マルバフジバカマ(丸葉藤袴) (キク科) 撮影地 能代市風の松原

2013年02月12日 07時47分13秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

マルバフジバカマ緒言:マルバフジバカマは北米原産の帰化植物。地下に太くて長い根茎があり、群落を形成する多年草。林縁などに生え、地下に太くて長い根茎があり、横走し群落を形成する。草丈は高さ1m程度にまでなり、茎の上方で分枝して、花は秋に咲き、白色で花冠が5つに分かれた枝の先端に白色の頭花を多数の筒状花だけからなる。頭花は散房状につくき、各頭花の筒状花は白色で10~25個と多い。同科同属のフジバカマ、ヒヨドリバナなどの筒状花は5個である。
筒状花の先端(花冠)は5裂し、2本に割れた白い糸状の雌しべ(花柱)を花冠の外に長く伸ばしている。舌状花はない。総苞片は倒披針形、ほぼ同じ長さで10枚前後が1列に並ぶ。葉には長い葉柄がある(無毛)。広卵形~卵状披針形で、葉身は分裂しない。葉の先は鋭く尖り、両面にまばらに短毛があり、縁には粗い鋸歯がある。
総苞は10枚前後で1列に並び、種子が稔ってくると間があいて黒い種子が見えるようになる。フジバカマの葉が3裂しているが、本種は卵型なので丸葉。参考:ヒヨドリバナ、フジバカマ、ヨツバヒヨドリ、マルバフジバカマの区別
 ヒヨドリバナ:葉が裂けておらず対生し細長い。筒状花が5個。
 フジバカマ:葉が2~3つに深く裂けている。筒状花が5個。
 ヨツバヒヨドリ:葉が3~5枚輪生する。筒状花が5個。
 マルバフジバカマ:葉が裂けておらず対生し、幅広の卵型、長い柄がある。筒状花が10~25個。

 

01.11年09月25日 マルバフジバカマ この時期になると風の松原内中この花に覆い尽くされ程です。それだけ多い種です。

 

02.11年09月25日 マルバフジバカマ 引き抜いてみた全草。葉は茎半分から上につき葉は対生です。茎は真っ直ぐに伸びます。

 

03.11年09月25日 マルバフジバカマ 根は引き抜けば簡単に引き抜けます。根張りありません。地下に太くて長い根茎があり、横走し群落を形成しています。

 

05.11年09月25日 マルバフジバカマ 茎は真円でなく6角形に見え、芯は白いズイが詰まっています。

 

06.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉は対生で、花は頭花は散房状につく。

 

06.11年09月25日 マルバフジバカマ 托葉。

 

07.11年09月25日 マルバフジバカマ 葉は左側から下から上に行くほど小さくなる。

 

08.11年09月25日 マルバフジバカマ 葉は左側から下から上に行くほど小さくなる。

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09.12年09月15日 マルバフジバカマ 葉は対生し長い柄があり、広卵形~卵状披針形で、葉身は分裂しない。葉質は非常に薄い感じがします。

 

11.11年09月25日 マルバフジバカマ 縁には粗い鋸歯がある。

 

11.11年09月25日 マルバフジバカマ 縁には粗い鋸歯がある。

 

09.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉は対生し長い柄があり、広卵形~卵状披針形で、葉身は分裂しない。葉質は非常に薄い感じがします。

 

09.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉は対生し長い柄があり、広卵形~卵状披針形で、葉身は分裂しない。葉質は非常に薄い感じがします。

 

10.11年09月25日 マルバフジバカマ 葉表側に脈状に毛があるし、葉の表面にもまばらに毛がある。

 

14.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉裏の脈状にに毛があるし、葉自体にもまばらに毛が散生する。

 

12.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉の先は鋭く尖る。

 

13.11年09月25日 マルバフジバカマ 葉の基部は鈍形~円形。

 

 

 14.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉裏の脈状に毛があるし、葉自体にもまばらに毛が散生する。

 

15.11年09月15日 マルバフジバカマ 葉柄に毛があります。

 

16.11年09月25日 マルバフジバカマ 各頭花の筒状花は白色で10~25個と多い。

 

17.11年09月15日 マルバフジバカマ 茎の上方で分枝して枝の先端に白色の頭花を多数つける。頭花は散房状につく。

 

18.11年09月15日 マルバフジバカマ 筒状花の先端(花冠)は5裂し、2本に割れた白い糸状の雌しべ(花柱)を花冠の外に長く伸ばしている。

 

19.11年09月15日 マルバフジバカマ 総苞片は倒披針形、ほぼ同じ長さで10枚前後が1列に並び、毛があります。

 

20.11年09月15日 マルバフジバカマ 2本に割れた白い糸状の雌しべ(花柱)を花冠の外に長く伸ばしている。

 

21.11年09月15日 マルバフジバカマ 花柄に毛がある。

 

22.09年11月05日 マルバフジバカマ 冠毛。

 

23.11年10月15日 マルバフジバカマ 種子は濃い茶褐色で縦に稜があります。毛は沢山あります。

 

 

 

 

 

 

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