白砂青松エリアの選定(技術部会)へ参加して。
今日は遅くなって申し訳ありませんが、昨年の11月30日に行われた、地元の北羽新聞の記事について投稿いたします。
能代市風の松原連絡協議会の第1回技術部会についてですが、新聞記事の通り「白砂青松を感じられるエリア」の選定のために、市側からの依頼で現地視察に同行することになりました。
2月9日ブログに標本作りを載せましたが(2/8新聞記事)そのメンバーの中の3人(ルーペの会会長は所用につき参加できず)で参加しました。
当日は技術部会のメンバーからは特に質問はありませんでしたが、「風の松原に守られる人々の会」で実施した林床改良作業(ロケット実験場入り口)について説明させていただき、貴重な植物のあるエリアを案内させていただきました。
新聞記事にある写真はアカマツの植林地で下草がある程度です。白砂青松を感じられる場所でもあります。ここから見える白神岳は絶景のビューポイントです。
このようにクロマツを守るためにようやくここまでこぎつけたようです。これは高田先生達の努力の賜と、風の松原を守る人間としては感謝申し上げる次第です。
私たちは植物を観察していますが、我々を暴風雪又水害、津波から守ってくれているクロマツをあくまでも健全な方向で守っていくのが使命だと思っています。
現在の風の松原はニセアカシア、ツタウルシ、ヤマウルシ、キズタ、ツルマサキなどが松にからんで、松にとっては痛手となっています。
それと他の草本類(草等)の藪化が進み先人が調査した時の375種をはるかに越え600種以上がが生育しているだろうと思っております。それだけクロマツ林が浸食を受けているわけです。
ただ貴重な植物はどこかクロマツの成長に邪魔にならないような所に移植をして保存を御願いしたいと思っています。それに対しての協力は惜しみなく致します。
黒松が枯れたり、弱って絶滅しないように、まずは白砂青松を行ってこのクロマツを守って後生の人たちに残して行けたらいいなぁ・・・と思っております。
12年11月30日 風の松原連絡協(技術部会) 風の松原内の白砂青松のエリア選定
北羽新聞記事