ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

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新藤兼人『新藤兼人・原爆を撮る』(新日本出版社、2005年)

2019年11月04日 10時24分04秒 | 映画
『新藤兼人・原爆を撮る』を読んだ。奈良の「であいのある世界展」に行ったり、来たりしている間に、そして、夜に一気に読んでしまった。文体が簡潔で、読みやすい。これは、映画の監督であり、脚本を書く人だからだろう。自分自身の文体の見直しも考えたい。
その一方、ひかれたのは「ヒロシマ」である。戦後の映画が見つめてきた「原爆」これについて、書いてみたいと思った。

目次は次の通り
1.原爆の子
2.第五福竜丸
3.8・6
4.さくら隊散る
5.原爆小頭児
6.ヒロシマ-未発表のシナリオのこと
シナリオ ヒロシマ
「あとがき」にかえて-短編小説「蟻」

それぞれについて、資料・脚本などがついている。特に、長田新の「原爆の子」の本からストーリー映画をつくることについては新藤のヒロシマへの思いや実の姉が看護婦で、直後に、看護要員として広島に入り、その惨禍を聞いていることも動因としてあるだろう。原爆小頭症については、テレビドキュメンタリー(1978年8月6日)テレビ朝日での放送のもの。原爆小頭症のことなどについてはコピーを取っておこう。