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朝顔に関する怪談がある。
江戸の町に、岡田弥八郎という侍がいた。弥八郎には娘がいて、その名はしず。しずは朝顔の花が大好きだった。ところが娘のしずは、かぜをこじらせて、そのまま死んでしまう。
彼女の残した手箱には小さな紙包みがいくつも入っていて、桃色、空色、しぼりなど、色の名が書き記されいる。 一色ずつ紙にていねいに包んだ、その色の朝顔の種だったわけだ。
母親は庭に、その朝顔の種をまく。
芽がでた朝顔は、やがてつぼみをつける。ある夏の朝、母親が、ふと庭の朝顔を見ると美しい一輪のが咲いていて、その花のそばに娘のしずが立っていた。
母親が思わず声をかけると、娘はうれしそうにニッコリほほ笑み、そして小さな声で、
「お花をありがとう」
と、言って、そのまま消えてしまう。夕方になって父親の弥八郎が帰って来た時、夕方にはしぼむはずの朝顔は、まだ美しい色で咲いていたらしい。
朝顔は、朝咲いて夕方にはもうしぼむ。咲くのは1回切り。同じ花が咲くことはない。
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