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てらまち・ねっと



 5月、江戸川のウナギからセシウム、と報道されていた。
 東京都や千葉県は3月に知りながら公表をしていなかったとも。
  もちろん、「知りたくない」「認めたくない」から」か、検証調査もしていなかった。
 
 千葉県の利根川ウナギは、すでに、昨年から出荷自粛されている。
 対応はわかっているはずなのに、放置したのは不自然。
 弁解は、「江戸川のウナギは漁として出荷していないから」という旨らしい。

 しかし、「年間に約8トン水揚げされる江戸川のウナギは、都内の料亭などで振る舞われている高級魚」(各報道)だという。
 影響が大きすぎるとでも思ったのか。

 このあたりの経過を見た後、次の報道を記録しておく。
  食物連鎖などで、汚染が長期化するのは明白。
 
  ★全国流通 福島産ウナギ「産地偽装」の裏側(ゲンダイ)
  ★行政ファイル:野生シカなどから基準値超えの放射性物質 /群馬 (毎日新聞 2013年06月01日)
  ★イノシシ肉からセシウム チェルノブイリの影響今も (静岡新聞社 2013/5/22 6:01)
      1キログラム当たり408ベクレル/事故後25年以上たっても周辺諸国に広がった放射性物質の影響が残っている
  ★社説/ 東日本大震災 被災動物対策/効率的な保護・捕獲を急げ (河北新報)

 ところで、今日は、機械植えの田植え。
 除草剤を使わない栽培なので、段ボールの再生の「紙マルチ」に苗を植えて行く機械で作業。
 機械とはいえ、水田の外周近くは機械では植えられないので、人手で「紙マルチ」を広げて、苗を植える作業。

 明日は、毎年恒例の昔ながらの「手植え」の田植え。
 今年は4人でやってくれる予定なので、私は、スムースに進むよう段取り作業が中心か。

 月曜日は、6月議会の開会日。
 翌日の火曜日12時が一般質問の通告期限。
 ここのところ、畑仕事やウォーキングをしている時など、頭の中で、設問の組み立てや質問事項をイメージしてきた。
 月曜日にそれを文字化してみる。
  ・・・だから、今日も田植えしながら頭の中で整理・・・か。

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●ウナギから基準超セシウム 研究者通報、都県は調査せず
            朝日 2013年5月17日 
 【福井悠介】東京都と千葉県の県境を流れる江戸川で釣り人が取ったウナギから国の基準を超す放射性セシウムが検出されたとする研究者の調査結果について、3月末ごろ把握した都と千葉県が、独自調査や情報の公表を先送りしていたことがわかった。両都県は「漁業でなく流通しないので調査しなかった」と説明している。

 調査したのは近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)。東京都葛飾区で自営業女性(47)が3月9日に釣ったウナギから、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る147・5ベクレルの放射性セシウムが検出された。ゲルマニウム半導体検出器で調べた。女性は、報道で江戸川下流にセシウムがたまっていると知り、山崎教授へ送ったという。

 公的調査の裏付けや、他の魚種への影響を調べる必要性を考えた山崎教授は3月末、水産庁へ通報。同庁は都と千葉県へ知らせたが、両都県は16日までに調査をしていない。

●【千葉県&東京都がウナギ放射能汚染隠ぺい!】江戸川の”ウナギ”から151ベクレル検出!水産庁公表!今頃、釣り人に注意呼びかけ
             ベスト&ワースト  2013年5月19日
■3月に発覚!5月に釣り人に注意呼びかけ
2013年5月17日、水産庁は江戸川で採取された”ウナギ”から最大で1キログラム当たり151ベクレルの放射性セシウムを検出したことを発表した。

江戸川は千葉県と東京都の境目に流れる川だ。
ウナギ5体から検出された放射性セシウムのベクレル値は以下のようになる。

ウナギ001 151.0 ± 7.9ベクレル
ウナギ002 144.5 ± 6.6ベクレル
ウナギ003 104.0 ± 6.9ベクレル
ウナギ004 106.0 ± 8.4ベクレル
ウナギ005 100.5 ± 10ベクレル

