★アメリカの大谷翔平
翔平は、エンゼルスのアリゾナキャンプ地に戻り、練習試合に登板した。
その動画で衝撃のシーンを見てしまった。
主審とキャッチャーがホームベースに既にいて、翔平はマウンドに向かって歩いていた。
そして主審は、もう少しでマウンドに到達する翔平の後ろに向かってボールを放り投げたのだ。
そのボールはワンバウンドしてから翔平の左側にコロコロと転がった。
翔平はそれに気づくとボールを拾い、何事もなかったかのように投球練習を始めた。
いやあ、あんな無礼なことをアメリカの審判はするんだ。
翔平がマウンドに立ってからボールを投げるのが普通というか、当たり前であって、「そら、拾え」とばかりに歩いている背中に向かってボールを放り投げるとは、今まで見たことも聞いたこともない。
その審判は白人だった。
私は昔、カナダのトロントとアメリカのシカゴに住んでいたことがあって、アメリカでの人種差別は数多く体験した。
それもひどい内容ばかりだったと記憶している。
(じゅうめい)