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てらまち・ねっと



 フランスの大統領がトランプ氏を明確に批判する姿勢は立派だと思う。それに対して、安倍氏のトランプいいなり姿勢は耐え難い。
 
 例えば、≪仏大統領、国連演説でトランプ氏批判 「最も強い者のおきて」の拒絶訴え≫ という9月26日付のAFPの記事。
 それに対して、翌日27日付の朝日の記事、≪ランプ氏「日本はすごい量の防衛装備品を買うことに」≫

 ということで、今日は、先日のトランプが訪仏した時の記事を記録、比較しておく。
●トランプ氏、仏到着直後にマクロン氏批判始める 「欧州軍」構想で/CNN 2018.11.10
●マクロン氏、ナショナリズムを批判 トランプ氏出席の式典で/CNN 2018.11.12
●マクロン仏大統領、国家主義を批判 第1次大戦終戦100年式典で/BBC 2018年11月12日
●マクロン氏「悪魔が再び」 ナショナリズムに懸念 ヨーロッパ/日経 2018/11/12

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●仏大統領、国連演説でトランプ氏批判 「最も強い者のおきて」の拒絶訴え
      (c)AFP 2018年9月26日
 フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は25日、国連総会(UN General Assembly)で演説し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の地球規模の課題に対する姿勢を批判するとともに、各国首脳に「最も強い者のおきて」による問題解決を拒むよう訴えた。

 これに先立ちトランプ氏は、同じ国連総会の場で「グローバリズムの思想」を拒絶する考えを示し、「選挙で選ばれていない、説明責任も負わない国際的な官僚組織に米国の主権を譲り渡すことは決してしない」と主張した。

 マクロン氏はトランプ氏に直接言及こそしなかったものの、演説の中でトランプ氏の世界観とは対極の姿勢を示した。

 マクロン氏は「最も強い者のおきてを選択する者もいるが、それでは誰一人守ることはできない」と述べ、国連が体現する多国間協調主義と世界平和実現の取り組みへの強い支持を改めて表明した。

 2017年のトランプ政権発足以降、米国はフランスが主導してきた二つの国際協定であるイラン核合意と地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」から離脱している。

 マクロン氏はイラン核合意を擁護するとともに各国政府にイラン政府との対話を呼び掛け、イランの孤立化を呼び掛けたトランプ氏と真っ向から対立する格好となった。

 マクロン氏は「イラン情勢に真の解決策をもたらしたもの、そしてこれまでイランを安定させてきたものは何か。強者のおきてだろうか、一方的な圧力だろうか。断じて違う!」と強調。

 また「イランは核武装へと向かっていたが、それを止めたものは何か。2015年の核合意だ」「われわれは地域情勢を悪化させるのではなく、核や弾道ミサイルといったイランの政策によって生まれたあらゆる懸念に対応するため、対話や多国間協調を通じて広範な課題に取り組むべきだ」と訴えた。

 さらにマクロン氏は記者会見で、原油価格を下げるためにもイランに原油輸出を認めるべきだと語り、トランプ氏の対イラン経済制裁強化の主張に反対の姿勢を示した。

●トランプ氏「日本はすごい量の防衛装備品を買うことに」
    朝日 2018年9月27日 青山直篤、土佐茂生
「日本はいま、やる気になった」。安倍晋三首相との会談を終えたトランプ大統領は26日、日本と二国間関税交渉の開始で合意したことを、まっさきに「成果」として強調した。米中間選挙に向けたアピールだが、トランプ政権がその先に見据えるのは、中国との貿易戦争でもあった。

 「安倍首相と会ってきた。我々は日本と貿易交渉を開始している。日本は長年、貿易の議論をしたがらなかったが、今はやる気になった」

 トランプ大統領は26日、国連総会を締めくくる記者会見で、真っ先に日本との貿易交渉の開始という成果を取り上げた。

 さらに「私が『日本は我々の思いを受け入れなければならない。巨額の貿易赤字は嫌だ』と言うと、日本はすごい量の防衛装備品を買うことになった」と自身が日本から大きな譲歩を引き出したかのように語った。


●トランプ氏、仏到着直後にマクロン氏批判始める 「欧州軍」構想で
      CNN 2018.11.10 12:3
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は9日、訪問先のフランスに到着した直後、「欧州軍」創設の構想をめぐりマクロン仏大統領を批判した。

トランプ氏はツイッターで、マクロン氏が米国や中国、ロシアから欧州を守るために軍創設を提案したと言及。「非常に侮辱的だ。欧州はまず、北大西洋条約機構(NATO)の公正な分担金を支払うべきではないか」と述べた。