全て食品基準値である100ベクレルを超過している。
合わせて、水産庁では江戸川でウナギを釣っている人たちに注意を呼び掛けている。

今後、関係都県により、江戸川のウナギの調査が行われる予定となっていますが、江戸川で釣り等によりウナギを獲っている方はご注意願います。(引用:水産庁)

しかし、この呼びかけはもっと早くできたのである。
既に3月には江戸川で採取されたウナギから放射性セシウムが検出されていたことは明らかとなっていたのだ。

この情報は千葉県、東京都に報告されていたにも関わらず、5月17日まで黙殺されていたのである。

■千葉県&東京都がウナギ汚染を黙殺
このウナギが採取された日は一番古いもので3月9日である。
このウナギは近畿大学山崎秀夫教授が検査を行い、147ベクレルの放射性セシウムを検出していることを確認している。

それぞれの採取日は以下のようになっている。
ウナギ001 3月9日(147.5ベクレル)
ウナギ002 4月29日(129.6ベクレル)
ウナギ003 4月28日(102.6ベクレル)
ウナギ004 4月28日(97.4ベクレル)
ウナギ005 5月04日(102.5ベクレル)

「同教授の検査結果」と「独立行政法人水産総合研究センターでの同検体の分析結果」は誤差の範囲内で殆ど同じものだ。

江戸川が流れている東京都と千葉県にはこの放射性セシウム汚染は連絡されていたのである。

しかし、ウナギ漁は夏からであるという理由で今回、水産庁が発表するまで、両自治体からは発表がされなかった。

千葉県と東京都は”ウナギ”の放射能汚染の実態を隠ぺいしていたという報道もなされている。


この情報を知らずに、江戸川でウナギを釣ってしまった人はどのくらいいるのだろうか?


●江戸川のウナギから放射性物質 出荷見合わせ要請
             テレ朝 06/07 21:41
 東京都と千葉県の間を流れる江戸川のウナギから国の基準を上回る放射性物質が検出されました。東京都は漁業組合に対し、出荷を見合わせるよう要請しました。

 千葉県は今月上旬、市川市の江戸川でウナギを採取したところ、1匹から1キロあたり約140ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
国が基準値と定める100ベクレルを超えたことから、千葉県は隣接する東京都と埼玉県に結果を連絡しました。

これを受けて都は、2つの漁業組合に対して、しばらくの間、ウナギを出荷しないよう要請しました。

東京では、ウナギの漁獲高が1年間で11トンほどあるということです。
都が先月に行った調査では、ウナギから基準を超える放射性物質は検出されていません。

●東京都、基準値超セシウム検出で江戸川のウナギ出荷自粛要請
         産経 2013.6.7
 東京都は7日、千葉県が同県市川市の江戸川下流域で採取したウナギの放射性物質を検査したところ、食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える140ベクレルの放射性セシウムが検出されたことから、関係する2つの漁業協同組合に出荷自粛を要請したと発表した。釣り客らにも注意を促す。

 都がこれまでに行った検査では、30ベクレル以下で、基準値を超える放射性セシウムは検出されていなかった。

 都によると、江戸川や荒川など周辺の計5河川では年間約11トンの水揚げがあるという

●江戸川 ウナギから基準超す放射性物質
          NHK 6月7日
千葉県市川市の江戸川で捕獲されたウナギから国の基準を超える放射性物質が検出され、千葉県のほか連絡を受けた東京都と埼玉県は流域の漁業協同組合に江戸川などのウナギの出荷を自粛するよう要請しました。

千葉県によりますと、今月3日、江戸川の中流から下流にあたる市川市で県が捕獲したウナギを検査したところ、このうち1匹から、国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを上回る140ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。

江戸川では東京の2つの漁業協同組合がウナギ漁をしていて、年間8トンの水揚げがあるということです。

千葉県と連絡を受けた東京都、埼玉県は流域の漁業協同組合に対して江戸川で取れたウナギの出荷を自粛するよう要請しました

東京都は、さらに水路がつながっている荒川、旧江戸川、中川、新中川の4つの河川で捕獲されたウナギについても出荷を自粛するよう要請しました。
また、千葉県や東京都は釣り客に遊漁券を販売しないことや釣り客がウナギを捕獲した場合、その場で放して食べないように呼びかけています。


