松本市の浮世絵博物館と旧開智学校を見てきました。
浮世絵博物館は予想より小規模で展示も歌川広重のものがほとんどでした。浮世絵というテーマならお布施の葛飾北斎館の方が充実している気はしました。ガイドブックにはこちらの方が多く載っているのか、松本という観光拠点のためか、外国人が結構来ていました。それでも武家公家といった支配層ではなく、庶民の暮らしや風俗を知るには参考になる絵が多いです。
その一部をご紹介。女性がゆで卵を食べる図、枝豆を食べるの図、男に振られてかやけ酒をあおっている図。
明治期の洋風建築は外国人建築家が設計し建てたものがほとんどですが、旧開智学校は地元松本の棟梁立石清重が設計し建築した、数少ない日本人の手になるもの。立石自ら「和洋折衷様式」と言っているように、純粋外国人建築家によるものとはまた趣が異なった独特の建物です。ヘタウマ?な天使の装飾に遊び心がうかがわれます。
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