またまた安倍政権の強行採決。議論抜きの横暴は民主主義の国ではない証拠。確かに、「戦前の日本」を指向する安倍氏としたら「まだ面倒なことをしてやった方」とでもいうことなのか・・・そんな怒りがうまれる政府のやり方。
外国から人が来るのは良いこととして、労働の場合の人権侵害や待遇問題、周辺状況の整備、そして意識改革がなければ課題を深刻化させるだけ。
実際、外国の人たちの働く場と一般市民との接点は増えている。身近に感じるのは「コンビ二」。
例えば私も名古屋で一泊2日で講座をするとき、夜の食事や朝食は歩いて数分の所のコンビ二に行く。店員さんは、ほぼ外国の人。
11月22日の朝日新聞によれば、
★≪今年8月時点で、大手33社で働く外国人労働者の数は以下(かっこ内は従業員に占める割合)。そのほとんどは「留学生」。 セブン―イレブン 3万1千人(7.9%)、 ファミリーマート 1万人(5%)、 ローソン 1万1千人(5.8%)≫
そんな思いを持ちながら、ネットニュースを見まわしてみて、強行採決にかかる報道から次の記事の見出しにリンクだけつけておく。
なお、今朝の気温は5度。ウォーキングは快適か。昨日11月27日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数4,037 訪問者数1,313」。
●入管法改正案が法務委で強行採決! 86%が最低賃金以下、失踪者7千人の状況を改善せず外国人の奴隷労働を拡大させる安倍政権/リテラ 2018.11.27
●入管法改正案、衆院委で可決 野党の反対を押し切り/朝日 2018年11月27日17時48分
●入管法案衆院通過 与党からも「乱暴だ」 懸念の声漏れる/毎日 2018年11月27日23時19分
続けて、人権侵害や待遇問題、周辺状況を確認して、抜粋して記録しておく。
●入管法改正案 外国人労働者どうする 業界から不安、要望/毎日 2018年10月29日
●<衆院法務委>入管法案、100%移行の業種も/毎日 11/21
●「まるで2級市民」通勤経路も別々…フィリピン人技能実習生の本音 来日を後悔?「とんでもない」/withnews 2018年11月20日
●若者が消えたベトナムの村 出稼ぎ先で直面した残酷な現実 「実習生御殿」に日本への「愛憎」を見た/withnews 11/23
●「嫌なら帰れ」実習先は除染現場だった ベトナム青年が夢見た日本は/withnews 2018年11月18日
●「24時間営業」「3K職場」救う外国人 「彼らなしで回らない」 10年後も共に生きるため必要なこと/withnews 11/22 出典:朝日
●人気ブログランキング参加中 = 今、1位から3位 ↓1日1回クリックを↓ ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンはこちらをクリック→→人気ブログランキング←←ワン・クリックで10点
●入管法改正案 外国人労働者どうする 業界から不安、要望
毎日 2018年10月29日
外国人労働者受け入れ拡大に向けた入管法改正案などに対する自民党法務部会の審査では、人手不足にあえぐ業界団体からの要望が相次いだ。各業界の担当者らは口々に将来への不安や国の支援の必要性を訴えた。
23日にあった同部会。受け入れ拡大に向けて新たに創設される在留資格の対象として検討されている14分野のうち、建設▽造船・舶用工業▽農業▽介護▽宿泊▽外食▽素形材産業--の7分野の計11団体が参加した。
日本建設業連合会の山本徳治事務総長は「日本人の処遇(待遇)改善に、外国人が入ってきて水を差すことがないようにしてほしい」「建設現場は大変危ない。必要な安全教育や技能指導ができるだけの日本語能力をお願いしたい」などと要望。さらに「建設業は仕事が減ることも考えられる。(職を失って)不法滞在になった技能者に対してどのように対処するのかも明らかにしてほしい」とも訴えた。
全国農業会議所の柚木茂夫専務理事は「(新たな在留資格に)現場の大変な期待があるが、一方で、地域住民とのトラブルや治安の問題など懸念の声も少なくない」と指摘。同会議所は政府にそうした懸念の払拭(ふっしょく)を求めており「受け入れ環境整備は万全の対応を求めたい」と訴えた。
介護分野では・・・(以下、略)・・・
●<衆院法務委>入管法案、100%移行の業種も
毎日 11/21
・・・(略)・・・ 政府は新制度を「技能実習制度とは全く別の物だ。ただ『1号』で受け入れる中に、技能実習修了者が入ることがある」(和田雅樹・法務省入国管理局長)とする。だが、政府は、検討対象14業種の初年度の受け入れ見込み計3万2800~4万7550人のうち、約55~59%を実習生からの移行者と想定。5年間の累積でも約45%を占める。
