竹中均『「自閉症」の時代』を読んでいる。自閉症の歴史社会学のような感じで、読み物。この本については、読み終わってから、紹介することとして、その中に出てくるアメリカの小説家メルビルの話、その『捕鯨』について記しておきたい。
というのは、以前書いた、首藤瓜於のわけのわからない小説『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』の中にでてくるのも、捕鯨の話であり、その生き残りの語りであった。この首藤の小説の基礎をなしているのがメルビル『捕鯨』ではないか。とすると、その不思議な世界は、「自閉」文化の一種なのかもしれない。
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