毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 4年前、6選の現職市長を倒して市議から当選した金沢市長。
 今年12月の2期目の選挙に向けて、6月議会で再選出馬を表明、各党の推薦を得て再選を目指す体制が整う方向になっていた。
 ところが、業者との癒着問題の発覚で、突然、辞職。

 その件は、市長選前に業者と事業の約束を交わし、選挙支援を受け、当選後に調整、しかしその事業が実現しなかったので、市長が別の業務を提案したらしい。
・・・これって、収賄で6月に逮捕された美濃加茂市長と業者の関係と同じ構図に見える・・・

 そこで、両者の比較をするために、まず、今日は、金沢市長の事件のことを見ておく。

 ★《車券売場問題をめぐっては、山野氏は、初当選した10年の市長選で支援を受けたビル 管理会社の元社長から、車券売場開設の要請を受け、協力を約束する念書を交わし、市長就任後に設置の同意書に署名、押印。元社長は経済産業省に開設を申請したが、同意書が 公文書ではないとして許可されなかった。
 今月に入り、山野氏が元社長に対し、市のリサイクルセンターを入居させる代替案を提示したことが発覚した。》(北国新聞)

 ★《山野市長は1995年に金沢市議に初当選、08年に副議長を務めた。10年の市長選で、6選を目指した前市長を破り初当選。12月に任期満了を迎える市長選に再選出馬を表明していた。》(時事)

 ★《石川県内の各政党の代表らは16日、市長選で山野市長を推薦するのは難しいとの認識を示した。推薦を要請した政党がそろって距離を置く姿勢に転じたことで、山野市長は厳しい判断を迫られている。》(北国新聞)

 実は、金沢市長、前の市長選挙で、ネット選挙が解禁されていないのに、きわどいネット利用の選挙を周辺が行ったことでも知られる。警察を所管する県議会でも問題になったが、県警は、問題視しない旨を議会で答弁、結果として当時のネット利用の選挙の道を広げることになった。
 
 そのことをまとめたこのブログの2010年12月14日エントリー ⇒ ◆金沢市長選 当選の新人陣営、ツイッターで活動 /「ツイッター更新で選管が指導」 「警察は警告せず」

 なお、昨日、今書いている本の編集者から、「あとがき」の期限は「20日午前中」とメールが来た。つまり明日午前。なので、今日はそちらを優先・・・ノルディックウォークもお休み。

人気ブログランキング = 今、1位
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←

 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●各党とも推薦に難色 金沢市長選、山野市長の進退厳しく
         北国 8月17日
 競輪場外車券売場をめぐる問題で、山野之義金沢市長の出処進退が焦点となる中、石川県内の各政党の代表らは16日、市長選で山野市長を推薦するのは難しいとの認識を示した。推薦を要請した政党がそろって距離を置く姿勢に転じたことで、山野市長は厳しい判断を迫られている。

 車券売場問題を検証している自民党金沢支部の専門部会長の中村勲県議は「市長はすべて事実だと認めた。自民党として推薦できる状況にはない」と語った。

 民主党県連の近藤和也代表は「新しい事案が出てきて信頼関係が崩れた。客観的には、推薦はきつい状況になった」と述べた。車券売場の代わりにリサイクルセンターの入居を 持ち掛けたことが新たに判明した点を特に問題視した。

 公明党県本部の増江啓代表は「現段階で推薦するには厳しい状況にあるのは間違いない 」と話した。山野市長に近かった市議が厳しい姿勢を示したことを理由に挙げた。

 「車券売場に関する問題は、大きな判断材料だ」と指摘したのは、社民党県連合の盛本芳久代表。議会に諮らずに念書を交わしたり、代替案を示したことが推薦の協議にマイナ スに働くとの見方を示した。

 山野市長は連合石川にも推薦を要請する意向だった。狩山久弥会長は「これまで支えていた市議会会派からも信頼を失っているのは、何か大きな問題があったからだろう。連合石川だけが推薦することにはならない」と話した。