トランプ氏は週末をパリで過ごし、第1次世界大戦終結100周年の記念式典に参加する予定。

AFP通信によれば、マクロン氏は6日、ラジオで「真の欧州軍」創設を呼び掛けていた。

マクロン氏はまた、トランプ氏の大統領就任以来、米国の同盟国としての信頼性は低下しているとも示唆。1980年代の欧州ミサイル危機後に成立した中距離核戦力(INF)全廃条約からの脱退をトランプ氏が表明したことに触れ、「主に被害を受けるのは欧州とその安全保障だ」と述べていた。

フランス当局高官は9日夜、トランプ氏が文脈を無視してマクロン氏の言葉を引用したと指摘。マクロン氏が10日にも自らトランプ氏のツイートに応答するとみられると明らかにした。

この高官は一方で、マクロン氏は欧州軍創設の意向を示していたわけではなく、欧州の財源がひっ迫する中で調整や資金拠出のあり方を改善したいとの趣旨だったとしている。

さらに、欧州には既に防衛プロジェクトが存在しており、マクロン氏はその増強を望んでいると指摘。「欧州軍創設を提唱していたわけではない」と強調した。

●マクロン氏、ナショナリズムを批判 トランプ氏出席の式典で
           CNN 2018.11.12 10:39
第1次大戦終結100年、マクロン氏が演説
パリ(CNN) マクロン仏大統領は11日、第1次世界大戦終結から100年を記念するパリでの式典で、自国の利益を優先するナショナリズムへの流れを批判した。式典には「米国第一」主義を掲げるトランプ米大統領をはじめ、各国首脳らが出席した。

マクロン氏はこれまでも、世界的なナショナリズム再燃に繰り返し警告を発してきた。この日の式典では「愛国心はナショナリズムの対極にある」「ナショナリズムは愛国心への裏切りだ。自分たちの利益が第一、他国はどうでもいいと言い放つことは、国家が大切にしているもの、国家に命を与えるもの、国家を偉大にする本質的なものを消し去ることになる。それは国家の倫理的価値観だ」と述べた。

さらに「昔の悪霊がよみがえり、混乱と死を招こうとしている」「歴史は不吉な道を再びたどろうとすることがある」と警告した。

マクロン氏がこの演説に、自ら「ナショナリスト」を名乗るトランプ氏への批判を込めたことは明らかだった。

トランプ氏はその後、パリにある戦没米兵の墓地を訪問した。演説ではマクロン氏に反論せず、戦没者をたたえる言葉を簡潔に述べた。

同氏は10日、マクロン氏と形式的な首脳会談を済ませた後、雨を理由に戦没米兵墓地への訪問を中止して批判を浴びていた。

11日の式典ではマクロン氏とメルケル独首相、トルドー・カナダ首相らがそろって会場へ向かったのに対し、トランプ氏とロシアのプーチン大統領はそれぞれ単独で移動していた。

●マクロン仏大統領、国家主義を批判 第1次大戦終戦100年式典で
       BBC 2018年11月12日
パリで11日、第1次世界大戦終戦100周年の記念式典が開かれ、エマニュエル・マクロン仏大統領は各国首脳に国家主義(ナショナリズム)を拒否するよう呼びかけた。

ドナルド・トランプ米大統領やロシアのウラジーミル・プーチン大統領などが参列する中、マクロン氏は国家主義は「愛国心の裏切りだ」と訴えた。

「『自国利益が最優先で他国のことなど気にしない』と言うことで、その国で最も大切なもの、つまり倫理的価値観を踏みにじることになる」

記念式典は世界各地で行われた。

1914~18年の第1次世界大戦では970万人の兵士と1000万人の市民が犠牲となった。

記念式典に併せ、2カ国首脳会談を持った国もあった。プーチン氏は記者団に対し、トランプ氏と短い会話を交わし、結果は好ましいものだったと話した。

一方でロシアのメディアは、仏政府主催の午餐会では、トランプ氏とプーチン氏が隣に座らないよう直前に席順が変えられたと報じた。

パリの記念式典
マクロン氏をはじめとする各国首脳や高官は、パリの凱旋門の地下にある無名戦士の墓まで歩いて参拝した。この日は雨で、パリ中の教会の鐘が鳴らされる中、マクロン氏らは黒い傘を差して行進した。

