9月16日の18号台風で浸水被害を受けた福知山市戸田地区。
手づくり市の相方、福山さん宅も被害を受け後片付けのお手伝いに行ったことは9月18日記事でも書きました。
昨日は畑の農具小屋再建のお手伝いに行ってきました。
地区周辺を見渡して、道路の泥や居宅の周辺、床や壁の泥掃除、空き地に山積みだった使用不能廃棄物の回収など、外見的には大分落ち着いたように見えましたが、床下や1階浸水部分など内部はまだまだ片付いていないのだろうと思われました。
当時、「『堤防建設・水害解消を条件に移転させられたのにまた水害』という、まるで詐欺にあったような事態がどうして問題にならないのか不思議」に感じていましたが、ここへ来て新聞やテレビが取り上げ始めるなど、漸く社会問題化する様相を呈してきたようです。当然と言えば当然のことですが、被害補償や今後の対策については全く見通しが立っていないらしい。原発事故だって国と企業利益共同体を挙げてやった詐欺みたいなもの。
日本は狭い国土に高い山が多く水害・土砂災害も起こりやすいし、4枚もの大陸プレートが重なり合ってゆっくりした地殻変動が絶えず、地震大国とも言われる所以となっています。不要不急なリニアや軍事費に何兆円も浪費する前に、少しでも安心して暮らせる国土を作る事にまずお金をかける、あたりまえのことがどうしてできないのでしょう?
そんな一方で、「リニアが通る、通らない」で揉め、東京五輪でいくら儲かるだの、原発止めて太陽光発電だの、中国・北朝鮮相手の軍備増強だのと馬鹿げた議論が煽られています。
国民を「バラ色の夢」や「仮想敵国の恐怖」で洗脳してでもお金儲けをしたい人たちとその取り巻きどもが大勢いるってことなんですね。所詮、人間は自分が痛い目に合わないと分からない(痛い目に合ってもまだ分からない人も?)生き物なのだとは思いますがそれにしても...。
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