【声のキャパシティー】
"ヴァバァャガーヴバーダァーガァー"
物語のクライマックス。涼子(佐藤由加理)と叔父さんが感情をぶつけ合う掛け合い(言い合い)のシーン。それは、涼子の言葉だった。
2列目真ん中で観た1回目…"?????"
3列目下手側で観た2回目…"え?え?何言ってんの?ちゃんと喋ってくれよ!"
2列目真ん中で観た3回目…"ん~ やっぱり分からんわ "
最前列上手側で観た4回目…やっと分かった!
舞台上手側…目の前、対面で演技している叔父さんの体に反射させた(当てた)声がね…聞こえたんだ。
"わたしが 母親だからー!"
あれは、分からんて!佐藤由加理…。そして、あかんて! あの声のキャパシティーじゃあ…。ちょっと、ボリュームを上げると、言葉が (音として)全部ツブれちゃってる。
あの場面は、"私、この子(不倫相手の子でも…)を産みたいのー!"…この想いが、叔父さんの気持ち("片親の子が、将来、どれだけ苦労するのか?寂しい思いをするのか?お前 わかってんのかー!")を はるかに凌駕しなければならないはずなんだ。
涼子と叔父さんのタイマンバトル…正直、涼子のボロ負けだった。でも、あそこは、絶対に負けちゃあダメなんだよ。涼子が、その思いを突き通さないと…貫き通した!というカタチじゃないと、話が続いてかない。
100歩譲って…佐藤由加理、現在、そういう基本や技がなくても(声がつぶれて、音として認識されない状態だったとしても)、あの場面だけは、まず、迫力で負けちゃあダメだった。でも、そっちも
ボロ負けですよ。
だから、その後のシーンで、ちゃんと しわ寄せが来てる。おかしなこと(雰囲気)になってた。
"わたしが 母親だからー!" のあとの叔父さんのうろたえる演技(涼子の想像以上の強い決意に対して)が、上手く見え過ぎてしまっている。叔父さんの演技が、"わざと押されている"ということだ。
"わたし、この子を産みたいのよー!"
涼子の念が、舞台も会場も支配していなかった。
佐藤ゆかりんは、初舞台, 主演…"よくやったね"とか言われてると思うが、あれでは、次の大きな舞台は…ないよ。声のキャパシティーが狭すぎる。
頑張って下さい!
【「・・・」もセリフです!】
台本って、セリフの最後を「・・・」で締めくくっているパターンが意外に多かったりする。もちろん、この『浅草あちゃらか』も そうだ(と思う)。
ただ、お客さんに、その「・・・」の存在は、バレちゃいけないんだな。だって、その「・・・」って、ただの余韻タイムではない。架空のセリフ(想像させる言葉)、または、動きの時間(思わず出ちゃった仕草)…要するに、活きた間(ま)…でなければならない。
例えば、"そんなはずは・・・" のトコとかさ…。
それを、「立ちんぼフェードアウト」…周りは 困りますて。時間が停滞すると 流れが悪くなるからね。正直、テンポを取り戻すのに 2ラリーぐらいは、余計な手数が必要になってくるしね。
なっちゃん(1ヶ所), 佐藤ゆかりん(2ヶ所)…2人だけです。頑張って下さい!
で、その計3ヶ所…その部分は、2人の台本が見えちゃったよ…残念ながら。
相手への(セリフの)パス…いろいろな方法があるって…。
ちなみに、他の人は、その内容に合わせた感じで、上手くやってた(と思う)。違いは、「動き」と「仕草」の使い方, その混ぜ方…。
セリフまわしの工夫だけでは、補いきれない箇所…2人とも動けば 良かったんだよ。
【なっちゃん…変わらない姿勢】
前屈? お客さんへの最後の一礼の時、また、なっちゃんの後頭部を見てしまった。
ひときわ目立つ…その角度。
別に、それが全てだとは思わないけど、なっちゃんのあの変わらない姿勢は、とてもいいと思う。
5年間…ずっと そうだからね。僕が観てる板の上のなっちゃんは、全部そうだからね…。もう それは、そうなんだと思う。
とにかく、劇場をあとにする時のあの心地よさ, "エエ気持ちやわ~爽やかやわ~", ファンとしての誇り + 自慢 + 嬉しさ…全部ひっくるめて 笑けてくる。
ところで、わたくし、28日, 29日の『浅草あちゃらか』に続いて、30日…『二都物語』という舞台の千秋楽を観てきました(渋谷・東急シアターオーブ)。
出演者は、草なぎ剛(主演), 堀北真希, 小澤征悦, 橋本じゅん, 須藤理彩, 三浦貴大, 高橋惠子, 大杉 漣…他 40名ぐらい。
最後の草なぎくんの一礼さ~…あの角度、携帯電話? 僕は、昨日, 一昨日のなっちゃんを思い出していたよ。
そして、スタンディング・オベーションと大歓声の中、少し仲良くなった隣のお姉さん(SMAPファン)に、"すごいですねー!草なぎくんのあの爽やかさ…"みたいな話をしたら、
"あ~ でも、剛くんは、デビューの時から そうですよ~ ずっとですよ"…。
なるほど!と。これが、"20年間 変わっていない"という彼のスゴさだと思った。
今、NMBの小林莉加子も、「会いたかった」公演の最後の一礼…誰よりも深く頭を下げる。僕は、全部観てるわけじゃないんだけど、たぶん、デビューしてから ずっと続いているんだと思う。1年?
