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てらまち・ねっと



 1979年(昭和54年)に始まった共通1次試験。
 私はその7年前に入試の時期だったから、共通1次自体は受けたことはない。
 とはいえ、入試には問題が多く、いろいろと入試改革が模索されていた。

 今回、30年ぶりに共通1次、センター試験を廃止する方向だという。
 その代わりに、全国統一試験「到達度テスト」を高校在校中に複数回受けることができるようにする案。
 でも、そんなことしたら、高校の日常がテスト尽くしになる雰囲気は想像できる。
 高校教育への影響も。

 入試には縁がないとは言え、一通り状況を見ておいた。
 昨日6日の政府の「教育再生実行会議」の会議資料などには、ブログ末で一部引用し、リンクしておいた。

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●入試、30年ぶり大改革 学力向上を大学期待
                日経 2013/6/7
 大学入試の大きな改革がいよいよ動き出すことになった。
その柱として文部科学省が導入を検討する新たな全国統一試験「到達度テスト」は高校在校中に複数回チャレンジできることが大きな特徴だ。

欧米各国が多面的な評価で大学進学者を選抜する中、制度疲労が指摘される現行の大学入試センター試験が変わることへの注目度は高い。
入試改革は大学教育の質を高める重要なカギとなる。

 6日、首相官邸4階で開かれた政府の教育再生実…

●新テスト、AO・推薦入試に活用も センター試験廃止へ
            日経 2013/6/6
 下村博文文部科学相は6日、政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)の会合後、
高校在学中に複数回受けられる「到達度テスト」(仮称)を創設し、
5年後をメドに大学入試センター試験を廃止することについて「制度設計の方向性は間違っていない」と報道陣に述べた。そのうえで実行会議の提言を受けて、詳細を検討するとした。

 実行会議は同日、大学入試改革に向けた議論をスタートさせた。安倍晋三首相は会合の冒頭で「高校と大学の接続のあり方は極めて重要。大学入試に過度にエネルギーを集中せざるを得ないことがわが国の教育の問題だ。幅広い観点から議論してほしい」と述べた。

 大学入試を巡っては、年1回の共通テストによる合否判定を重視しすぎるとの指摘がある。
また学力を問わないAO(アドミッションオフィス)入試や推薦入試も広がり、学習時間が短く、学ぶ意欲の低い大学生の増加が懸念されている。

 文科省はこうした問題点を解決するため、到達度テストの成績をAO入試や推薦入試の合否判定の条件に盛り込むことを各大学に奨励する考えだ。
これに応じた大学には金銭的な支援を行うことなども検討する。


 実行会議は到達度テストの活用方法のほか、論文や面接など多面的な評価方法の活用▽高校と大学の接続のあり方▽英語能力テスト「TOEFL」など外部試験の入試への活用――などを議論し、9月をメドに安倍首相に提言する。

●大学入試改革:到達テスト複数回 一発勝負見直し狙う
                 毎日新聞 2013年06月07日
 政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は6日、高校在学中に複数回受験できる「到達度テスト」の創設など、大学入試改革の方向性について議論した。

 下村博文文部科学相は記者会見で「到達度テストが創設されるなら、受験生にとって大学入試センター試験との二重負担は避けるべきだ」と述べ、両テストの統合も視野に検討する必要性を示した。

 会議終了後、下村文科相と鎌田座長が記者会見した。
鎌田座長によると、会議では、一発勝負の大学入試の見直し▽複雑化した入試システムの改良▽推薦・AO入試の検証▽高校における学力の二極化の解消−−などの問題提起があった。
次回会合では、専門家から海外の大学入試の事例について話を聞く予定。

同会議は、9月をめどに提言をまとめる。【福田隆】

●到達度テスト導入で「一発勝負」見直し狙う 高校教育の質保証期待
                 産経 2013.6.6 22:45
 教育再生実行会議が6日、高校在学中に複数回受けられる「到達度テスト」導入の検討を始めた。
その背景には、入試形態が多様化する中、1点刻みで得点を競う一発勝負の大学入試センター試験では、大学志願者の学力を測るという本来の目的の達成が困難との懸念があるほか、複数回の実施で高校教育の質保証につながるとの期待もある。

 昭和54年に始まった共通1次試験は原則、受験生に5教科を課す方式で「大学の序列化を招いた」との批判が噴出。
平成2年開始のセンター試験は各大学が受験科目を自由に選べるようにしたが、年1回の共通テストで受験生がふるい落とされる構図は残った。
体調不良などで本来の実力を発揮できなかった受験生への救済はなく、「知識偏重」とも長年批判されてきた。

 近年は、少子化の影響で、AO(アドミッション・オフィス)入試や推薦入試など、学力試験を課さない大学入試が増えたことなどから、教育関係者から「高校での学習の到達度を測る仕組みが必要」との声が強まっていた。

