ごきげんようでござる!
今宵は2005年に販売されたトランスフォーマー・ギャラクシーフォースより、デストロンの紅一点、工作船に変形する海洋戦闘兵クロミア(GD-11、クロミア、2000円)の紹介でござる。
そう、工作船・・・ ミサイル艇とかミサイルボートじゃなく工作船でござる。
女だてらに工作船でござるよ、何とも隠微な響きでざるかな~
商品はデストロンらしい紫をベースにグレーとクリアーオレンジのパーツが美しく、無骨な武装ボート・・・ 否!工作船でもスポーティーかつ女性的なカラーリングでござる。
彼女は地球のフォースチップを所持する為に武装強化型のイグニションギミックを持つでござるが・・・
彼女の場合は本体にチップスロットは無く、付属の手持ち武器であるミサイルボット(ファントムランチャー)にフォースチップをイグニションする事によりミサイルランチャーから、ファントムランチャーが出現するでござる。
ファントムランチャーのミサイルは船体側舷のミサイルを取り外しセットするでござる。
しかし・・・ ミサイルランチャーの中からミサイルランチャーが・・・ 意味があるでござるか?
非武装状態から武器が現れるのなら、十分工作船としての隠密性も高いでござるが・・・
元々武装が剥き出しの状態でござる・・・ 意外性による奇襲の意味でござるかな? 通常弾頭と見せかけて実は核弾頭だったとかの様な。
案外隠し事が出来ない性格なのではないでござるかな?
さて、TVアニメでは彼女の変形シーンは女性らしく可憐に優雅に可愛らしく描かれていたでござる。
しかし、商品はTVアニメの華麗なるトランスフォームとは異なり、「せんだみつお ナハナハ!」でござるよ。
まあ、女性らしいプロポーションを崩さない為に外皮に包む変形方法でござるが、余に情けない変形方法でござる(笑)。
工作船の船体部分は展開して背中に翼と言うかマント風に背負うでござる。
後ろから見るとボートの開き、そのものでござるが、コレがストッパーとなるので妙に立たせ易かったりするでござるよ。
頭部はTVアニメ版の目より、細めでござるが、集光ギミックのオレンジが映えた商品であり、細い体格に似合わず大型の武器を持つ姿は、華奢な女戦士がデカイ武器を振り回す「デカイ武器萌え!」を取り入れた結果でござろうな。 しかし、肩はボールジョイントなので武器の保持力に問題が有るでござるよ。
設定では地球の海に潜んでいた移民トランスフォーマーで、封印前は歌声により船を沈める魔女ローレライとして船乗りに恐れられていたらしいでござるが、その設定は現在の彼女には何等活かされていなかったでござるな。
しかし、何故にデストロン陣営には女性兵士が多いのでござろうか?
まあ、小悪魔的女性はデストロンの方が似合うのでござろう。 未だに女性保護団体からクレームが来ないのは救いでござるな(笑)。
それに比べサイバトロン側の女性戦士は日本版になると男性に性転換されるのは如何してでござろう? ・・・日本側トランスフォーマー製作者にホモ・・・ 否!ボーイズラブ好きなスタッフが居て、男性化させているのでは?
だから、サイバトロン側のニトロコンボイ(GC-10、ニトロコンボイ、2000円)等は中性的にデザインされ、女性の進出による平等を唱える米国と男の世界を貫く日本側の意見を取り入れたのでござろうな。 だから、デストロンなら女性でもOKという考え方で女性らしくデザインされたのかもしれないでござる。
まあ、拙者としては男女取り乱れて登場するトランスフォーマーの方が良いと思うし、キャラクターの数も多いでござるから一部でボーイズラブ的展開が有っても良いと思うでござるよ。
惜しむらくはモット女性的なデザインのトランスフォーマーの登場を願いたいでござるな。