毎日コロナ、コロナで大騒ぎの割には何ら解決の方向へ向かう気配すらない。
最大の問題は検査体制のあまりのお粗末さ。感染が疑われても検査してもらえず自力回復したまま、あるいは症状が軽く感染の自覚がないままウィルスをまき散らしてしまう例が、もう手の施しようもないほど広がっているのではないだろうか?
実は3月中旬、息子が発熱、頭痛、咳症状が出て、勤め先も多くの不特定多数者が出入りする保養宿泊施設であることから念のためと近くの医院に予約電話を入れたところ、「コロナの疑いがあるから「京都市の相談センター」に相談しろ」と受診を断られた!
で、市の「相談センター」とやらに電話したところ「まず医者に行け」と言われてしまう始末。最近、話題の「たらいまわし」だ。
その後、3日ほど寝込んでいた息子はまだ若く体力もあったおかげか何とか回復して勤めには出ている。
私も息子が回復し始めたころ、微熱、頭痛、軽い咳の症状が出た。幸い寝込むほどではなく今は回復し普段通り出歩く生活をしている。まあ、私も高齢者だが、酒もタバコもやらず里山整備でそれなりに体も鍛えているつもりなのでそこそこの抵抗力はあったのだとは思う。
しかし、もし息子が検査を受けられていてコロナ陽性であったら対応を変えなければならなかっただろう。今となっては何とも分からないが、ひょっとしたら、息子と2人でウィルスをまき散らしていた可能性もなきにしもあらずだ。
「医療崩壊」の心配が言われているが、その前に「コロナが疑われる患者には関わりたくない医療のたらいまわし」があった。有名人であるか、一般人でも海外帰国者か死亡したり死にかけでない限り検査してもらえない実態がある。これが結局、感染の蔓延を許した結果、医療界自らが招いてしまったような「医療崩壊」を起こしそうになってしまっているのだ。
TVの医大感染症専門家コメンテーターの話では、日本は検査キットも検査機器も作れていない”遺伝子検査後進国”だそうな。検査できないからウィルス保菌者(感染者)を見つけられず野放し、結果見かけ上感染者はうんと少なく見積もられてしまっている。
この際、大半のレイシスト日本人には耐えられないことかもしれないが、「遺伝子検査先進国」韓国に頭を下げて検査資源、ノウハウ、インフラを提供してもらって、せめて今からでも遅ればせながら疑わしきは全て検査できる検査体制の整備を行うべきではないだろうか。
あるいは、今の日本のお粗末でお寒いコロナ対策の現状を見ると、私たちのようにとっとと感染してしまって(検査してもらえなかったため感染と断定はできないが)、ウィルスが変異してさらに強力になって体力のある者も冒してしまうようになる前に抗体を身に着けてしまった方が得策で、最強の自衛策なのかもしれない。
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