことのないタカ長の予想ですから、明日も4日続きの三桁にはなると思います。

 明日の渡りはどうでしょうか?結果に期待してください。

今日の観察~5月9日

2008年05月09日 | タカの渡り観察


 今朝は曇。昨日の16時台にほとんど出なかったので早朝の飛び出しはあまり期待していませんでした。結果も予想通りでした。
 しかし、昨日の名残でしょうか、9時台に10羽程度の群れが2回出て喜ばせてくれました。あわよくば昨日の再現、そのようなことは起こりませんでした。タカ長ひとりがいい思いをしたらバチが当たりますから、次の山は来週に残しておきます。



 今月にはいって観察地のつつじも咲き快適な環境になっています。このうえハチクマの群れが見られたら言うことナシですね。次はどなたが笑うのでしょうか?

 5月9日   曇

   観察者    タカ長
   観察時間   8:00-15:30

     ハチクマ     73

  今日のハチクマはほとんど西側の尾根を越えてきました。この観察地の「宝の山」通称Aピークを越えてくるものは極端に少なかったです。

  この観察地ではAピークから現れるハチクマが見えないと数が増えないようです。

今日の観察~5月8日

2008年05月08日 | タカの渡り観察
終わりよければすべてヨシ

 朝なみだ 午後は笑いの 観察地  でした。
 昼までにやっと28羽、ところが昼食を採り始めたらボツボツ飛び出してなかなか弁当が食べられません。よくよく噛みながら双眼鏡だけはのぞき続けたので、昼食が終わるまでに1時間半かかりました。

5月8日   晴

  観察者   タカ長  14時半頃から助っ人ひとり
  観察時間  8:00-17:00

     ハチクマ        607
     サシバ          2
     ツミ     東向き   2
     ハイタカSP  東向き  2
     ミサゴ          1

  完全な午後型です。
     12まで       28
     12時台       79
     13時台      197
     14時台      193
     15時台      106
     16時台        4

  この出かたでは明日どうなるのでしょうか?
  あまり出すぎると明日以降が心配なのでそろそろ蛇口を閉めようとしたのですが、私たちの思いをよそに渡りは16時まで続きました。

  観察者が一人だったので見落としも多かったはずです。タカは土日にあわせて渡ってくれません。分かりきったことですが、短時間に多く出ると対応できないので、贅沢かも分かりませんがぼやきたくなります。



今日の観察~5月7日

2008年05月07日 | タカの渡り観察
もう少しは期待したのですが、、、、、、

 いまさら言うまでもないことですがタカの渡りは分かりません。そのためにタカ長の予想は外れてばかりです。

 本当は今日が三桁初日だと予想していたのです。しかし、結果は昨日が三桁で今日はその半分にもなりませんでした。いままでの例ではこの時期に三桁の日が続いたことは無いようなので多くは期待していませんでしたが、それでももう少しは出ることを期待していたのです。

5月7日    晴

  観察者    タカ長
  観察時間   8:00-16:00

    ハチクマ       44
    サシバ         3
    ハイタカSP 東向き 4


  9時半までに10羽出たので期待したのですが、その後は11時台に13羽出ただけであとはパラパラ。一度に出た最高がたったの2羽ですから、これでは数は増えませんね。

  くどいようですが明日に期待します。本当に。

今日の観察~5月6日

2008年05月06日 | タカの渡り観察
いよいよ始まったようです

 連休最終日は快晴。朝はまったく出なくて10羽が難しいのではないかと覚悟を決めかけていたら、、、、、
 10時を過ぎてボツボツ出始めました。相変わらずの快晴で非常に見難い観察でしたがコツコツと羽数を延ばしていきました。一度に数えた最高が7羽ですから、本格的なシーズンとはいえないでしょうが、しかし、間違いなくハチクマの渡りが始まった、と言えるでしょう。

5月6日    快晴のち晴

  観察者     タカ長 トビ吉 カメ吉 カンヌシ キョージュ 他3名
  観察時間    8:00-17:00

    ハチクマ      116
    サシバ         6
    ツミ    東向き   1

  5月3日に65羽を記録した第一波(?)の在庫はほとんど無くなったので、次に出てくるのは早くて今日の午後から、と想像していたのですが、実際は私たちの思いとはまったく関係の無い動きを見せました。何年見てもタカの心理は読めない、つまり渡りは分からないと言うことです。

  今日の動きから見ると、そして韓半島の天気の状況を考えると、明日以降おおいに期待したいのですが、結果がまったく予測できないのがタカの渡りです。

  実際はどうなるでしょうか?期待を持って観察に行きましょう。これから10日間がヤマになることは間違いないのですから、、、、、