トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

黒いアイアンハイド

2007-12-10 21:58:09 | 劇場版・TF

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ごきげんようでござる。

今月いよいよTFアンコールにて、まさかのアイアンハイド(TFアンコール05、アイアンハイド、3150円)が販売されるでござるが、これも単に劇場版トランスフォーマーのタマモノでござる。

Photo_2 しかし、果たして放送当時TVアニメとイメージが掛離れているという理由で販売されなかった商品が今更売れるのでござろうか?

しかも、予想していた通りe-HOBBYより黒いアイアンハイド(New Yeor Special e-HOBBY限定TFアンコール、アイアンハイド・プロテクトブラック、4725円)が4月に販売されるでござる。

黒いアイアンハイドはトランスフォーマーとなる前のダイアクロン・カーロボット、ワンボックスチェリーバネット(カーロボット、NO,2、ワンボックスチェリーバネット、1700円)の再現でござるが、今回の劇場版トランスフォーマーのアイアンハイド(MA-09、アイアンハイド、3675円)が黒いボディだった事による便乗商品と言って間違いの無い商品でござるよ。

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しかも! 販売価格が4725円!

通常販売のTFアンコール版が、3150円・・・ 明らかにボッタクリでござる。

そう、過去にe-HOBBYで限定販売されたアイアンハイド(98、アイアンハイド&99、ラチェット、6000円)でさえ単品3000円でござる。 復刻版商品は割高になる事は常識でござるが、元のダイアクロン版が1700円だったのに対し倍以上! コレまでにもe-HOBBY限定で販売された商品でも、メッキ仕様以外は通常販売商品と対して値段が変わらなかったでござるよ、しかるに1500円アップ! これ新規金型による少数販売でござるか?

原油高騰により値上げなんて言うのは便乗値上げ以外の何者でもないし、何か新要素でも取り入れた商品と言うわけではなく、箱もTFアンコール版の流用とか? オマケ的要素も紙製お面・・・

明らかにファンをバカにした行為でござるな。 TFアンコール版アイアンハイドが売れ残ったらファンに黒いアイアンハイドを売りつけ、元を取る算段でござるか? 「ファンなら高くても買う」と思い込んでいる殿様商売でござるか? 如何もタカラトミーに合併してから、トランスフォーマーに対する扱いが厳しくなった様な気がするでござるよ。

新規購入層の開拓だけ行い、後のフォローは無しで従来のトランスフォーマーを支えたファンには厳しい商品展開。  言ってしまえば「タカラトミーはトランスフォーマーで本気に商売する気があるのか?」でござる。

売れる商品は、販売。再生産せず、いらぬバリエーションを展開し、歴史の改変と呼ぶべき不可解な新設定?、購買意欲を失くすパッケージ、売れそうに無い商品を大量リリース・・・ タカラトミーのトランスフォーマーに置ける販売戦略が読めないでござる・・・

今季のクリスマス商戦にはトランスフォーマー関係の目玉商品すら無いでござる!

タカラトミーではトランスフォーマーが売れたらイケナイ理由があるでござるか? それともハズブロに吸収合併されることを望んでいるのでござるか・・・?

解らん・・・・ 何だかんだ言ったでござるが、拙者もe-HOBBYにて黒いアイアンハイドを予約しているでござる! 嗚呼、バカだ馬鹿でござるよ。

Photo_3 拙者はトランスフォーマー馬鹿一代。でござる!

さあ、そこで今宵はタカラトミーの販売戦略ミスとも呼ぶべきベーシック版アイアンハイド(BASIC、アイアンハイド、2625円)の紹介でござる。

ベーシック版アイアンハイドは、劇場版アイアンハイドの廉価版であり、変形方法の簡略化による低年齢層向き商品でござる。

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細かなパーツは省略され一体化されており、クリアパーツも仕様していないでござるが、劇場版アイアンハイドで目立った武器パーツが露出しておらず、同じデザインながら異なる魅力が有るのは流石でござる。

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無論完成度に置いては劇場版アイアンハイドに負けるものの、武器が露出してしまった劇場版よりも玩具的で有りながらリアル志向である事は評価するでござるな。

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写真の←側が劇場版で→側がベーシック版でござる。

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さて、ベーシック版の販売戦略のミスとは、パッケージでござる。

折角日本独自のデザインを採用したのに、ブリスターパックにした事が販売ミスでござるよ。

そう、日本では「てれもちゃ」と連動ストーリーを組んだ訳でござるから、「テレもちゃ」と同じ箱にすれば、相好効果が現れたのではないでござるかな。 最も、「テレもちゃ」の箱自体購入意欲を失くす箱でござるから、アノ箱の半分の大きさにしても十分に収納できたはずでござる。 スカスカの箱よりは小さくてもギッシリ詰まっている方が嬉しいものでござる。

決して拙者が、ブリスターパックが嫌いだから主張する訳ではないでござるよ!

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さてさて、商品のロボットモードは、ファンを唸らせた劇場版アイアンハイドの脚部のオートモフ機能は全く再現されておらず、フロント部(胸部)が割れるオートモフが組み込まれているでござる。 変形の単純さと強度はベーシック版アイアンハイドに軍配が上がるでござる。

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そう、変形方法は全く異なるでござるよ、しかし武器等の各部デザインは劇場版よりも劇中のCGに近いでござる。 付属のミサイルは1本のみでござるが、ヴィークルモードに変形する際は右足内側に取り付ける事ができるでござる。 因みに海外名称は、キャノンブラスト・アイアンハイドと言う商品名でござる。

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しかし・・・残念な事にベーシック版アイアンハイドの可動範囲は狭いでござる。

折角、関節が作られているにも関わらず、脚部は転倒防止の為か、横に開き膝が曲がるものの、前後に可動しないでござる。 しかも腕部は肩アーマーが干渉し、動きが限定され、頭部も若干にしか回らない・・・ 腰部のスイングギミックもイマイチの様な・・・

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でもまあ、頭部の大きさは略同じでござるが、ベーシック版アイアンハイドには瞳が描かれており寄り劇中CGに近い顔でござる。

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コレはコレで良いのでござるが、可動部が少ないのが致命傷でござる。

低年齢層向きとは云え、ここまで製作したのなら可動させても問題はないと思うのでござるが? まあ、商品に対する不満はソレナリの理由があるので厳しく言わないでござるが、問題は今後のベーシックシリーズでござる。

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そう・・・ まだ、ベーシック版のバンブルビーバリケードが販売されていない事でござる。

一応映画の主役であったバンブルビーが売れない訳がないし、バリケードデストロンと言えど、子供の好きなパトカーでござる。 何故売らない?

販売不振でシリーズを打ち切るなら、何故に売れそうなアイテムを販売しないかでござるよ?

後ろ向きな考えかたでござるが、やはりタカラトミーはトランスフォーマーで本気に商売する気が有るのかと考えてしまうでござるな。