毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 国会議員の定数是正問題。
 もはや自律的な調整不能の国会と映る。

 衆院小選挙区定数の「0増5減」にこだわり逃げようとする。
 結局、参議院で審議が進まず時間切れ。
 「衆院でみなし否決により法案が再可決されるのは、現行憲法下で4度目」だという。

 それほどの異常は、背景に思惑があるらしい。
 「東京都議選の投開票や参院選を控え、与野党の駆け引きと非難の応酬が激しくなっている」という。

 ともかく、今年の3月、各地の裁判所が国会の定数の違憲状態を指摘し、中には「選挙無効」の判決を出したことが無視されている。
 裁判所は、何も「無効」にこだわったのでなく、早く「国民の一人一票」の実現をといっただけだと思う。

 今の国会の状態を見て、来る最高裁大法廷の判決が「今の国会のやり方はノー」と言ってくれればいいと期待する一人。

人気ブログランキング = 今、2位あたり
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←

 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●区割り法案、週明け成立 「みなし否決」視野 与党は参院議長不信任提出
          産経 2013.6.21 18:56
 国会は21日午後、衆院小選挙区定数「0増5減」に伴う区割り改定法案の扱いをめぐり、与野党の対立が続いた。与党は参院本会議で採決されない場合「みなし否決」を視野に週明け24日に衆院本会議で再可決し、成立させる方針。与党は、21日中の参院本会議での法案採決を見送ったのは「参院の役割放棄だ」として、平田健二参院議長の不信任決議案を同日夕に提出した。

 自民党の脇雅史、民主党の池口修次両国対委員長は21日午後、国会内で会談。脇氏は平田氏の不信任決議案を提出する方針を伝えるとともに、24日に開催が決まった参院予算委員会集中審議には応じられないとの意向も伝達した。

 一方、衆院議院運営委員会は21日の理事会で、参院本会議の採決がなければ、24日午後の衆院本会議で「みなし否決」を適用し、再議決する日程を決めた。


●衆院選挙制度改革:0増5減、みなし否決で泥仕合 参院議長の不信任案提出
           毎日新聞 2013年06月22日
 衆院小選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正案は21日、参院送付から60日以内の採決が見送られ、憲法の規定で「みなし否決」となった。

自民、公明両党は「採決の権利が奪われた」として平田健二参院議長への不信任決議案を提出した。
24日の参院予算委員会開催を拒否する方針だ。予算委に安倍晋三首相の出席を求めていた野党は「露骨な安倍隠しだ」と反発、終盤国会は泥仕合の様相を呈している。【高橋恵子】

 「議長不信任を首相や閣僚の欠席理由にするつもりか」。参院民主党の池口修次国対委員長は21日の記者会見で怒りをぶちまけた。参院自民党の脇雅史国対委員長は「極めて不正常だ。一切議会は開けない」と語った。

 自民、公明両党は、24日の衆院本会議で改正案を再可決する方針を既に固めており、最終盤での不信任決議案提出には、与党が主張する「1票の格差是正」に対する「野党の抵抗」をあぶり出す狙いが透けて見える。

 改正案をめぐり、参院多数の野党は「抜本改革」をアピールするため、みんなの党の「18増23減」案との並行審議を主張。単独審議を要求する与党と対立してきた。

 21日も歩み寄りはなく、議院運営委員会で岩城光英委員長(自民)が提案した改正案採決のための本会議開会を野党が反対多数で否決し「みなし否決」が固まった。

 与党はこれを受け「数の力に任せた決定だ。責任は平田議長にある」と不信任決議案の提出に踏み切った。24日に決議案を採決するための日程協議にも「急ぐ必要はない」と応じず、脇氏は参院予算委について「政府も出ないし私たちも出ない」と宣言した。

 参院自民党の溝手顕正幹事長は21日昼、首相官邸で首相と会談。経過を報告したとみられる。

 一方、野党は24日の参院予算委で「外交、内政を巡る諸問題」の集中審議を行い、参院選に向けて首相の経済政策「アベノミクス」の不安定さに焦点を当てることを狙っていた。
与党の不信任決議案提出により、もくろみが外れた形で「議論から逃げている」(民主党幹部)と強く反発している。

●参院、重要法案危うく…0増5減再可決で対立
     (2013年6月22日03時01分 読売新聞
 衆院小選挙区定数の「0増5減」を実現する区割り法案は21日、参院に送られてから60日となり、憲法59条で衆院が否決されたとみなすことができる期限を迎えた。

 自民、公明両党は採決のため参院本会議の開催を求め、応じなかった平田参院議長(民主党出身)の不信任決議案を提出した。
東京都議選の投開票や参院選を控え、与野党の駆け引きと非難の応酬が激しくなっている。

このあおりで、電気事業法改正案など参院で審議中の法案成立に黄信号がともった。

 衆院議院運営委員会は21日午後の理事会で、参院が区割り法案を否決したとみなし、24日の本会議で再可決の手続きをとることを決めた。与党などの賛成多数(出席議員の3分の2以上)で成立する見通しだ。
衆院でみなし否決により法案が再可決されるのは、現行憲法下で4度目となる。

●参院選控え非難合戦=0増5減、議論置き去り-与野党
         時事。(2013/06/21-22:26)
 与野党は21日、今国会会期末を26日に控え、野党多数の参院を舞台に、衆院小選挙区を「0増5減」して区割りを変更する公職選挙法改正案の扱いをめぐり、泥仕合を演じた。間近に迫った参院選を意識し、互いに相手側の非をアピールする宣伝合戦に終始。
法案の中身の議論は置き去りにされた

 自民、公明両党は21日、0増5減案を参院本会議で採決するため、午前中に別の法案採決のために開かれた本会議をいったん休憩とするよう主張。野党側がこれに応ぜず、平田健二参院議長が本会議を散会したことで、0増5減案は憲法で定められた「みなし否決」状態となることが確定した。

 自民党の脇雅史参院国対委員長は記者会見で、「議会制度の根幹を揺るがす、審議権を奪う話であり、容認しがたい」と、本会議採決を見送った野党を非難。一方、民主党の輿石東参院議員会長は議員総会で、「与党が審議をしないという状況を国民に理解してもらわなければならない」と述べ、安倍晋三首相が出席しての予算委員会開催を渋る与党側をあてこすった。

 与党は今国会の早い段階から、0増5減案について、参院での採決の有無にかかわらず、衆院で再可決して成立させる方針を固めていた。
成立が確実視されていたことから、与野党とも参院で積極的に審議しようとの機運は盛り上がらなかったのが実態だ。
自民、民主両党は今月上旬、審議入りで合意したものの、特別委員会ではみんなの党提出の「18増23減」案との並行審議を求める野党に与党が反発、入り口で立ち往生した。

 民主党執行部には「衆院再可決となれば、与党の横暴さをアピールできる」との意見があり、みなし否決を受けた再可決にあえて誘導しようとした節もうかがえる。参院本会議で0増5減案を採決した場合、自公両党に加えて、みどりの風や新党改革など一部野党会派や無所属議員が賛成に回ると、可決の可能性もあったためだ。

 野党は21日、石井一参院予算委員長(民主)の職権で予算委集中審議を24日に設定した。株価の乱高下や原発再稼働問題などで安倍政権を追及し、参院選前に見せ場をつくる狙いからだ。
与党は平田議長不信任決議案を提出して抵抗。「信任できる議長を選ぶまでは、全ての委員会は開会できない」(脇氏)として、予算委封じに全力を挙げる構えだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )