ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

NHK「無縁社会プロジェクト」取材班編『無縁社会』文藝春秋

2011年01月07日 20時41分46秒 | 
知的障害教育方法論の講義(上田君と戸次君の場合の検討、レポート提出)、演習(これまでのレポートの編集)、その間、事務棟に呼び出されたり、イラストレーターのインストールやら、幼稚園にいったりで、食事を取る暇もなかった。
与謝の海養護学校の「ぼくらの学校」の未使用フィルムが研究室に…来週にはデジタル化のために業者に出す予定。そのほか、桃山の資料のPDF化をお願いしたり、学生さん達となっきょんの話をしたする…。

NHK「無縁社会プロジェクト」取材班編『無縁社会』(文藝春秋)には考えさせられることが多かった。「雇用の拡大」という名の企業のグローバリゼーション化の促進政策によ0る「雇用破壊」、「生命の再生産の場」としての地域の衰退、人間関係の劣化と自己責任の強化、すべての世代で危機感を感じざるを得ない社会となっていることを思う。その中で、絆を取り戻す契機としての「子ども達の存在」の重要性を感じる。
子どもの権利条約、障害者権利条約ができた今、次の段階で高齢者権利条約が提案された時に、私たちの社会の姿はどうなっているのか…それを思うと薄ら寒い思いがする。

「無縁社会」の目次は次の通り。

はじめに
序章 「ひとちぼっち」が増え続ける日本
第1章 追跡「行旅死亡人」-わずか数行にまとめられた人生
 コラム 静かに広がる「直葬」
第2章 薄れる家族の絆-「引き取り拒否」の遺体の行方
第3章 単身化の時代-「生涯未婚」の急増
 コラム 呼び寄せ高齢者
第4章 社縁が切れた後に-疑似家族に頼る人々①
第5章 「おひとりさま」の女性達-疑似家族に頼る人々②
 コラム 共同墓
第6章 若い世代に広がる「無縁死」の恐怖-ツイッターでつぶやく将来の不安
 コラム 働き盛りの「ひきこもり」
第7章 絆を取り戻すために-二度の人生を生きた男
あとがきにかえて

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