業種別では、技能実習に対象職種のない外食業や導入期間の短い介護業などはゼロで、海外で実施する試験で募る方針。一方、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業はほぼ100%を見込み、他にも建設業など9割を超える業種が多い。
しかし、どの程度の実習生が1号に移行するのかは現実には不透明だ。
ほぼ100%を見込む3業種を所管する経済産業省は・・・(以下、略)・・・
●「まるで2級市民」通勤経路も別々…フィリピン人技能実習生の本音 来日を後悔?「とんでもない」
withnews 2018年11月20日
・・・(略)・・・実習生は毎朝、工場の近くにある寮から自転車で出社してきます。一斉出勤の姿は壮観です。自転車の前かごには、もれなく3けたまでの大きな番号札が付いています。・・・(略)・・・
生活費は毎月「1万円」
寮は、下松市役所そばの川沿いにある5階建てと3階建てのアパートです。登記簿などによると、日立の社有地に建っています。実習生の話では、5階建てのかなり「古い寮」は1部屋に5人、その隣の3階建ての「少し新しい寮」は1部屋に6人ずつ住んでいます。
「寮費」として、毎月光熱費込みで1人2万円を給与から差し引かれるそうですが、地元でアパートを経営する女性は「相場の倍近い」と指摘します。実習生たちは「電気やガスの請求書を見せてほしいと監理団体に頼んだのに、見せてくれない」と不満を口にします。
実習生が日立と結んだ契約書によると、実習生の時給は山口県の最低賃金(輸送用機械器具製造業)に5円足した888円。残業をすると月給は約15万~18万円になり、所得税や年金保険料、寮費などを引かれると、手取りは約9万~12万円です。
実習生はここから母国の家族に仕送りをしています。来日の際に親戚から借金した人が多いためです。母国では監理団体と提携する訓練学校に通わなければならなかったため、その学費の借金・十数万~30万円も抱えています。こちらも毎月1万~1万5千円ずつの返済があります。
残る生活費は毎月「1万円」という実習生は珍しくありません。寮の部屋で炊飯器でご飯を炊き、缶詰などをおかずに食卓を囲みます。実習生のBさん(26)は「日本のお米はおいしい」。・・・(略)・・・
●若者が消えたベトナムの村 出稼ぎ先で直面した残酷な現実 「実習生御殿」に日本への「愛憎」を見た
ヤフー withnews 11/23(金) 14:00
「あこがれ」と「明るい未来」に突き動かされ、若者が消えてしまった村がベトナムにある。行き先は、海外。技能実習生などとして資金を稼ぎ、家族のため家を建てるのが目的だ。そんな「御殿」への思いを胸に、日本に渡る人たちも少なくない。しかし中には、様々な事情から失意の内に帰国するケースも。彼らの希望をつなぐために何ができるのか。現地を歩き、住民たちが抱く日本への「愛憎」に触れながら、考えてみた。(朝日新聞ハノイ支局長・鈴木暁子)
若者が消えたベトナムの村 出稼ぎ先で直面した残酷な現実 「実習生御殿」に日本への「愛憎」を見た
ビンライ村には、出稼ぎで得たお金で家を建てる人が少なくない=鈴木暁子撮影(出典:朝日新聞)
静寂が支配する「ゴーストタウン」
「ベトナムの普通の農村とは思えぬ光景がある」。そう人づてに聞き、私は平日の昼間にある村を訪ねた。
首都ハノイから車で2時間弱の場所にある、フートー省ビンライ村。木々の間に大きな家々が立ち並び、まるで別荘地のようだ。ぴかぴかの邸宅が、これでもかというほど並んでいた。
車を降りて歩き出すと、私はまた驚いた。通りには人の姿が全くなく、しーんと静まりかえっている。朝から晩までカフェや居酒屋で人々がおしゃべりする、ベトナムのあの活気はどこにいったのだろう。「ゴーストタウン」という言葉が浮かんだ。
やっと見つけた高齢の女性が近所の家々を指さして、こう説明してくれた。
「うちは台湾、隣は韓国。あっちは日本だよ」
それぞれの家族が家の建設費用を稼いだ国の名前だという。ビンライ村では、人口9094人の3分の1に当たる2900人が海外で働く。村が静まりかえっているのは、35歳以下の若者の多くが国外に出ているためだ。家々は、いわば「実習生御殿」といったところだろうか。
・・・(略)・・・