 車券売場問題では、金沢市議会の主要4会派の代表が14日、山野市長に対し、18日 の全員協議会までに出処進退を明らかにするように求めた。全員協議会では各会派の代表が事実関係を問いただす予定で、山野市長が自らの進退を含め、どう発言するかが焦点となる。

●山野金沢市長が辞職願 車券場問題で引責 来月にも市長選
       北国 8月18日

 金沢市の山野之義市長(52)は18日、競輪の場外車券売場をめぐる問題の責任を取 る形で、市長の辞職願を田中展郎市議会議長に提出した。市役所で会見した山野市長は「 道義的責任は大きい。任期途中での辞任は大変無念な思いがある」と述べた。市議会は午 後に緊急議会を開き、辞職に同意する見通しだ。市長選は、9月21日告示・9月28日 投開票か、28日告示・10月5日投開票の日程が有力視されている。
 山野市長は車券売場問題で、市議会の主要4会派から出処進退の判断を迫られ、18日 までに判断する考えを示していた。

 会見で山野市長は「甘い認識で対応した。(偽証への罰則、告発がある)百条委員会の 設置は避けなければならないと強く思った」と辞職の理由を説明した。出直し市長選への 対応については「今後のことまで考えが及ばない」と明言を避けた。

 金沢市長が任期途中で辞職するのは、1978(昭和53)年11月、当時の岡良一市 長が病気で辞めて以来、36年ぶり。疑惑を指摘されて辞職するのは戦後、初めてとなる 。

 市長の辞意表明を受け、市議会は、問題の事実関係を確認するため18日に予定してい た全員協議会を取りやめた。田中議長は同日中に、市選挙管理委員会に市長の申し出を通 知する。公選法に基づき、市選管は50日以内に市長選を執行する。市長選と併せ、市議 補選(欠員3)が行われる。

 山野市長は泉丘高、慶応大文学部卒。ソフトバンク勤務を経て1995年に金沢市議に 初当選、2008年に副議長を務め、10年の前回市長選で初当選した。今年6月に再選 出馬を表明していた。

 車券売場をめぐっては、山野氏が前回市長選の直前に、計画するビル管理会社の元社長 と、設置に協力するとの念書を交わし、選挙で元社長の支援を受けた。市長就任後には設 置の同意書に署名、私印を押したが、同意書が市長の公印でないとして経済産業省から設 置を許可されず、その後、市長は市のリサイクルセンターを入居させる代替案を元社長に 提示した。

●金沢市長:辞職願提出 場外車券場巡り業者に便宜で引責
毎日新聞 2014年08月18日
 金沢市の山野之義(ゆきよし)市長(52)は18日、田中展郎市議会議長に辞職願を提出した。市内に計画された競輪の場外車券場を巡って特定の業者に便宜を図ろうとした問題の責任を取るとし、同日の記者会見で「道義的責任を強く感じた。市民や議会に心配をかけ、おわびしたい。重大な政治的責任を取らないといけないと思った」と述べた。

 山野氏は12月9日に任期満了を迎える市長選に再選を目指して立候補を表明していた。ただ、市長辞職に伴う出直し選については会見で「考えが及ばない」として不出馬への明言を避けた。市議会は18日午後、緊急議会を開き、山野氏の辞職を認める方針。公職選挙法の規定で、市長選は議長が市選管に通知してから50日以内に行われる。

 山野氏本人の説明によると、前回市長選(2010年11月)直前の10年10月、車券場を計画するビル管理会社と、設置に同意する趣旨の念書を取り交わし、初当選後、同意文書に署名・押印して渡した。ビル管理会社から同意文書の提出を受けた経済産業省は、公印が押されていないことなどから「地元の合意を得たとは言えない」として12年5月に不許可を通知。計画は頓挫した状態になっている。山野氏は選挙でビル管理会社から支援を受けていた。