もし、その姿勢が あと4年続いたら、「推し」になってあげてもいいよ。
たぶん、世の中には、"変わらない"っていう才能がある。
【俳優座劇場のスタッフは 素晴らしい】
スタッフの全員が、会場の隅々まで届く…いや、"通る"声。間違いなく、訓練を受けていると思った。
社員教育? とにかく、「安心感」が 素晴らしいな…と。声の力は、偉大だな…と。
諸注意の時, "お手洗い"のこと…。影アナだけに頼らず、実際、舞台と最前列の間に立たれて、まずは、90度の一礼。キリッ! そして、例のメチャクチャいい声で喚起。言葉もそれぞれに工夫されてた。
例えば、"携帯電話, アラーム付き機能の時計" のあとに、「音の出るもの」という チョイ足し表現…。ああいうのが 大事なんだよ。
そして、"まもなく 開演です!"
とにかく、そこまで…喋ってる最後の言葉まで、様々な工夫が随所に見られた。すべては、お客さんの「安心」のために…。
そして、終演後、お客さんを送り出す…あの程よい "ありがとうございました!"。そして、通路が狭い中でのあのキビキビした礼。あんな感覚は、宝塚大劇場のスタッフに感じて…それ以来だよ。
また、28日.17:30の回 終演後は、劇場の2m外(スタッフの最後尾)で、支配人らしき方(60代?の男性)が、1人1人に笑顔 + 丁寧な礼で、"ありがとうございました"…なんか 高級ホテルマンみたいだったなぁ~。
で、それより さらに外側(歩道あたり)では、
"お客様! 上着など お忘れになられてませんかー! ?・・・ありがとうございます!"
40代?の男性スタッフ。これが、また、エエ声でね。ていうか、その心遣いよ…。もう、徹底的に行き届いてるな?と思った。だって、あえて、その人を"出す"ことで、「劇場前にたむろして、通行人のジャマ & 迷惑になってる感じ」…それを一気に解決出来るからね。
事実、劇場前渋滞は、ものの2,3分で解消された。
いや~ それにしても、久々に超優秀な劇場スタッフチームを見たな~。
六本木・俳優座劇場のスタッフのレベルの高さに感動。なんか、勉強になったよ。
"ヴァバァャガーヴバーダァーガァー"
物語のクライマックス。涼子(佐藤由加理)と叔父さんが感情をぶつけ合う掛け合い(言い合い)のシーン。それは、涼子の言葉だった。
2列目真ん中で観た1回目…"?????"
3列目下手側で観た2回目…"え?え?何言ってんの?ちゃんと喋ってくれよ!"
2列目真ん中で観た3回目…"ん~ やっぱり分からんわ "
最前列上手側で観た4回目…やっと分かった!
舞台上手側…目の前、対面で演技している叔父さんの体に反射させた(当てた)声がね…聞こえたんだ。
"わたしが 母親だからー!"
あれは、分からんて!佐藤由加理…。そして、あかんて! あの声のキャパシティーじゃあ…。ちょっと、ボリュームを上げると、言葉が (音として)全部ツブれちゃってる。
あの場面は、"私、この子(不倫相手の子でも…)を産みたいのー!"…この想いが、叔父さんの気持ち("片親の子が、将来、どれだけ苦労するのか?寂しい思いをするのか?お前 わかってんのかー!")を はるかに凌駕しなければならないはずなんだ。
涼子と叔父さんのタイマンバトル…正直、涼子のボロ負けだった。でも、あそこは、絶対に負けちゃあダメなんだよ。涼子が、その思いを突き通さないと…貫き通した!というカタチじゃないと、話が続いてかない。
100歩譲って…佐藤由加理、現在、そういう基本や技がなくても(声がつぶれて、音として認識されない状態だったとしても)、あの場面だけは、まず、迫力で負けちゃあダメだった。でも、そっちも
ボロ負けですよ。
だから、その後のシーンで、ちゃんと しわ寄せが来てる。おかしなこと(雰囲気)になってた。
"わたしが 母親だからー!" のあとの叔父さんのうろたえる演技(涼子の想像以上の強い決意に対して)が、上手く見え過ぎてしまっている。叔父さんの演技が、"わざと押されている"ということだ。
"わたし、この子を産みたいのよー!"
涼子の念が、舞台も会場も支配していなかった。
佐藤ゆかりんは、初舞台, 主演…"よくやったね"とか言われてると思うが、あれでは、次の大きな舞台は…ないよ。声のキャパシティーが狭すぎる。
頑張って下さい!
