鑑真と奈良仏教 Ganjin and Nara Buddhism

本年度の「歴史のロマン」講義が、今日始まり、出席しました。
若井先生から、「鑑真と奈良仏教」を学びました。

内容は、
*奈良時代の初期、寺院が飛躍的に増加した。
*貴族、豪族は、寺院を作り、田を求めて、無税化を図り、財産隠しを行った。
*僧侶になると、戸籍から外れ、税金を払う必要がなくなり、戒律がいい加減だったことから、寺院が荒廃した。
*遣唐使を派遣して、中国から戒律の専門家を呼ぼうとなった。
*有名な戒律師として、鑑真に来日を依頼した。
*鑑真が来日実現したことから、日本での僧侶の戒律試験制度が整った。
*三蔵とは、仏教の重要な3つの文献で、経(釈迦の教え)、論(仏教学者の解釈)、律(戒律)である。
*一般人が十戒を経て沙弥に、その後、250戒律を経て比丘になる(正式僧侶)。
*戒律には、三師七証が必要(10人必要)。
などでした。

鑑真の来日の背景が理解できて、来日により、日本仏教に大きなプラスになったと感じた。

午後は、班の委員を決めて、私は班長になった。
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