というクラフトイベントに出店しました。
8日-9日の2日間、会場は右京区京北(旧 京北町)の京都府立ゼミナールハウス。
昨年から始まり今年で2回目とのこと。
数年前の行政改革で北桑田郡京北町から京都市右京区京北になったとはいえ、京都市街からはいくつも峠(多くはトンネルが開通している)を越えて来なければならず、車で1時間以上かかります。
京北は自然豊かな林業の町。ログハウスメーカーもあります。そうした環境を好んでか、近年工房を構える木工、陶芸などの作家さんが増えているようで、京都市街地の手づくり市に比べるとかなり作品のレベルが高いのにびっくり。高級家具店だらけの中に日曜大工のオッサンが一人という感じで正直ちょっと気後れしてしまいましたが、間伐材そのままの素朴さがウリなんだしと開き直って出店。
奈良、愛知、兵庫、ほか他府県からの出店者さんも多く、京都市街地の手づくり市でよく見かける出店者さんはほとんどいませんでした。木工はじめ陶芸などもいわゆる「手づくり市」よりはちょっとレベルの高い「クラフト市」という印象でした。
マイブース(8日朝)
(9日夕)上の写真からなくなったものが売れたことになります。少しでも売れただけでもホッとしました。
お向かいは地元の葵工芸さん。プロです。
となりのmintsさん。プラスチック粘土のカラフルでカワイイお菓子のデコ体験。2日間とも女の子達で大賑わい。うらやましい。
意気投合した奈良の作家、Uncle Wagenさん。
座面に革紐、ピンセット型に強化した脚のスツール、こんな手法もあるのだなと刺激を受けました。
地元北桑田高校には全国的にもユニークな森林リサーチ科というのがあり、高校生の作品レベルも高い。
今年初めころ、北桑田高校近くにあるマンガン鉱山の持ち主が、採掘権をめぐる行政とのトラブルで大音量のサイレンを流し続けて授業を妨害するというイヤガラセをやって問題となった。
戦時中の丹波マンガン鉱山では朝鮮人に苛酷な強制労働を強いていたという恥ずかしい歴史があった。その歴史の教訓を後世に残そうと徴用された朝鮮人の一人が戦後、私財を投じて「丹波マンガン記念館」を開設したが資金難で昨年閉鎖に追い込まれた。
しかし支援者を中心に再開の機運が高まり、昨年秋にはサッカーワールドカップで韓国の応援歌を歌ったロックバンド(YB)も京都で支援チャリティコンサートを行ったことは前に書いた。
私も陰ながら応援の気持ちを持っていたのだが、高校関係者の話では騒音イヤガラセの張本人は「丹波マンガン記念館」のオーナーであったそうな。支援者の努力を裏切るような行為になんだかガッカリで応援の気持ちもなくなってしまった。
なんと石窯ピザ屋さんが。会場に石窯を持ち込んで焼いていたのにはビックリ。市街地の手作りイベントではありえない光景だ。
紙粘土のエイリアン。当時の映画の特撮技術では長いカットを出せずエイリアンの登場場面も短いカットの連続で全体像がつかみにくく製作に苦労したのだそう。
ヤギやウサギ、モルモットとのふれあい喫茶コーナー。猫カフェならぬヤギカフェ?これまた普通の手づくりイベントではありえない!
陶芸ならぬ石芸?
1日目夜は出店者交流会。
木工仲間と。
おとなりさん。JYH(女子幼稚園保育園児)、JS(女子小学生)に大人気、粘土スイーツ工芸のmintsご夫妻。