 市議会の主要会派が一連の対応を問題視し、18日までに出処進退を明らかにするよう山野氏に求めていた。

 山野氏は元ソフトバンク社員で、1995年に金沢市議初当選。4期目途中の2010年の前回選に無所属で出馬し、6選を目指した現職を破って初当選した。

 次期市長選に出馬表明していたのは山野氏だけだった。自民党の下沢佳充県議が出馬を検討しており、共産などでつくる市民団体も独自候補の擁立を探っている。【大原一城、中津川甫】

●金沢市長が辞職願 車券場開設協力で批判受け
          東京 2014年8月18日
 金沢市の山野之義(ゆきよし)市長(52)は十八日、市長辞職願を田中展郎(てんろう)市議会議長に提出した。初当選直前に競輪の場外車券売り場開設への協力を民間業者に約束していたことが分かり、批判が高まっていた。

 議長らが今後の対応を協議する。市議会は午後に全員協議会を開き、山野氏から経緯を聞く予定だった。山野氏は、十二月九日の任期満了に伴う市長選に再選を目指して立候補する意向を六月に表明したばかりだった。

 記者会見で山野氏は「甘い認識で対応した。道義的責任は大きい」と理由を述べた。法的責任は否定した。出直し市長選への対応は「考える余裕はなかった」として明言を避けた。

 山野氏や代理人弁護士によると、市議だった二〇一〇年十月、市内に名古屋競輪の場外車券売り場設置を計画していた業者との間で、地元合意が得られれば市長当選後に協力するとの念書を交わした。十一月の市長選では業者の支援を受けた。

 市長就任後の一一年七月には、売り場設置への同意書に署名し、私印を押して業者に渡した。業者は経済産業省に開設を申請したが、添付された同意書が公文書でないとして許可されなかった。

 公選法は、辞職の申し出を受けた議長が市選挙管理委員会に通知した日から五十日以内に選挙を実施すると規定している。

 山野氏は慶応大卒。民間企業勤務を経て、一九九五年四月の金沢市議選に立候補して初当選、四期務めた。二〇一〇年十一月の金沢市長選に立候補、激戦の末、六選を目指していた当時の無所属現職らを破り初当選した。

●金沢市長が辞職 場外車券売り場開設巡り批判
    日経 2014/8/18
金沢市の山野之義市長が18日、市長を辞職した。競輪の場外車券売り場の開設を巡り、市長選で支援を受けた会社に便宜を図ろうとしたことが明らかになり、批判を受けていた。この日、市議会議長に辞職願を提出し、市議会が同意した。

 山野氏は1期目。市長就任後の2011年、場外車券売り場の開設を計画する会社に対して開設に同意する文書に署名、私印を押して渡した。この会社は文書を経済産業省に提出したが、同意文書が公文書ではないことから、開設は許可されなかった。

●場外車券場問題で山野金沢市長が辞職
      北陸朝日  (18日)
金沢市の山野之義市長は、競輪の場外車券場をめぐる問題の責任を取り、辞職願を提出し、議会が承認しました山野市長は18日朝金沢市議会の田中展郎議長の自宅を訪れ、辞職願を提出しました。

そして午前10時から記者会見し、「多くの市民の皆さん、議会の皆さんにご心配やご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたいと思いますし、重大な政治的責任をとらなければと思い、辞職願を提出した」と述べました。

山野市長は、金沢市で計画されていた競輪の場外車券場の設置をめぐり、計画を誘致していたビル管理会社の元社長との間で、設置に同意する文書に署名。その後計画が頓挫したあと、山野市長が元社長に対し、市のリサイクルプラザを入居させる代替案を示したことが分かりました。

これを受け市議会では調査権を持つ百条委員会の設置も視野に入れ、18日全員協議会を開き、山野市長に説明を求める予定でした。会見の中で山野市長は「百条委員会は非常に重たいもの。百条委員会がターニングポイントになったことは確か」と話しました。

辞表提出を受け、市議会では午後から緊急議会を開きました

緊急議会では、山野市長の辞職に全会一致で同意しました。これを受け、田中議長は、市の選挙管理委員会に山野市長の退職を通知しました。公職選挙法の規定では、通知から50日以内に選挙を実施することになっており、10月初旬までに、選挙は実施されます。 (21:35)

