AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『浅草あちゃらか』観戦記 (4/28.13:00,17:30、4/29.11:00,15:00)(ピーナッツ)

2013-05-01 18:00:00 | AKB48
【AKB関連の出演者】
佐藤由加理(姉・福富涼子/主演)
野呂佳代(キャバレー「ニューヨーク」の看板ダンサー・下条美咲)
平嶋夏海(妹・福富雛子)
【あらすじ】
東京・浅草…。
下町情緒溢れる この町の片隅に、一軒の古びた家屋に暮らす4人のきょうだいがあった。このきょうだい、両親を早くに亡くしたため、貧乏ではあったが、その生活に さほど 悲壮感はなく、ごくありふれた、平凡な毎日を過ごしていた。
そんなある日、「叔父さん」と名乗る男が、この家に現れる。しかも、「NY帰りで 家が見つからないので、一緒に住まわせてくれ」という。
今まで 一度も会ったことのない叔父さんの登場に戸惑う きょうだい。だが、叔父さんの勢いに押され、なぜか一緒に暮らすことに。そこへ 叔父さんに思いを寄せる、キャバレーの踊り子まで現れて…。
(暗転区切りの10幕構成)
【感想実況~内容編~】
冒頭の20分・・・
セリフ量…多いな。速い掛け合い…結構あるな。にしても、これは(この舞台は)、面白くなさそー! 脚本がイマイチ…なのかな?
第2幕…「叔父さん」の大活躍 始まる・・・
キタキタキターッ! 迫真のキレッキレ演技で、流れ 変わった~。舞台上も客席も ピキー!ってな緊張感で ピリついて、心…連れてったなぁ~。この先、なんか 面白くなりそうな予感~。
物語の中盤以降も、この叔父さんの存在感は続く・・・
『男はつらいよ』+『ひとつ屋根の下』みたいな感じやな~。叔父さんの"寅さん"的なふるまい + "兄(あん)ちゃん"的な下町親分気質が、確実に物語を引っ張ってんなー。
人情コメディー…いや、涙と笑いの合わせ技。特に、後半の展開は、あの吉本新喜劇みたく…もう 見え見えなんだけど、それでも、結構楽しめたな~。
やっぱ、劇中…舞台の場面を「家の中(茶の間)」「家の前」「キャバレー・ニューヨーク」…基本的に この3つに絞ったのが良かったのだと思う。また、その使いドコロとタイミングが 上手かった。お客さんの"飽き"を散らせた…視覚的にもね。
【滑舌以外も大事】
まずは、なっちゃんの滑舌…非常に良くなってた。声が、少し "出る"ようになってたのが、1番の理由だと思う。
しかし、なっちゃん! 滑舌、たとえ…「きゃりーぱみゅぱみゅ」って、30回連続でキレイに言えたからって、そこが ゴールじゃない。なっちゃんは、女優だ。
「ケチ男!」の「チ」、「マカロン」の「ロ」、「自信」の「し」、「ヒーリング エンジェル」の「ヒ」…。
その並び, 組み合わせのせいで、普通にやってしまうと、お客さんに届きにくい(伝わりづらい)音があるってことだ。
正直、28日は、その4つ…全然ダメだった。
"え?え? あ~あ~ね"…生の舞台には、巻き戻し機能とか、付いていないので、お客さんの脳が 即反応できない(してない)「後追い理解」は、極力…避けなければならない。心揺さぶる感情…その狙いが ズレてくることがある。
でも、その部分…翌29日の舞台では、ほぼ 直ってた。具体的に言うと、なっちゃん…そこ、テンポを落として表現してた。
自分で気づいたのか? 周りのアドバイスがあったのか? とにかく、明らかに変わっていた。
でも、それでいい。そうやって、1つ1つ 良くしていけばいいと思う。
【野呂佳代の危機管理能力】
たぶん…たぶんだけど、野呂佳代は、僕が観た 4公演中、セリフが 2度…"とんで" いる。ただ、そのあとの処理の仕方が良かった。
この人は、そのごまかし方が上手い(褒めている)。そのうちの1回は、倒置法パターン。もう1回は、笑い声を足しながら~の時間稼ぎパターン。
ポイントは、それを、「下条美咲」として、やっていた(処理していた)ということ。だから、流れは壊していない。
"今のなっちゃんに、それが出来るか? いや、出来ないな。一瞬だけど、「平嶋夏海」が顔を出す…な "
あの時、そんなことがよぎりながら、この野呂佳代の堂々を観ていました。
でも、たぶん、あれは、彼女の主演経験(舞台)によるものだと思う。だから、なっちゃんも・・・。
で、そんな彼女のとっておきシーン。千秋楽での出来事だ。
あれは、ソファーに座っている「美咲」のタバコに、ボーイの太郎ちゃんがライターで火をつけるという場面。
調節し忘れたのだろう? 8~10cmぐらいの火柱が出た。と、美咲は、くわえていたタバコを そっと右手…口元から外し、わりと普通の口調で こう言った…
"危なくない?"
会場 ウケたなぁ~。太郎ちゃんの "役?素?どっち?"のあわてふためき具合と、美咲の"(はい、もう1回!早よ…つけなさい)"の仕草…そのコントラストが効いてた。
あそこは、ハプニング…なんだけど、そのあとが 自然だから良かったんだ。ナイスプレー!
コメント (1)
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