「送り出し機関に金を払えば、『掃除の技術者』のビザで日本に行けると言われたが本当か」。最近は、そんな相談が一日に3、4件ある。日本で就くのは清掃の仕事だが、まるで高度に専門的な学歴、職歴があるかのような偽の証明書を作って、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格でベトナム人を応募させるのだ。採用する日本側の企業とも口裏を合わせ、うまく通ってしまう例もあるという。
「旅行ビザで日本に行って働ける」とだまされたベトナムの人が、ベトナムの業者に多額の費用を払って渡航する問題も頻発している。日本に行っても仕事は見つからず、途方にくれたベトナムの人たちから連絡を受けたズオンさんが、ベトナムに帰国するよう説得。その後、業者と交渉し、全額を返還させることができた。
●「嫌なら帰れ」実習先は除染現場だった ベトナム青年が夢見た日本は
withnews 2018年11月18日
・・・(略)・・・「建設機械・土木」の技能習得のため来日したベトナム人実習生。しかし実際に派遣されたのは、東京電力福島第一原発の事故の除染作業の現場だった。ときおり、声を詰まらせながら、東京・上野で実態を告発した=織田一撮影
「日本に行けば……」ハノイの街角で見た夢
9月21日夕、1人のベトナム人の若者が東京・羽田空港から帰国しました。グエン・ドク・カインさん(25)。外国人技能実習生として来日し、東北地方で3年を過ごしました。
「初めての日本でした。楽しいこともあった。不安になることもあった。3年は早かったな」。そう振り返って、ベトナムに向かう飛行機に乗り込みました。
カインさんと私が初めて会ったのは3月。「全統一労働組合」(東京・上野)から、「東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業を強いられた外国人実習生がいる」と聞いて、引き合わせてもらいました。
身長170㌢の細身で、髪を金髪に染めた青年。スマホで撮った作業の写真を見せながら、たどたどしい日本語で話してくれました。
始まりは1枚のポスターでした。
3年前の2015年3月。ハノイの街角。高校を卒業し、建設業で働いていたカインさんは、そのポスターから目が離せませんでした。
「日本に行けば稼げる。行きたい人は連絡して」
・・・(略)・・・カインさんに割り当てられたのは、放射性物質が付いた可能性があるものを取り除く「除染」と呼ばれる作業でした。
実習生の受け入れ窓口である監理団体の代表からは「仕事は簡単。だれでもできる」としか説明されませんでした。「私は日本語はできなかったし、通訳もいなかった」。もちろん「除染」の話は出ませんでした。
その後、岩手県釜石市に移り、住宅解体工事などをしました。16年9月には再び福島県に。避難指示区域だった同県川俣町で、国直轄の建物解体工事に従事しました。
スコップで落ち葉などを集めました。このとき心が騒いだと言います。
住民の姿が見えない町。マスクをつけないと仕事場に近づけない。
「特別手当」を渡されたとき、さすがに「親方、これは何ですか」と聞いたら「危険手当だ」と返されました。驚き、「どんな危険があるんですか」と食い下がると、「嫌なら帰れ」の一言で話を打ち切られたそうです。
「何かおかしい」。不安が膨らむ中で、それでも約4カ月、働き続けたと言います。
説明ないまま送られた「誰もいない町」・・・(以下、略)・・・
●「24時間営業」「3K職場」救う外国人 「彼らなしで回らない」 10年後も共に生きるため必要なこと
withnews 11/22 出典:朝日新聞
「24時間営業の厳しい仕事」「人が辞めやすい3K職場が多い」。そんなイメージが強く、日本人が敬遠しがちな業界があります。人手不足が深刻化する中、歓迎されているのが、近年増えている外国人労働者です。そのまじめな働きぶりから、「彼らがいないと現場が回らない」という評価も少なくありません。10年後も共に生きていく社会をつくるには、何が必要なのでしょうか?(朝日新聞社会部記者・高野遼、久保田一道)
・・・(略)・・・日本語不要、倉庫作業が人気
・・・(略)・・・「外国人従業員が3割超」
もちろん、私たちが普段からよく目にする外国人アルバイトもたくさんいます。代表例はコンビニエンスストア。今年8月時点で、大手3社で働く外国人労働者の数は以下の通り(かっこ内は従業員に占める割合)。そのほとんどは「留学生」です。
セブン―イレブン 3万1千人(7.9%)
ファミリーマート 1万人(5%)
ローソン 1万1千人(5.8%)
「外国人クルーが増えてきたのは、人手不足が深刻化した2013年ごろから。国籍を問わず、アルバイト先に選んでもらえるよう工夫をしてきました」。「ローソン」の担当者はこう語ります。
・・・(以下、略)・・・
| Trackback ( )
|
|
|
|
|
|