『GIVE ME FIVE』のカップリング曲『スイート&ビター』は、聴くほどに好きになる、味わいのある曲だ。
フランス風のお洒落なアレンジの、バレンタインデー・ナンバー。彼に告白するかわりに、プレゼントのチョコの中の1個で気持ちを伝えるという歌詞である。
歌っている「セレクション6」のメンバーは、前田、大島、篠田、高橋、板野、そして指原だ。指原は抜擢され過ぎとの見方もあるが、この曲には必要不可欠な存在だった。
「箱の中並んでいるスイーツの宝石たち」とは、セレクション6のメンバーのこととも解釈できる。「ねえどれにする?」と6人から迫られる図は贅沢だ。しかし、歌詞の中で、1個だけカカオが多く入った苦いチョコが混ざっていて、それが彼女のメッセージだと言っている。この6人のうち、1個だけ混ざっている苦いチョコと言えば、指原しかいないだろう。
PVを見るとその意図がより鮮明に分かる。自然にアイドルを演じている他の5人に対して、テンパって不自然な様子が1人目立っている。わざとそのように演技しているのだとしたら、演出意図を無意識に理解して体現できる天才だ。
「シュガーとミルク コーヒーに入れる」子どもみたいな嗜好の彼は、三田寛子『死ぬまで笑ってて』でも愛想をつかされていた。大人の男はブラックというのが相場のようだ。刺激的な私を試してみて、という彼女のメッセージ。果たして、彼はその1個を選ぶことができたのだろうか。
「もう初めから決めていたんでしょ?」というフレーズは、どっちにも取れる。「推しは、前田(または大島、篠田、高橋、板野)にどうせ決まっているんでしょう?」と拗ねているのか、「その1個が私(指原)だと、あなたならすぐ気づいたでしょう?」と以心伝心を確信しているのか。
ところで、指原のソロCDの発売日が5月2日に決まったようだ。
曲をはじめて披露してから3ヶ月以上も店晒しとは、聞いたことがない。歌が主題歌となっているドラマも、その頃にはとうに終っているだろう。
それでも1位は取れる、と言うか確実に1位を取るためにそこまで引っ張るのだろうが、そこまで行くと「曲を聴くためにCDを買う」という大義名分はどこにもない。握手をするため、特典映像を見るため、あるいは指原を1位にするためにCDを買うのだろう。
フランス風のお洒落なアレンジの、バレンタインデー・ナンバー。彼に告白するかわりに、プレゼントのチョコの中の1個で気持ちを伝えるという歌詞である。
歌っている「セレクション6」のメンバーは、前田、大島、篠田、高橋、板野、そして指原だ。指原は抜擢され過ぎとの見方もあるが、この曲には必要不可欠な存在だった。
「箱の中並んでいるスイーツの宝石たち」とは、セレクション6のメンバーのこととも解釈できる。「ねえどれにする?」と6人から迫られる図は贅沢だ。しかし、歌詞の中で、1個だけカカオが多く入った苦いチョコが混ざっていて、それが彼女のメッセージだと言っている。この6人のうち、1個だけ混ざっている苦いチョコと言えば、指原しかいないだろう。
PVを見るとその意図がより鮮明に分かる。自然にアイドルを演じている他の5人に対して、テンパって不自然な様子が1人目立っている。わざとそのように演技しているのだとしたら、演出意図を無意識に理解して体現できる天才だ。
「シュガーとミルク コーヒーに入れる」子どもみたいな嗜好の彼は、三田寛子『死ぬまで笑ってて』でも愛想をつかされていた。大人の男はブラックというのが相場のようだ。刺激的な私を試してみて、という彼女のメッセージ。果たして、彼はその1個を選ぶことができたのだろうか。
「もう初めから決めていたんでしょ?」というフレーズは、どっちにも取れる。「推しは、前田(または大島、篠田、高橋、板野)にどうせ決まっているんでしょう?」と拗ねているのか、「その1個が私(指原)だと、あなたならすぐ気づいたでしょう?」と以心伝心を確信しているのか。
ところで、指原のソロCDの発売日が5月2日に決まったようだ。
曲をはじめて披露してから3ヶ月以上も店晒しとは、聞いたことがない。歌が主題歌となっているドラマも、その頃にはとうに終っているだろう。
それでも1位は取れる、と言うか確実に1位を取るためにそこまで引っ張るのだろうが、そこまで行くと「曲を聴くためにCDを買う」という大義名分はどこにもない。握手をするため、特典映像を見るため、あるいは指原を1位にするためにCDを買うのだろう。