【「・・・」もセリフです!】
台本って、セリフの最後を「・・・」で締めくくっているパターンが意外に多かったりする。もちろん、この『浅草あちゃらか』も そうだ(と思う)。
ただ、お客さんに、その「・・・」の存在は、バレちゃいけないんだな。だって、その「・・・」って、ただの余韻タイムではない。架空のセリフ(想像させる言葉)、または、動きの時間(思わず出ちゃった仕草)…要するに、活きた間(ま)…でなければならない。
例えば、"そんなはずは・・・" のトコとかさ…。
それを、「立ちんぼフェードアウト」…周りは 困りますて。時間が停滞すると 流れが悪くなるからね。正直、テンポを取り戻すのに 2ラリーぐらいは、余計な手数が必要になってくるしね。
なっちゃん(1ヶ所), 佐藤ゆかりん(2ヶ所)…2人だけです。頑張って下さい!
で、その計3ヶ所…その部分は、2人の台本が見えちゃったよ…残念ながら。
相手への(セリフの)パス…いろいろな方法があるって…。
ちなみに、他の人は、その内容に合わせた感じで、上手くやってた(と思う)。違いは、「動き」と「仕草」の使い方, その混ぜ方…。
セリフまわしの工夫だけでは、補いきれない箇所…2人とも動けば 良かったんだよ。
【なっちゃん…変わらない姿勢】
前屈? お客さんへの最後の一礼の時、また、なっちゃんの後頭部を見てしまった。
ひときわ目立つ…その角度。
別に、それが全てだとは思わないけど、なっちゃんのあの変わらない姿勢は、とてもいいと思う。
5年間…ずっと そうだからね。僕が観てる板の上のなっちゃんは、全部そうだからね…。もう それは、そうなんだと思う。
とにかく、劇場をあとにする時のあの心地よさ, "エエ気持ちやわ~爽やかやわ~", ファンとしての誇り + 自慢 + 嬉しさ…全部ひっくるめて 笑けてくる。
ところで、わたくし、28日, 29日の『浅草あちゃらか』に続いて、30日…『二都物語』という舞台の千秋楽を観てきました(渋谷・東急シアターオーブ)。
出演者は、草なぎ剛(主演), 堀北真希, 小澤征悦, 橋本じゅん, 須藤理彩, 三浦貴大, 高橋惠子, 大杉 漣…他 40名ぐらい。
最後の草なぎくんの一礼さ~…あの角度、携帯電話? 僕は、昨日, 一昨日のなっちゃんを思い出していたよ。
そして、スタンディング・オベーションと大歓声の中、少し仲良くなった隣のお姉さん(SMAPファン)に、"すごいですねー!草なぎくんのあの爽やかさ…"みたいな話をしたら、
"あ~ でも、剛くんは、デビューの時から そうですよ~ ずっとですよ"…。
なるほど!と。これが、"20年間 変わっていない"という彼のスゴさだと思った。
今、NMBの小林莉加子も、「会いたかった」公演の最後の一礼…誰よりも深く頭を下げる。僕は、全部観てるわけじゃないんだけど、たぶん、デビューしてから ずっと続いているんだと思う。1年?
もし、その姿勢が あと4年続いたら、「推し」になってあげてもいいよ。
たぶん、世の中には、"変わらない"っていう才能がある。
【俳優座劇場のスタッフは 素晴らしい】
スタッフの全員が、会場の隅々まで届く…いや、"通る"声。間違いなく、訓練を受けていると思った。
社員教育? とにかく、「安心感」が 素晴らしいな…と。声の力は、偉大だな…と。
諸注意の時, "お手洗い"のこと…。影アナだけに頼らず、実際、舞台と最前列の間に立たれて、まずは、90度の一礼。キリッ! そして、例のメチャクチャいい声で喚起。言葉もそれぞれに工夫されてた。
例えば、"携帯電話, アラーム付き機能の時計" のあとに、「音の出るもの」という チョイ足し表現…。ああいうのが 大事なんだよ。
そして、"まもなく 開演です!"
とにかく、そこまで…喋ってる最後の言葉まで、様々な工夫が随所に見られた。すべては、お客さんの「安心」のために…。
そして、終演後、お客さんを送り出す…あの程よい "ありがとうございました!"。そして、通路が狭い中でのあのキビキビした礼。あんな感覚は、宝塚大劇場のスタッフに感じて…それ以来だよ。
また、28日.17:30の回 終演後は、劇場の2m外(スタッフの最後尾)で、支配人らしき方(60代?の男性)が、1人1人に笑顔 + 丁寧な礼で、"ありがとうございました"…なんか 高級ホテルマンみたいだったなぁ~。
で、それより さらに外側(歩道あたり)では、
"お客様! 上着など お忘れになられてませんかー! ?・・・ありがとうございます!"
40代?の男性スタッフ。これが、また、エエ声でね。ていうか、その心遣いよ…。もう、徹底的に行き届いてるな?と思った。だって、あえて、その人を"出す"ことで、「劇場前にたむろして、通行人のジャマ & 迷惑になってる感じ」…それを一気に解決出来るからね。
事実、劇場前渋滞は、ものの2,3分で解消された。
いや~ それにしても、久々に超優秀な劇場スタッフチームを見たな~。
六本木・俳優座劇場のスタッフのレベルの高さに感動。なんか、勉強になったよ。