 中央教育審議会では当初、入試とは直結させない形での共通テストの導入を検討。教育再生実行会議では、これをセンター試験に代えて導入することを検討するとみられる。

 全国高等学校長協会会長の及川良一氏は「実施時期など高校側には不安もあるが、年に複数回受けられるので、その都度、勉強しようという動きが高まり、高校教育の質保証にもつながる」と指摘している。

●「達成度テスト」の導入には課題も
              NHK 6月7日 5時50分
大学の入試改革に向けて自民党が高校在学中に複数回受けられる「達成度テスト」の導入を提言したことを受けて、6日、政府の教育再生実行会議の議論が始まりました。
しかし、高校教育への影響や大学入試センター試験を見直すのかなど課題は多く、今後慎重な検討が求められます。

大学入試を巡っては、推薦入試やAO入試が広がり、大学生の基礎学力や高校生の学習意欲の低下などが指摘され、自民党の教育再生実行本部は、高校で学んだ知識が身についているかどうかを計るため、高校在学中に複数回受けられる「達成度テスト」を導入するよう提言しています。

これを受けて、政府の教育再生実行会議による大学の入試改革に向けた議論が6日から始まり、委員から「複数回、受験ができる仕組みを整え、受験目的でない勉強ができるようにすべきだ」などの意見が出されました。

会議では、今後、「達成度テスト」について具体的に検討を始めますが、授業に加えて複数回のテストを実施するなど高校教育への影響が大きく、導入に当たっては現場の反発も予想されます。
また、現在行われている大学入試センター試験を見直すのかどうかなど課題も多く、今後、慎重な検討が求められることになります。


●文科省、センター試験廃止を検討 教育現場からの猛反発も
          zakza 2013.06.06
センター試験が廃止されれば、受験生以外にも大きな影響が出るのは確実だ【拡大】

 大学入試をめぐり、文部科学省が全国統一の「到達度テスト」の活用を検討していることが6日、分かった。
現行の大学入試センター試験は5年後をメドに廃止となる方針という。
グローバル人材の育成を狙った制度改変だが、あまりにも劇的な改革となるだけに、教育現場からの猛反発もありそうだ。

 到達度テストは高校2年生以上の希望者を対象に、年2~3回の実施を想定している。
フランスの大学入試資格試験「バカロレア」、米国の大学進学適性試験「SAT」を参考に、問題は3段階程度のレベルに分け、進学先の条件に合わせて選ばせるという。
受験生は到達度テストのなかで最もよい成績を大学に提出。大学側はその成績をもとにしながら必要に応じて面接などの2次試験を実施する。


 政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は6日、大学入試改革について議論した。教育界には「現行の大学入試は1回の学力試験による合否判定を重視しすぎ」との声があるのを受け、到達度テストの導入を検討しながら、今秋にも結論を取りまとめる。

 文科省は到達度テストの導入で高校生の学ぶ意欲を高め、「世界で活躍できるグローバル人材の育成」(関係者)を視野に入れている。
ただ、同テストは高2の段階から受けられるため「高校に入ったら即、受験勉強を始めなければならない」(公立高の進路指導担当)と、現場では身構える声も聞かれる。

 『東大秋入学の衝撃』(中経出版)などの著書がある大学研究家、山内太地氏は「受験が一発勝負にならないのはよいこと。風邪をひいてセンター試験で苦い思いをする人がいなくなるのは大きな進歩といえる。一方で高校の年中行事がガタガタになる恐れがある。受験シーズンが1年中続くことになり、文化祭や運動会を開きやすいタイミングがなくなる。学校生活の魅力が薄れ、高校そのものが形骸化してしまう」と指摘する。

 一発勝負の受験を大前提にした塾、予備校などの教育ビジネスにも大きな影響が及ぶとみられる。
これから議論を重ねていくにしても、各私立大学の対応や浪人生の受験方法など不透明な部分は多い。実施に向け、課題は山積だ。

●平成24年度大学入試センター試験に関する検証委員会

平成24年度大学入試センター試験に関する検証委員会

● 第9回 教育再生実行会議 議事次第 平成2 5 年6 月6 日 午前9 時~ 10時30分 総理官邸4 階大会議室
      議事次第 平成2 5 年6 月6 日
1.開会
2.高大接続・大学入試の在り方に関する討議
3.閉会
(配付資料)
●教育再生会議 配布資料のリンクしたページ
         第9回 教育再生実行会議 配布資料
平成25年6月6日

・資料1ー1 中央教育審議会高大接続特別部会の審議状況等について
             ・資料1ー1 中央教育審議会高大接続特別部会の審議状況等について
 

・資料1-2 高大接続(高校教育・大学入学者選抜・大学教育)について

(文部科学省中央教育審議会高大接続特別部会 安西部会長提出資料)
・資料2 高大接続に関する参考データ(文部科学省提出資料)
・参考資料 運動部活動の在り方に関する調査研究報告書
(平成25年5月27日運動部活動の在り方に関する調査研究協力者会議)

鈴木委員提出資料
八木委員提出資料
遠藤議員提出資料



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