【撮影地】 千葉県市原市戸面(観音<WBR>橋)(1分咲き、2009.4月撮影)
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昨日、サクラの葉の香りがクマリンによるものであることを書いた。このサクラの香りがほんのりと薫るカクテルがある。
甘口のテイストで、アルコール度数は8度以下の弱いお酒。桜色が色鮮やかで、見ているだけでも十分に楽しめる。ベースはカナダを代表する酒類メーカー・ハイラム ウォーカー社がつくるカナディアンウイスキー、「カナディアンクラブ」。
このカナディアンクラブと、小田原の「八重桜」の花と、伊豆の「大島桜」の葉を漬け込んだ、日本オリジナルのリキュール「ジャポネ〈桜〉」の組み合わせ。おぼろ月夜に桜の木の下で眠る、そんな気分にさせてくれるカクテルだ。
カナディアンクラブの代わりに日本酒をベースに使うカクテルもある。黄金レシピは、日本酒:桜リキュール=2:1。適量のトニック・ウォーターを入れれば出来上がり。
このカクテルを作ることにかけては、少なからず自信がある。ちょっとしたコツがあるのだ。今夜は、そのコツを伝授しよう。これを読んで実践すれば、誰にでも素晴らしく美味なSakuraカクテルを作る事が出来る。
キンと冷やしたコリンズ・グラスにジャポネ〈桜〉を15cc注ぐ。カクテル・シェーカーを使うと、シェーカーに入れた氷が解けて中身が薄くなってしまったりするので使用しない。・・・私だけかもしれないが。
グラスにリキュールを注いだら、軽くステアする。
そのステアしたスプーンを、適当なティー・カップに入れる。このティー・カップは、湯のみ茶碗でも構わない。大きければ大きいほど良い。
さて、最後の仕上げだ。酒である。清酒であれば、吟醸酒でも、本醸造酒でも構わないが、三等米以上の白米を用い、白米の重量に対する米麹の使用割合が15%以上の特定名称酒でなければならない。というのも、品質の悪い安酒をしこたま飲んで、いままでに何度も後悔したからだ。
この特定名称酒を、先のティー・カップに流し込む。どぼどぼと。
これで、Sakuraカクテルの完成である。
以下に手順とレシピをまとめておく。
材料:ジャポネ〈桜〉、吟醸酒などの特定名称酒
道具:冷やしたコリンズグラス、ティー・スプーン、ティー・カップ。
1.キンと冷やしたコリンズ・グラスにジャポネ〈桜〉を15cc注ぐ。
2.スプーンを使ってステアする。
3.このスプーンをティー・カップに入れる。
4.特定名称酒をティー・カップに投入する。どぼどぼと。
5.4を飲む。
6.おいしい。
7.4に戻る。
なお、コリンズ・グラスに入れたジャポネ〈桜〉が残ってしまうが、そんな甘ったるいものは、その辺をウロウロしている天使にくれてやろう。
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