沢木耕太郎 旅する力 Reading

私の最も好きな作家は、沢木耕太郎と村上春樹です。
その沢木耕太郎の『旅する力』を読みました。

上質な本でした、すぐ読めました、内容が良かった、私の読後評価は最高点の5☆です。

沢木耕太郎の本は、ほとんど読んでおり、その本と関連してこの本が書かれてあり、沢木耕太郎の他の本のことを考えながら、この本を読めたこと、海外を旅行することに関して、心の内面・感じることが書かれてあったことから、さすが沢木耕太郎の良質な本だと感じました。

特に、「旅で手に入れたものもあれば、失ったものもある」の章で、私の琴線に触れる文章が多くありました。例えば、「旅から帰って、友人や知人から頻繁に訊ねられたのは、どこの国のどの街が一番よかったかという質問だった。」「私が旅で得た最大のものは、自分がどこでも生きていけるという自信だったかもしれない。」「どこにいてもここは仮の場所なのではないかという意識を生むことになってしまったのだ。」

私は三年前に、外国生活を終えて日本に戻り、もう外国へ行こうと思わないだろうと思っていましたが、去年からの勉強で、新しい知識と興味が生まれたこと、この『旅する力』に触発されたこと、機が熟したことなどから、最近になり外国旅行をしようと思うようになりました。

今年から来年で、デリー(インド)、北京(中国)、ロンドン(英国)へ行こうと思っています。

『旅する力』は私の最も好きな一冊になりそうです。

I have read a non-fiction book of " Power of travelling " by Kotaro Sawaki today.
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )