競争と握手会（物販）が過多だとアイドルは疲弊する?（ナッキー）

競争と握手会（物販）が過多だとアイドルは疲弊する?（ナッキー）

AKB48がチームごとのペナントレースを導入するニュースを聞いた時に、アリスプロジェクトの真似かと思いました。

アリスプロジェクトの秋葉原常設シアターでのステージは今年3回見て、なかなか良いと思いました。
しかし、他のアイドルグループを見始めてから、アリスプロジェクトの公演をわざわざ見に行こうとは思わなくなりました。
同じ秋葉原に行くなら、AKB48の研究生（チーム４）公演があれば優先することもありますが、
アリスプロジェクトに足が遠のいた理由は、あまりに競争を公開しまっているシステムにあります。


アリスプロジェクトとは、複数のアイドルグループを運営しているプロジェクトで、私が知っているのは、次の4つのグループ。（それぞれHPをリンク）
アリス十番
スチームガールズ
ＯＺ
パー研という名前のアイドルグループが、秋葉原の常設劇場で毎日2回、週末は3回公演している。

NHKが地下アイドルを紹介した番組で、（一番上の）アリス十番が、人気投票で、（二番目のランクの）スチームガールズに抜かれたという映像を見たのを、AKBのペナントレースの報道を聞いた時に、思い出しました。

アリスプロジェクトは、グループ間の競争だけでなく、
毎日の（毎回の）公演で、入場料を払うお客にチップを渡し、メンバーに投票させ、その結果をメンバーに伝える。
NHKの番組の前に公演を見たので投票があることは知っていましたが、メンバーに通知しているとはNHK番組で知りました。

AKB48グループの選抜総選挙は年1回ですが、アリスプロジェクトは毎日、それも（一人が一票だけ故に）組織票なしのガチの投票結果が出る。

それと、公演ごとの物販・握手会。毎日、毎日、毎週16回？、毎月50回？
常設シアター以外でも、ライブイベントで見かけますし、
私は、金曜日17時からの、AKIBAドラッグ＆カフェで、11月に2回見ました。（アリス十番とスチームガールズ、それぞれ15分）
アリスプロジェクトは見た回数も少ないし、知識も少ないので、あくまで、よく知らないファンの印象ですが、物販が多いのは、会えるアイドルとしては素晴らしい仕組みですが、
あまりに多いのは、アイドルのフレッシュさを減退させているような気がします。
あくまで、個人的な印象です。
見たいアイドルがたくさんあり、ライブハウスなので見ることができるので、アリスプロジェクト常設シアターまで順番が回ってこないということで、スチームガールズとパー研には、見たい（好きな）メンバーがいます。

AKIBAドラッグ＆カフェ平日定期ライブ【仮面女子】
日時12月 13日 (金), 17:00 ～ 18:00
説明【ライブ】
17:00～17:15　アリス十番
17:15～17:30　スチームガールズ
【予約会＆握手会】 17:15～17:30　アリス十番 17:30～17:45　スチームガールズ
これが私が午後半休をとった日に、2回見たステージのスケジュール。（医者に行った日にぶらっと寄った）
スケジュール表によると12月13日までは平日ライブがある。
立ち見なら無銭で見ることができるので、常設シアターに来たことのないファンにアピールするには良い会場。
だけど、握手会の回数が増えて、アイドル本人たちは大丈夫？と心配になりました。

公式HPの引用。アリスプロジェクトの出世の階段の仕組みを解説している。競争の仕組みが精緻すぎて私にはよく理解できない。ナッキー

【OZ(オズ)とは？】
オズの魔法使いの世界観をメインビジュアルに
アリスプロジェクトのぶちAGEソングを武器にパフォーマンスするユニット。
アリス十番候補生の為のユニットでもある。
派生ユニット(ぴゅあふる、プリズム、チェリーブロッサム)、アリス嬢の中で
アリス十番メンバーでない素質溢れるタレントが選抜されたユニットです。
楽曲は派生ユニットの曲を歌います。
ここで修行を積み認められたタレントはOZ卒業後、スチームガールズ、派生ユニットを経てアリス十番に加入します。
【OZ研究生とは？】
OZとしてステージでまだパフォーマンスは出来ないが今後ステージに上がる予定のメンバーです。
AJ〔アイドルを目指すアリスプロジェクトの所属タレント達〕から選抜され、OZ研究生になります。
研究生からメンバーへの選抜基準はダンスレベルのみなので、より芸を磨いたタレントがステージに立てます。
向上がないタレントはいつまでも研究生のままです。

OZ以降の選考基準としまして、一般的な常識、ダンスレベル、歌唱力、
ステージでの立ち振る舞いなどのステージング全体、動員、タレントとしての冠など
様々の要素を複合的に見て最終的にアリス十番メンバーにまで昇っていきます。
【具体的な流れの例】
AJ
↓
↓選考基準(一般常識、撮影会やツイッター、ブログなど現時点でそのタレントが出来る活動)
↓
OZ研究生
↓
↓(ダンススキル)
↓
OZメンバー〔一度メンバーになってもエンターテイナーとして努力を怠った者は再度研究生になります〕
↓
↓(ルックス、スタイル、更なるステージング全般)
↓
スチームガールズ(ほわいと☆milkからも選抜。スチガに加入したOZメンバーはOZ卒業)
又は派生ユニット(ぴゅあふる、チェリーブロッサム、プリズム)(スチガから派生ユニットに加入も有り得ます)
↓
↓(タレント性、人気が突出したタレント)
↓
アリス十番(派生ユニットは卒業しませんが、スチームガールズは卒業します)
(ほわいと☆milkはOZとは別にスチームガールズ、アリス十番の候補生です)
(ほわいと☆milkは派生ユニットとしても扱いますのでアリス十番に加入しても卒業しません)
(ポイサン委員会は妖精なので選抜には含まれません)

引用終わり

衝撃的だった…倉田枝利稼ちゃん(ピーナッツ)

「倉田枝利稼」…たぶん、(ほぼ) この名前を知らないと思う。
だって、素人なんだもん。
この人は、先日放送された『全日本歌唱力選手権「歌唱王」』(日本テレビ)で、惜しくも僅差…チャンピオンになれなかった 和歌山県代表の高校３年生の女の子だ。
もう、予選, 本選…と、アイドル曲で 勝ち上がっていく様が凄まじくてね…。
予選：『少女A』(中森明菜)
本選：『イミテイション・ゴールド』(山口百恵)
決勝：『待つわ』(あみん)
何がスゴい？って…
表現力…というより、表現方法かな？ とにかく、
"この曲…こんな表現の仕方あったんだ～？"
"100%張るはずのところで抜く…そこ抜く～…でも、こういうアプローチの仕方もあったんだ～？"…とかね。
あと、どこか…"中森明菜の『少女A』は、こう歌うべきだ！"のようなガイドライン的なものが、僕の中にも 確かにあったということに気づかされてしまった…あの屈辱感みたいな感じ？
とにかく、あまりに特殊で、ものすごいポテンシャルだったんだよね。
僕は、驚きと感心と嫉妬うずまくゴチャゴチャ心で、この子の歌を聴いてたんだ。
ただ、そういった感情は、僕だけじゃなかったみたいで…
"ヒロインしちゃってるんだよね、もうこの年齢で。ヒロインするのが１番大切なことなんだよね…"(作曲家・平尾昌晃)
"今の高校って、色気の授業あるんすか？"(フットボールアワー・後藤輝基)
"出だしから自分の世界, 雰囲気を上手にもっていってた…"(シンガーソングライター・宇徳敬子)
"声の種類が流れの中で的確…"(ソプラニスタ・岡本知高)
"(歌に)芝居心があるというか…"(内村光良)
"あんな『待つわ』…聴いたことない…"(南原清隆)
"これは、特殊なものです。芸術劇場。私なんかも明菜さん…ずいぶん書いてるけど、明菜さんが出てきた時の衝撃を知っているのね。でも、それ以上に衝撃的に、あなたの歌になってた…"(作詞家・湯川れい子)
そして、曲が終わる度に "自分"に戻ると…全身がブルブルと震えてしまい、喋るのも少しままなくなる その姿を見て、つんく♂から笑顔が消えた。
みな一応に衝撃を受けていた。
とにかく、(審査員の)湯川さんも言いかけてやめたみたいだったけど、「歌唱王」どころではない雰囲気でね…。
ただ、僕は、だからって…「アイドル」に、あれを求めているじゃあない。
そして、今回、改めて分かったんだけど、僕が求めているのは、(「アイドル」「歌唱王」…そういうのんに関わらず) "「衝撃」の光景"なんだと思った。
別に 大それたことでなくていい。
例えば、
"お前、このたった３ヶ月で、よくそんなにダンス上手なったなぁ～ 高い音出るようになったなぁ～。何やったん？"とかね。
最初から最後まで、圧倒的に１番元気！…とかね。
真夏の野外ステージで、舞台をおりる際に笑顔で手を振って…とは裏腹に 実はバテバテ。早く控え室に戻りたい、水飲みたい…。でも、舞台おりしなの階段のゴミをサッ！サッ！と ２つ拾った彼女は、他のメンバーとは、明らかに意識が違うと思った。そう、あの日の高橋みなみのことだ。
そんなね、そんな衝撃でいい。
かるくビックリさせてほしい…という気持ちがあるなぁ～ と。
"想定内"が、１番つまんない。"想定内"って、意外に記憶に残らない。
そういや、ある日のAKB劇場。花道。
その子は、人より振りが大きいせいで、前の鉄柵にゴン！ 後ろの壁にザッ！…
それでも、それを "なかったこと" にした。そして、顔色ひとつ変えず、凛としてた。
僕は、それを "愛おしい"とか、"頑張ってんなー"とか、そういう言葉で誤魔化していたんだけど、あれは、まさに衝撃的だったな。
ああいうことだよ。
"感動"よりも もう少し大きいもの…「衝撃」に出会いたいなぁ～と、いつも思っているのです。

