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●高木仁三郎市民科学基金 2018年度助成選考委員の公募のお知らせ
助成選考委員公募のお知らせ(2018/7/31)
高木仁三郎市民科学基金 代表理事 河合弘之
みなさまには、高木基金の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
高木基金では、下記の通り、助成選考委員の一般公募を行います。
高木基金は、2000年10月に亡くなった高木仁三郎の遺産と、一般のみなさまからの会費・寄付を財源とし、「市民科学」をめざす日本国内及びアジアの個人やグループを対象に、調査研究活動などへの助成を行っています。おかげさまで、設立から17年間の助成実績は、国内枠302件、1億6,700万円、アジア枠63件、2,786万円、計365件1億9,486万円となりました。
助成選考にあたっては、最終選考の際に、公開プレゼンテーション(一般公開での研究計画発表会)を行い、一般市民の意見を取り入れ、また、助成研究の成果についても、積極的に市民社会に還元し、市民の評価にゆだねることを重視しています。
助成選考のために選考委員会を設置しておりますが、選考委員の選任に当たっては、理事会が市民科学に造詣の深い方へ就任を依頼するかたちを基本として発足し、2007年以降は、選考委員の一般公募を行い、市民の立場で社会的な問題に関わってこられた方などに、そのご経験に基づくご意見をいただくことで、「市民科学」にふさわしい助成選考を目指してきました。
2011年3月の東日本大震災・福島原発事故以降、高木基金への助成応募は、核・原発問題の比重が高まっておりますが、高木基金が目指す「市民科学」の課題は原発問題に限られるものではなく、現代の科学技術およびそれに関わる社会政策等の「負」の側面に関する様々な問題に、私たちが取り組むべき「市民科学」の課題が山積しています。高木基金は、そのような課題に取り組む一般市民やグループを、今後とも積極的に支援していきたいと考えております。
次世代に豊かな自然と平和で民主的な社会を引き継いでいくために、高木基金の活動に共鳴し、選考委員の立場から「市民科学」に力を注いで下さる方からの積極的な応募を期待しております。
募集内容 高木基金の助成選考委員1名 (現在8名のところに、1名を公募で追加するものです。) |