毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 昨日のブログで「奈良県葛城市に裏金疑惑 1億8千万円、百条委調査」ということを記録した。興味があったので、もっと調べたら・・ヘンなことが幾つもあるらしい。
 前市長らによる架空工事がばれて、監査委員がその返還を求めたけど返還されていない、とか。
 現市長が根職員らを告発した、とか。
 自治体合併時の裏金が「隠し預金」で残されているとか。

 まるで、かつての岐阜県庁裏金事件のよう(行政職員らが作って貯めてきた裏金の隠し方・処理に困り、労働組合の金庫に「預けて=入れて」おいたが、それがバレてしまった事件/2006年7月6日エントリー ◆岐阜県庁 裏金を集めた裏口座。職員組合に。指示は幹部から全庁的 

 ということで、今日は次を記録。
●公金?裏金? 約1億8000万円を元副市長が管理/関西テレビ 02/19
●奈良県葛城市に裏金疑惑 1億8千万円、百条委調査 /日経〔共同〕2018/2/19

●【裏金疑惑】葛城市、旧新庄町から引継いだ1億8千万円を未処理【百条委設置を可決 】/法律ニュース部 2018/2/20
●1億8000万円裏金疑惑の市議を直撃「俺にはわからん」/NEWSポストセブン 2018.03.02 07:00 ◆取材/福場ひとみ(ジャーナリスト)

●道の駅建設で架空工事「前市長ら、3500万円返還を」奈良・葛城市監査委員が勧告/2017.10.31
●「道の駅かつらぎ」めぐり、奈良・葛城市が前副市長らを告発/産経 2018.2.17

 なお、今朝の気温はマイナス2.5度。この数日暖かだったのに、やっぱりまだ春にはなっていない。快適にウォーキング。

人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●公金?裏金? 約1億8000万円を元副市長が管理
          関西テレビ 02/19 19:40
市議会は百条委を設置して調査へ
この金はなんのためなのでしょうか?奈良県葛城市で合併前の町の会計担当者が保管していた原資が不明な金約1億8000万円を市の元副市長が管理し、その一部が使われていたことがわかりました。

【岡本吉司市議(70)】
「やましい金かとみんな想像するけど、我々はそんなことは一切思っていない」
Q.何の金?
「それはようわからん」

「何の金かはわからないが、やましい金ではない」と断言する元葛城副市長の岡本吉司市議(70)。

事の発端は奈良県で初めて実現した市町村合併までさかのぼります。

14年前、旧新庄町と旧當麻町が合併し誕生した葛城市。
岡本市議は市の初代副市長として2008年10月まで務めました。

市議会などによると、副市長を辞職した年の12月、市の会計管理者が旧新庄町の会計管理者から引き継いだ約1億8000万円を岡本市議が受け取り、管理していたということです。

岡本市議や元葛城市長など4人の人物がこの金を把握していて、通帳には複数の出金記録もあったということです。

【岡本市議】
「私は決して私的には使っていない。公共事業のために4人で相談していろんなことやっているわけだから」

原資がわからない金を4人で相談して公共事業に使ったという岡本市議。

【岡本市議】
Q.なぜ次の市長や副市長に引き継がなかった?
「はい?」
Q.裏金では?
「裏金って誰が裏金と言うねん!」
Q.民間人として公金を持っていたことになるが?
「公金って誰が位置づけてるねん!わしは公金じゃないと思っている」
Q.公金じゃないけど公共の事業に使った?
「何をもって公金と言うてるのよ、俺は公金じゃないと認識している」

裏金ではないが、公金でもないという疑惑の大金。
市議会は19日、強い調査権限を持つ百条委員会の設置を決め、金の原資や使途などについて今後詳しく調べる方針です。

●奈良県葛城市に裏金疑惑 1億8千万円、百条委調査
          日経〔共同〕2018/2/19 22:14
 2004年の2町合併で発足した奈良県葛城市で、旧新庄町から引き継いだ裏金とみられる約1億8千万円が、金融機関の口座に残っていたことが19日、下村正樹市議への取材で分かった。市議会は同日、経緯を調べるため、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を可決した。

 葛城市は旧新庄町と旧当麻町の合併で誕生。百条委の委員長に就いた下村市議によると、昨年末に情報提供があり、旧新庄町で蓄積されたとみられる裏金の存在が発覚した。

 下村市議は「合併後、葛城市の職員などが通帳を預かっていたとみられるが、口座の名義や金融機関が変遷し不明点が多い。百条委で経緯を明らかにしたい」と話した。

●【裏金疑惑】葛城市、旧新庄町から引継いだ1億8千万円を未処理【百条委設置を可決 】
            法律ニュース部 2018/2/20
奈良県葛城市に裏金疑惑
奈良県葛城市で14年前に合併したときに受け継がれたとみられる、およそ1億8000万円が、市の会計処理がされないまま金融機関の口座に残されていることがわかり、葛城市議会は19日、経緯を調べるため、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を可決した。

1億8000万円を発見
19日、臨時で開かれた市議会で明かされた内容は、市内の金融機関に設けられた口座に、市の会計処理が行われていない現金、およそ1億8000万円が残されているのが見つかったというもの。この現金は、合併時に、新庄町から受け継ぎ、一部の幹部職員が管理してきたとみられるとのこと。

口座名義の変更 / 当初、口座の名義、当時の葛城市長だった。しかし、別の金融機関に移されて名義も変えられているという。

●1億8000万円裏金疑惑の市議を直撃「俺にはわからん」
     NEWSポストセブン 2018.03.02 07:00 ◆取材/福場ひとみ(ジャーナリスト)
 確定申告シーズン真っただ中に、奈良県葛城市で1億8000万円という巨額の裏金疑惑が発覚し、関西でにわかに話題を呼んでいる。原資不明とされるこの1億8000万円は、岡本吉司市議(70)が個人口座で管理していた。市議会の追及にその存在を明かし、2月19日、葛城市議会においてこの問題の調査に関する百条委員会の設置が可決されたのだ。