その後、20分近い演説で、マクロン大統領は各国首脳に「平和のために戦う」よう訴えた。

パリでの式典にはトランプ米大統領夫妻など70カ国の首脳が出席した
「国際社会から身を引き、暴力や一極支配などに魅了されてこの希望を踏みにじるのは、間違いだ。そのようなことになれば、それは我々の責任だと、次世代は当然指摘するだろう」

第1次世界大戦終戦から100年 各国首脳がパリで式典
この日の午後には「パリ平和フォーラム」と題された平和会議が開かれ、マクロン氏やアンゲラ・メルケル独首相に加え、プーチン氏やトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も参加した。

メルケル氏は、欧州やあらゆる場所で「視野の狭い」国家主義が力をつけていると警告した。

10日にマクロン氏とメルケル氏はパリ北部のコンピエーニュを訪問し、1918年に休戦協定が調印された列車の中で、戦没者リストに署名した。

トランプ氏の訪問で物議
トランプ大統領は平和会議には参加せず、開始時間には帰途についていた。

11日の式典のほかには、大戦で命を落とした「勇敢なアメリカ国民を追悼する」ためにパリ西部シュレンヌの墓地を訪れた。

その一方でトランプ氏は10日、米兵など戦没者が眠る別の墓地訪問を、悪天候を理由に中止。他の首脳が雨の中でも参列しただけに、トランプ氏の欠席は物議を醸した。

フェミニスト団体「Femen」も、凱旋門の前でプラカードを掲げるなどの抗議行動を行った
11日の式典の直前には、胸に「偽の平和主義者」と書いた上半身裸の女性抗議者がトランプ氏の車列の数メートル先まで迫り、逮捕される事件があった。

また、約50の活動家グループがトランプ氏の訪問に対する抗議集会を開く予定という。・・・(以下、略)・・・

●マクロン氏「悪魔が再び」 ナショナリズムに懸念 ヨーロッパ
    日経 2018/11/12 2:45
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【パリ=白石透冴】第1次世界大戦終結100年の11日午前、フランスのマクロン大統領は記念式典で「古い悪魔が再度目覚めつつある」と述べた。世界で高まるナショナリズムの兆候に強い懸念を示したものだ。ドイツのメルケル首相や国連のグテレス事務総長も同日、世界は多国間主義に立ち返るべきだと呼びかけ、孤立主義に逆戻りしかけている世界に警鐘を鳴らした。

式典はマクロン氏が呼びかけ、パリ中心部の凱旋門で開かれた。中間選挙を終え初の外遊となるトランプ米大統領、ロシアのプーチン大統領、日本の麻生太郎副総理兼財務相など各国の首脳級70人以上が参加した。

マクロン氏は第1次大戦の悲惨な被害に触れた後、「大戦後に誰もが平和を誓ったが、ナショナリズムや全体主義の高まりが2度目の大戦を生んでしまった」などと振り返った。「歴史は繰り返す時がある。愛国主義はナショナリズムとは正反対の位置にあるものだ」とし、欧州など一部でナショナリズムが高まる兆候があることに危機感の共有を呼びかけた。

各国首脳は11日午後、引き続き開かれた「パリ平和フォーラム」にも参加した。メルケル氏は「国際的な協力が疑問視されるようになり、国家主義的な視野の狭い考え方が再び広がっている」と危機感を表明した。グテレス氏は「貧困や不平等を解決するのは、全ての人を巻き込んだ多国間主義だ」と応じた。

今回の記念式典やフォーラムはトランプ米政権が自国第一主義を主張し、米欧の結束が揺らぐなかで実施された。マクロン氏とメルケル氏は10日、第1次大戦で休戦協定を結んだ仏北部コンピエーニュの森で会合し、和解と欧州の統合強化を確認した。

ただトランプ氏が「欧州軍」構想を唱えたマクロン氏を「非常に侮辱的だ」と9日に批判するなど、米欧のきしみは隠せない。各国首脳が並んで式典会場となった凱旋門まで歩いた列にも加わらず、平和フォーラムにも欠席した。

トランプ氏とプーチン氏との首脳会談も注目されたが、ごく短時間の接触にとどまった。米国による中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄表明などで関係がぎくしゃくする両首脳の協議は、11月末にブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に持ち越された。

第1次世界大戦は1918年に終戦となったが、ドイツへの重い戦後賠償や米国の孤立主義への傾斜などを背景に、世界は再び世界大戦への道を歩んだ。現在のナショナリズムの広がりや米国第一主義が、当時の状況と重なると懸念する声が広がっている。

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