千葉県内では、去年6月、利根川で捕獲されたウナギから基準を上回る放射性物質が検出され、利根川のウナギについては流域の漁協が出荷を自粛しています。

東京都と埼玉県では、これまでの検査でウナギから国の基準を超える放射性物質が検出されたことはないということです。


●江戸川のウナギから基準超の放射性セシウム
           日テレ  6/7 20:04 NEWS24
 東京湾に流れ込む江戸川で捕れたウナギから、国の基準を超える放射性物質が検出された。これを受け、千葉県は7日、関係する漁協に出荷の自粛を要請した。

 江戸川の河口から約4キロの地点で捕れたウナギが7日朝、千葉県御宿町の海洋生物環境研究所に持ち込まれ、放射性物質の検査を行うため機械にかけられた。

検査の結果、江戸川で捕ったウナギからは、1キログラムあたり100ベクレルの国の基準を超える、140ベクレルの放射性セシウムが検出された。

これを受けて千葉県では、関係漁協に対し、江戸川で捕れたウナギについて出荷自粛要請を行った。

 福島第一原発事故から2年3か月。東京湾に流れ込む江戸川の魚から、国の基準を超える放射性セシウムが検出され、出荷の自粛要請が出されたのは初めて。

 今回、基準を超える放射性セシウムが検出されたことについて、今年3月にウナギを検査した、
近畿大学の山崎秀夫教授は「放射性セシウムを含む水が中流域に存在している。食物連鎖が繰り返されることで、ウナギの中のセシウム濃度が高くなる」としている。

 年間に約8トン水揚げされる江戸川のウナギは、都内の料亭などで振る舞われている高級魚
今回、出荷自粛になったことについて、江戸川で50年以上ウナギ漁を行う漁師の小島一則さんは、「(Q.これからの時期、ウナギがメーン?)メーンです。ウナギが1番稼げるんですけど。心配ですし、収入がなくなりますから、もし規制されるとなると…」と話す。

 出荷自粛となった江戸川のウナギ。今回4検体を調べたうち、3検体からは国の基準を超える放射性セシウムは検出されなかったが、千葉県では今後も検査を継続し、釣り人に対しても食べないように呼びかけている。

  ●全国流通 福島産ウナギ「産地偽装」の裏側
  高級店に「四万十川産」「利根川産」として

           ゲンダイ 2013年6月4日
<ジャーナリストが告発>
 ウナギの「産地偽装」は中国産だけではなかった――。天然モノは言うに及ばず、養殖用の稚魚も不漁続きで、値段が高騰。「今年は1キロ200万円前後になっている」(漁業関係者)というから、尋常じゃない。

 養殖ウナギの価格が上がり、もともと捕獲量が少なく貴重だった天然ウナギとの差が縮まってきた。おかげで、天然ウナギの需要が高まるという“逆転現象”も起きている。

 そんな中、福島県産のウナギが他県産として偽装され、全国に流通しているというのだ。事故原発のある浜通り地方を流れる「夏井川産」のウナギだ。

 福島県が4~5月に行った検査では、いわき市沖で取れたヒラメ、アイナメ、メバルなど複数の魚から基準値(100ベクレル/キロ)を超えるセシウムが検出されている。近くを流れる「夏井川」の魚も汚染されていておかしくない。

 福島県在住で食問題に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏が言う。
「汚染されているのは海水魚だけではありません。夏井川は、原発事故直後に避難指示の出た田村市などを通っています。
阿武隈川水系ではイワナ、ヤマメから基準値超えのセシウムが検出されているため、同水系の全魚種休漁が打ち出されている。

しかし、夏井川の漁協は全魚種の釣りを承認しています。
そもそもウナギは、放流しないため、漁業権がない。
趣味でやっている漁師がいっぱいいます。

彼らも安全性に不安を持っていますから、地元では食べないし、小遣い稼ぎとして卸業者に流しています。

それが天然モノを売り物にしている店や高級料亭に、千葉県産や利根川産、四万十川産として出回っている。
偽装の実態は、漁協も店側も知らない
のです」

 ほかにも、相馬市沖のズワイガニは日本海の業者に流れている。「業者が買い取ったあと、全国のどこに流しているかは分からない」(吾妻氏)という。安心して食べられる魚介類はないのか。