 この不明金は、2004年の市町村合併前の旧・新庄町の時から存在したとされる。岡本氏は、合併後に初代の副市長を務め、退職後、会計管理者からこのカネを小切手で引き継いだという。岡本氏が市議になったのはその後のことで、口座からは数度にわたり計450万円が引き出されている。

 いったい原資は何なのか。引き出されたカネは何に使われたのか。疑惑の目が岡本氏に向けられる中、百条委員会の設置が可決した直後に市議会で「逃げも隠れもしないで答える」という岡本市議を直撃した。

──何の金だと思っていた?
「俺にはわからん。わからんもんはわからん」

──原資は?
「今もわからへん」

──合併前の新庄町から引き継がれたお金であることは事実?
「そりゃそうやがな。預かった当時は何もわからんけど、預かってくれと言われたから預かっただけや」

──1億8000万近くの金を預かって、問題あるとは思わなかった?
「そういま言われたら、そういう気もするけどな」

──裏金、市議会では非公式の未処理金と呼ばれているが。
「何をもって裏金というんや。未処理金とも裏金ともわしは思ってないから」

──預かる時に何の金か聞かなかった?
「俺かて、そんなこと思ってなかったから。今言われてみたら軽率だったかなと思うけれども」

──資金の一部が出金されているが、何に使った?
「公共の事業のために。予算が不足するとかで、知っている人から相談をうけた。わしは決して私的なことには使うとらん。その金で家を建てたともいわれとるけど、家なんかもっと前に建てとるわ!」

──なぜ次の市長なり副市長に預かり金を引き継ごうとしなかった?
「はい……? どういうことかわからんかったからな」

──市の裏金であるという認識はなかった?
「裏金って、何をもって裏金というんや?」

──副市長を辞めて民間人だったのに、なぜ公金を預かった?
「そりゃわしは、公金では無いと思うとるがな。誰が公金だと位置づけとんねん?」

──公金でないのに、公共の事業に使った?
「何をもって公金と認識するんや?」

──公金でないと認識していた? 誰かの私的なお金だと思っていた?
「わからんがな。後で聞いたら、収入役が代々預かっていた金だったと。その当時はわからへん。その当時分かっとれば俺も預かれへんで」

──なんの金かも分らないまま、何に使うか協議した。
「そら、わからんやん。こんな金があるからと。その時は、(副市長を退任しているから)中のこと、わからへんやん」

──世間的には裏金だとはいえますが。
「俺もいま言われて軽率だったなと。それは反省せんとな」

 公金でもなく、裏金でもない。何の金かわからないが、公共の事業に使った。禅問答のような答えばかりだが、今後、徹底的な調査を通して真相が明らかになることを期待したい。

●道の駅建設で架空工事「前市長ら、3500万円返還を」奈良・葛城市監査委員が勧告
       2017.10.31 10:26
 葛城市に昨年オープンした「道の駅かつらぎ」の建設を巡り、不適切な支出があったとして約3600万円の返還を求めた住民監査請求について、同市監査委員は30日、「違法な公金の支出があった」と山下和弥前市長の関与を認定し、山下氏や業者らに計約3500万円の返還を命じるよう阿古和彦市長に勧告した。

 監査結果によると、道の駅の建設予定地にあった福祉施設の移転先に、産業廃棄物が埋まっていることが工事着手後の平成27年11月に判明。新たに撤去費用が必要となり、市は虚偽の名目変更で約2500万円を施設側に支払った。さらに、市内4カ所の道路陥没工事名目で業者に計約370万円を支払ったが、実際は福祉施設の移転先での舗装などに充てられ、工事は行われなかった。

 監査委は、山下前市長や生野吉秀前副市長ら6人に聞き取り調査を実施。山下前市長は名目変更の報告を受けていたことを認めた上で「事業を進める上で必要なことだった」と説明したという。地元住民5人が8月31日に監査請求書を提出し、施工業者らに約3600万円を支払わせるよう市に求めていた。

 阿古和彦市長は「勧告内容を厳粛に受け止め、適切に対応する」とコメントした。

●「道の駅かつらぎ」めぐり、奈良・葛城市が前副市長らを告発
       産経 2018.2.17 13:57
 奈良県葛城市に昨年オープンした「道の駅かつらぎ」の建設工事に絡み、違法な公金支出があったとして当時の市幹部らが約3500万円の損害賠償を請求された問題で、同市は16日、地方公務員法違反(守秘義務違反)の罪で生野吉秀前副市長を、虚偽公文書作成などの罪で市職員6人を県警に告発したと発表した。告発状は15日付で受理された。

 この問題を巡っては、市監査委員が昨年10月、山下和弥前市長と生野前副市長の関与を認定。建設予定地にあった法人に虚偽の名目で2500万円を支払ったほか、架空の道路補修工事費などで計約1千万円を不適切に支出したと指摘していた。

 市は昨年12月、監査結果に基づいて山下前市長と生野副市長、施工業者などに返還請求したが、いずれも返還に応じていないという。

 一方で、諮問機関の市政検討委員会は昨年10月、背任罪での告発や民事賠償請求などによる追及を検討すべきと答申。阿古和彦市長は「答申に沿って、全ての手続きをしたい。内容が確認できた部分から刑事告発した」と話した。

 告発を受け、生野前副市長は「告発内容がわからないので、コメントしようがない。弁護士と相談する」としている。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )