ごきげんようでござる。
今宵も日本限定販売であるスカイハイパー(C-346、スカイハイパー、1800円)の紹介でござる。
本商品は、1990年にトランスフォーマーZ商品として販売された武装ヘリコプターから迎撃基地に変型する日本オリジナルのサイバトロン商品でござる。
トランスフォーマーZは、マイクロトランスフォーマーによる基地遊びを重点においたZ計画を中心とする商品展開により、TVアニメにたよらず、OVAと雑誌展開により進められたシリーズでござる。
さて、Z計画とは別売りのロケットベース(C-330、ロケットベース、4800円)を中心に、付属のタラップで別売りの基地商品と連結させる事により、大型基地へと規模を広げていく遊びを奨励した日本独自の一大プロジェクトでござるな。
しかし、このシリーズは基地を増大させるために、デストロン商品まで取り込みサイバトロン商品として販売されたでござるよ。
御蔭で1990年に販売されたデストロン商品は僅か2点で、サンダーアロー(海外名、スカイストーカー、TFS通販にて3000円で販売)や海外版インセクトロンが通信販売されたに留まったでござる。
そう、本品も海外ではマイクロマスター商品として、デストロン航空強襲指揮官スカイホッパー(日本未販売)の搭乗する武装ヘリコプターとして、砂漠戦仕様(?)のカラーリングでデストロン商品として販売されているでござる。 海外では、マイクロマスター(日本名、マイクロトランスフォーマー)の名前で商品登録されており、武装ヘリコプターには特別な名前は無いようでござる。
日本販売の本商品は、武装ヘリコプターの名前で商品登録され、海外とは異なるマイクロトランスフォーマーが付属するでござる。
スカイハイパーの管理責任者であるデッドホイラーは赤いカウンタック(スポーツカー)に変型するマイクロトランスフォーマーで、商品は、ホイルラン(C-334、レースカーパトロールチーム、800円)の成型色変更品でござる。
海外版と違いサイバトロン商品となったことで、マイクロトランスフォーマーも自動車型に変更された訳でござるが、サイバトロンのイメージカラーである赤いボディとトランスフォーマーでは人気のカウンタックの組み合わせは、狙ったモノとしか思えず、海外版のスカイホッパーとは完全に別物として販売されているでござる。
それだけに、スカイホッパーは日本でも販売して欲しかった一品でござる。
スカイハイパーは迎撃基地に変型する訳でござるが、武装ヘリコプターとして行動もするので、移動基地と呼ぶ方が良いかもしれないでござる。
商品自体にはロターとレーダーが手動回転する以外のギミックは無く、基地モードでは武装などが邪魔するので、レーダーやローターは回転できない欠点も有るでござる。
他には、基地アイテムではお馴染みのカタパルトギミックは無いものの、パッケージのベロ部分にペーパークラフトとして、輪ゴムを使用する簡易カタパルト(?)が印刷されているでござる。
まあ、コレは使用しないでござるが、本品の魅力は別売りのマイクロトランスフォーマーとの連動でござる。
無論、翌年展開のバトルスターズとの連動も可能で、マイクロトレーラーと連結させる事も可能でござる。
1990年度のサイバトロンの戦うべき相手は、過去販売されたデストロン兵士達だった事はOVAで証明された事実でござる。
・・・嗚呼デストロン暗黒時代・・・