11月23日握手会の感想、AKB48グループのメンバーは質が高い。何故だろう。（ナッキー）

11月23日握手会の感想、AKB48グループのメンバーは質が高い。何故だろう。（ナッキー）

握手会を見学した感想を、一言でいうと、AKB48グループは質が高い。
テレビに出演できずライブを中心に活動しているアイドルに比べて、日本で一番人気があるアイドルの質が高いのは、当たり前といえばそうなのだが、

一方で、現場だけで見ているアイドルグループの質はAKB48と遜色がないくらいに高いと主張しているアイドリアンとしては、何故なのだとう、と不思議に感じた。

分析１：
テレビに出ないアイドルを現場で繰り返し見ている（会っている）が、AKB48メンバーはほとんど見ていないから握手会で遠目に見ても新鮮。だからよく見える。
これは当てはまる。

私は年に数回、長期の海外出張に出るが、出張の間アイドルの現場に行けないのは残念であると同時に、帰国してから（新鮮な目で）観るアイドルが確実に、出張前より、よく見えることを知っているし、期待もしている。

分析２：
テレビ番組とネット配信とモニター観戦でしか見ることのできないAKB48グループメンバーを、生の姿を、現場で見るから。
これは当てはまる。

アイドリアンになった時の私は、企画派（作品派）・書斎派で、現場でアイドルを見るのは、書斎での鑑賞を高めるためと定義していた。
イベントやコンサートに行くのは、書斎でＣＤや録画ビデオを見る楽しみを増やすための手段であって、現場に行くことが目的ではない、という考え。
コンサートに行く前に、アルバム・CKで予習して、好きな曲を把握してから、それが現場でどのように歌われるかを鑑賞する。現場鑑賞の印象が、帰宅してからＣＤ鑑賞能力を高める。

今は、新しい曲を現場でしか聴かない、堕落したアイドリアン。
現場で気に入った曲を書斎で再確認するために、DVDを買って鑑賞することもありますが、多くの場合、DVDの映像は、何故現場の素晴らしさを再現していないのだろうと感じる。

書斎で観る映像より現場のアイドルが素敵に見える。
テレビで見るAKBメンバーより、握手会のメンバーが輝いて見えるのも同じ構図。

分析３：
AKB48グループは、オーディションとセレクション（研究生を落第させる制度）と定期的な卒業でメンバーが入れ替わり、質の高さを保っている。
これは違うかな。

テレビで見られない現場アイドルは、AKB48と比べて、ぴんきり。
私がAKB48と遜色ないと言っているのは、あくまで、質の高いアイドルだけで、
現場で見てつまらないアイドルは、目で見ても記憶に残らない頭の構造になっています。

AKB48は、松村香織とか、佐藤亜美菜とか、指原莉乃とか、卒業前の前田敦子とか、（今の須田亜香里も微妙）、もし彼女たちが現場アイドルだったら、記憶に残らないだろうというメンバーもいて、逆に、AKEB48の素晴らしいところは、アイドル的でないけどタレントしての個性を生かしてしまうメンバーが多数いるところ。
テレビで成功するには、アイドル性とは別の、テレビで成功する能力（タレント）が必要で、その能力を発揮しているメンバーの代表が、指原莉乃。

補足：現場アイドルでもベテランで人気のあるグループ・メンバーはいます。が、そういうアイドルは私の興味の対象でないので、ベテランのアイドルを見るのは、はテレビのAKB48メンバーのみになっている。

分析４：
現場アイドルの物販に比べて、AKB48グループの握手会は回数が少ない。

ナッキー

11月23日握手会の記事
テッドさん「茂木忍、前田美月、ひらりー、鵜野みずき、古畑奈和との握手レポート」をリンク

KCさん、石田優美　その１

KCさん、石田優美　その２

11月23日握手会見学その１・1-58レーン・山田みずほ・下野由貴・植木南央・前田美月の小学生私服（ナッキー）

指原莉乃の列が短い。握手券買ったけど来ないファンは、前田敦子なら理解できるが、わざわざ指原莉乃の握手券を買うファンは欠席しない。（ナッキー）

11月23日握手会の感想、菊池桃子の後継者は佐々木優佳里（ナッキー）