●山野金沢市長が辞職 市議会、全会一致で同意
       北国 8月19日
 金沢市の山野之義市長(52)は18日、競輪の場外車券売場をめぐる問題で責任を取 り、市長を辞職した。市役所で会見した山野氏は「甘い認識で対応した。一連の問題で道 義的責任を強く感じている」と語った。市議会は同日、緊急議会を開き、全会一致で辞職 に同意した。

 山野氏は18日朝、田中展郎市議会議長の自宅を訪ね、辞職願を提出し、田中議長は市選管に辞職願を通知した。公選法の規定で市長選は通知から50日以内に実施される。9月21日告示・28日投開票か、28日告示・10月5日投開票の日程が有力視され、市 選管は19日に選挙日程を決める。

 市長選と併せ、市議補選(欠員3)が行われ、市長選告示2日前までに金沢市選挙区の県議が辞職した場合は県議補選も執行される。

 金沢市長が任期途中で辞職するのは1978(昭和53)年11月、当時の岡良一市長が病気で辞めて以来、36年ぶりとなる。

 会見で山野氏は、辞職の理由として、市議会から偽証への罰則・告発がある百条委員会の設置を示されたことを挙げ「百条委員会の設置は重いと考え、避けなければならないと 思った」と説明した。「任期半ばの辞任は大変無念だ」とも語った。

 山野氏は泉丘高、慶応大文学部卒。ソフトバンク勤務を経て1995年に金沢市議に初当選、2008年に副議長を務めた。10年の市長選で初当選し、12月に任期満了を迎 える市長選に再選出馬を表明していた。

 車券売場問題をめぐっては、山野氏は、初当選した10年の市長選で支援を受けたビル 管理会社の元社長から、車券売場開設の要請を受け、協力を約束する念書を交わし、市長就任後に設置の同意書に署名、押印。元社長は経済産業省に開設を申請したが、同意書が 公文書ではないとして許可されなかった。

 今月に入り、山野氏が元社長に対し、市のリサイクルセンターを入居させる代替案を提示したことが発覚した。

これらを問題視した市議会の主要4会派が14日、山野氏に百条委を設置する可能性を伝えて出処進退を迫り、山野氏は18日までに判断する考えを示し ていた。

 市議会は18日に全員協議会を開催し、山野氏から問題の経緯を聞く予定だったが、辞職願を受けて開催を取りやめた。

 山野氏の辞職を受け、市長職務代理者に丸口邦雄副市長が就いた。山野氏が採用した清水義博参与は8月末で辞職する。山野氏が出席予定だった式典や行事は延期が決まった。市は市長不在のため、市議会9月定例会に不急の案件を提出しない方針で、市長選の日程 を見据えて議会日程の調整に入る。

●金沢市長が退職願提出=業者に便宜で「道義的責任」
     時事 2014/08/18-
 金沢市の山野之義市長(52)は18日朝、田中展郎市議会議長に退職願を提出した。競輪の場外車券売り場開設をめぐり、特定の業者に便宜を図ろうとした問題で責任を取った。市議会は同日午後に緊急議会を開いて退職を認める見通し。

 山野氏は市役所で記者会見し、「市民と議会に心配と迷惑をかけた。道義的責任を強く感じている」と述べた。
 山野氏は、初当選した2010年の市長選で支援を受けた業者から車券売り場開設の要請を受け、協力を約束する文書に署名・押印した。これらを問題視した市議会の主要4会派から追及を受けていた。 

 山野市長は1995年に金沢市議に初当選、08年に副議長を務めた。10年の市長選で、6選を目指した前市長を破り初当選。12月に任期満了を迎える市長選に再選出馬を表明していた。

 公選法の規定では、市長選は議長が市選挙管理委員会に通知してから50日以内に行われる。9月21日告示-同28日投開票か、同28日告示-10月5日投開票の可能性が高い。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )