このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。
ヤブガラシ緒言:多年草。
つるの長さは2 - 3m。葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせる。
葉は5枚の小葉からなる鳥足状複葉が互生する。それぞれの小葉は縁に鋸歯のある先のとがった卵形。
花は葉と対生する散房状の集散花序につき6-8月ごろ徐々に開花する。花は直径約5mmで薄緑色の花弁4枚と雄蕊が4本雌蕊が1本ある。4枚の花弁は淡緑色で、平たく開き、やがて反転する。咲きはじめは花盤((かばん)(花柄の先端である花床の一部が肥大し、突き出たもの。雌しべの子房は花盤の中に埋まっている。))の周囲に雄しべが4個あり、中心に短い雌しべがある。
萼は退化して小さい。花弁と雄蕊は開花後半日ほどで散ってしまい、白色の雌蕊が中央に立った直径約3mmの橙色の花盤(盤状の花托)が残る。この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく集まる。
多くは3倍体で実をつけないが、一部の2倍体株は花後に球状の液果をつけ、最初薄緑色のものが熟すとつやのある黒色になる。
和名は藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示している。別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る。あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。
01.08年10月19日 ヤブガラシ 風の松原内の道路端に沢山ある。藪の他の植物に覆い被さるようにして生育している。これは杉の木に絡んでいました。
02.10年09月25日 ヤブガラシ 根は太く他のヤブガラシとつながっている生育している。
03.10年09月25日 ヤブガラシ ヤブガラシの根を見るといかに繁殖力が強いか解る。名前のとおり、藪を枯らしてしまうほど繁茂して覆ってしまうことから名づけられた。
04.10年09月24日 ヤブガラシ ツルは無毛。何か稜がある。。陵は赤色を帯び、毛が散生する。
05.10年09月24日 ヤブガラシ 葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせる。巻きひげはまるでバネのよう。
06.08年10月19日 ヤブガラシ 葉柄は無毛で緑色に多少赤みが混じる。
07.10年09月24日 ヤブガラシ ツルから葉柄が出ている基部。
08.09年08月06日 ヤブガラシ きれいに出来た水孔。
09.10年09月24日 ヤブガラシ 葉は5枚の小葉からなる鳥足状複葉が互生する。それぞれの小葉は縁に鋸歯のある先のとがった卵形。葉の表裏。
10.10年09月24日 ヤブガラシ 葉の表側無毛です。
11.10年09月24日 ヤブガラシ 葉の縁は波状の鋸歯となり、鋸歯の先端は突出して終わる。
12.10年09月24日 ヤブガラシ 葉の先は鋭頭。
13.10年09月24日 ヤブガラシ 葉の基部はくさび形。葉柄も無毛。
14.10年09月24日 ヤブガラシ 葉脈は裏面に突出し、通常赤色を帯びる。葉の裏は無毛です。
15.09年07月28日 ヤブガラシ 花は葉と対生する散房状の集散花序につきます。
16.09年07月28日 ヤブガラシ おしべ4本。
17.09年07月30日 ヤブガラシ 花弁と雄しべが落ちてしまい、雌しべが長く伸びる。花盤(かばん)と言われるオレンジ色の瑞々しい部分。(花盤とは花床(かしょう)の一部が肥大化したものらしい)。
18.09年07月30日 ヤブガラシ 萼は退化して小さい。萼と花柄に毛が散生しています。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。
参考文献:ウィキペデア
いつも覗いていただきましてありがとう御座います。
でもミニテニス頑張っているのを拝見して嬉しく思います。
無理しない程度にお互い動けるように頑張りましょう。
これからも覗いてください。宜しくお願い致します。