●行政ファイル:野生シカなどから基準値超えの放射性物質 /群馬
            毎日新聞 2013年06月01日
県自然環境課は31日、野生鳥獣の放射性物質検査の結果、沼田市で捕獲したイノシシ1頭から1キロあたり160ベクレル、桐生市で捕獲したシカ1頭から同150ベクレルと、基準値(同100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。

野生のシカとイノシシは出荷や自家消費が自粛制限されており同課は今後も自粛を呼びかける。

●イノシシ肉からセシウム チェルノブイリの影響今も
          静岡新聞社 (2013/5/22 6:01)
 【ウィーン共同】オーストリア健康・食品安全庁は21日、2011年11月〜12年3月に野生のイノシシの肉に含まれる放射性セシウムを検査したところ、最大で1キログラム当たり408ベクレルを検出したと発表した。

 オーストリアの中では旧ソ連のチェルノブイリ原発事故による汚染が比較的少ないとされる東部で主に捕獲された227頭が調査のため提供された。
いずれもオーストリア政府が定める基準値の1キログラム当たり600ベクレルを下回ったものの、事故後25年以上たっても周辺諸国に広がった放射性物質の影響が残っていることを示した。


●社説/ 東日本大震災 被災動物対策/効率的な保護・捕獲を急げ
            河北 2013年06月03日
東日本大震災から間もなく2年3カ月。復興へ前進する一方で、地道な対応を強いられる課題が山積する。被災動物対策もその一つだ。
 福島第1原発事故の影響が深刻な福島県内での取り組みが、焦点となっている。
 旧警戒区域での被災ペットの救出活動は今も続く。保護した犬や猫は第三者への譲渡も行われているが、震災から長時間が経過し、警戒心が強くなった動物の取り扱いは容易ではない。

 家畜は千頭以上の牛が野生化しているとみられ、捕獲しようにもなかなか進まないのが実情だ。自然繁殖するケースが増えたことも、問題を複雑化する。
 野生動物では最近、イノシシで体内の放射性セシウム濃度が極度に高いケースが確認された。生息域が広がり、農業基盤が破壊される被害が相次ぐ。

 対策の第一歩は効率的な保護・捕獲だ。生息調査や環境省、県の態勢強化が前提となる。
野生動物では放射線モニタリング調査の対象拡大とその徹底、調査に基づく新たな対策の構築を急がなくてはならない。
 福島県内では5月28日に双葉町の避難区域が再編され、原発20キロ圏の警戒区域がなくなった。被災動物対策は、立ち入り禁止の帰還困難区域(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)が中心となる。

 被災ペットはこれまで旧警戒区域で犬456匹、猫542匹が保護された。多くは飼い主や第三者に引き取られ、犬44匹、猫173匹が県動物救護本部三春シェルター(三春町)に収容されている。同本部は約8割をホームページ(HP)で公開し、引き取り先を募集している。

 一時野生化したことで、人への警戒心が強くなり、HPに載せられない犬猫も目立つ。環境省は県と協議を進め、6月中にも新たな生息調査や保護に乗り出す考えだが、これまで以上に緻密な対応が求められる。
 牛は震災前、旧警戒区域で約3500頭を飼育。多くの震災関連死に加え、県は4月末までに1569頭を殺処分した。

 牛舎から逃げ出し、野生化した推定約1100頭については、わなを仕掛けたり、柵を造り追い込んだりして捕獲を進めているものの、成果はいまひとつ。
捕獲方法の見直しを含め、対応を再検討すべき時期だ。

 より深刻なのはイノシシ。3月の検査では、南相馬市で捕獲した個体のセシウム濃度が1キログラム当たり最大5万6千ベクレルに上った。肉は浜通り地方を中心に出荷が制限されているものの、イノシシは移動する。どんな影響を及ぼすかの検証が必要だ。

 加えて環境省の調査で、生息域が山間部から海岸部にまで拡大していることが分かった。田のあぜや堤を掘り起こす被害が続出しており、将来の農業再建に支障を来す恐れがある。

 環境省は災害時に避難所や仮設住宅にペットを持ち込めるようにするためのガイドラインを作成中で、6月中にも自治体や関係機関に配布する方針だ。同様に、福島などでのさまざまな教訓をどう生かすかも、被災動物対策の成否の鍵を握る。


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