[第4楽章:おっちゃん、ごめん]
先日の渡り廊下走り隊の大阪イベントで、個人的に怖面白い事があった。
お昼から、夕方の6時頃まで…千里セルシーの会場には、「バレンタイン・キッス」,「ソミソミラシラ」,「夕陽のいじわる」…この3曲のインストゥルメンタル版が、ず~っと、エンドレスで流れている状態、状況。
3時ぐらい…?
"缶コーヒーでも飲もっかな~" 場所取りのためのカバンを気にしながら自販機に向かった僕の前に、スッ!っと入った50歳ぐらいのスーツのおっちゃん(俳優の香川照之とサッカー日本代表の長友のお父さんって感じの風貌)。
"くそっ!"
…ちょうど、その時、「夕陽のいじわる」のイントロが流れる!ってトコロで、おっちゃんは、缶コーヒーの種類を選びながら、あのマンドリンが爪弾く何とも切なくノスタルジックなイントロがかかった時に、「何か」を感じたのか?…
"紅茶のおいしい~きっさて~ん"…自然な鼻歌が出てた。
で、それだけだったら、まぁ、普通なんだけど、このおっちゃん、「微糖」のボタンを押しながら、ちょっと乗っちゃって、(明らかに)サイドステップをし始めたんだ(かるくね)。
僕は、いろんな意味で怖かったので、とりあえず、このおっちゃんと60cm…距離をとったよ。
そして、曲が歌部分に入った瞬間!おっちゃんは、"信じられない…"という表情で、僕を、ゆ~っくりと睨みつけたんだ。
でも、それは、自販機→おっちゃん→僕→(25mの距離があって)→ステージ(スピーカー?)・・・ってこと。
つまり、見事な一直線の位置関係になった!ってこと。
でも、そんなのは、後から思い返してわかったことで…その時は、
"殺られる!"…
すると、おっちゃんは、僕に、"なぁ?"とだけ言い残し(でも、首を何回も何回も横に振りながら)、何より、"これ以上ない!"ってぐらいの怪訝そうな表情で、向こうの方に歩いてった。
そして、"げせねぇ…"おっちゃんの魂だけが自販機前に生き霊のように残ってた。
僕、"ねぇ…"って返すのが精一杯だったよ…震える声でね。
おっちゃんは、営業の外回りの疲れを、この昼下がり,この場所で気持ち良く取りたかったんだと思う。
いや、きっとそうだ。
予期せぬドキドキが完全におさまった後、僕は、ちょっと考えてみたんだ…
"なぁ?"と"ねぇ…"の意味を…。
結局、そういう事なんだよ。
つまり、その曲を知っている人なら、あのイントロを聴いた瞬間、誰でも、「ハロー・グッバイ」なんだ。
みんな、同じ事を考えてる。
…なんか、おっちゃんに悪い事したよ。
「夕陽のいじわる」…正直、真相はわからない。
でも、何より、あのおっちゃんのノリノリで,ご機嫌で,貴重なコーヒータイムの時間…これを台無しにした責任(罪?)は、相当に重いとか思ったよ。
そして、おっちゃん…あの時、おびえてゴメンね。
ただ、あの時、あの軽快なステップだけじゃなく、柏原芳恵が(当時)得意としていたスキーのボーゲンのような…あの伝説のステップをやられていたら、僕は、たぶん(怖くて)気絶してたよ。
これは、秋P…でいいか!?
とりあえず、おっちゃんに謝って!
先日の渡り廊下走り隊の大阪イベントで、個人的に怖面白い事があった。
お昼から、夕方の6時頃まで…千里セルシーの会場には、「バレンタイン・キッス」,「ソミソミラシラ」,「夕陽のいじわる」…この3曲のインストゥルメンタル版が、ず~っと、エンドレスで流れている状態、状況。
3時ぐらい…?
"缶コーヒーでも飲もっかな~" 場所取りのためのカバンを気にしながら自販機に向かった僕の前に、スッ!っと入った50歳ぐらいのスーツのおっちゃん(俳優の香川照之とサッカー日本代表の長友のお父さんって感じの風貌)。
"くそっ!"
…ちょうど、その時、「夕陽のいじわる」のイントロが流れる!ってトコロで、おっちゃんは、缶コーヒーの種類を選びながら、あのマンドリンが爪弾く何とも切なくノスタルジックなイントロがかかった時に、「何か」を感じたのか?…
"紅茶のおいしい~きっさて~ん"…自然な鼻歌が出てた。
で、それだけだったら、まぁ、普通なんだけど、このおっちゃん、「微糖」のボタンを押しながら、ちょっと乗っちゃって、(明らかに)サイドステップをし始めたんだ(かるくね)。
僕は、いろんな意味で怖かったので、とりあえず、このおっちゃんと60cm…距離をとったよ。
そして、曲が歌部分に入った瞬間!おっちゃんは、"信じられない…"という表情で、僕を、ゆ~っくりと睨みつけたんだ。
でも、それは、自販機→おっちゃん→僕→(25mの距離があって)→ステージ(スピーカー?)・・・ってこと。
つまり、見事な一直線の位置関係になった!ってこと。
でも、そんなのは、後から思い返してわかったことで…その時は、
"殺られる!"…
すると、おっちゃんは、僕に、"なぁ?"とだけ言い残し(でも、首を何回も何回も横に振りながら)、何より、"これ以上ない!"ってぐらいの怪訝そうな表情で、向こうの方に歩いてった。
そして、"げせねぇ…"おっちゃんの魂だけが自販機前に生き霊のように残ってた。
僕、"ねぇ…"って返すのが精一杯だったよ…震える声でね。
おっちゃんは、営業の外回りの疲れを、この昼下がり,この場所で気持ち良く取りたかったんだと思う。
いや、きっとそうだ。
予期せぬドキドキが完全におさまった後、僕は、ちょっと考えてみたんだ…
"なぁ?"と"ねぇ…"の意味を…。
結局、そういう事なんだよ。
つまり、その曲を知っている人なら、あのイントロを聴いた瞬間、誰でも、「ハロー・グッバイ」なんだ。
みんな、同じ事を考えてる。
…なんか、おっちゃんに悪い事したよ。
「夕陽のいじわる」…正直、真相はわからない。
でも、何より、あのおっちゃんのノリノリで,ご機嫌で,貴重なコーヒータイムの時間…これを台無しにした責任(罪?)は、相当に重いとか思ったよ。
そして、おっちゃん…あの時、おびえてゴメンね。
ただ、あの時、あの軽快なステップだけじゃなく、柏原芳恵が(当時)得意としていたスキーのボーゲンのような…あの伝説のステップをやられていたら、僕は、たぶん(怖くて)気絶してたよ。
これは、秋P…でいいか!?
とりあえず、おっちゃんに謝って!