うおおおおおおおおーーーーーーーー!
我々は21年待ったーーー!
遂に念願のスカイリンクスの販売でござる!
スカイリンクスの初登場は、1986年のTVアニメ「トランスフォーマー2010」でござるが、日本では販売される事が無かったでござる。
が!タカラとトミーの合併により現実したトランスフォーマー・アンコール、07、スカイリンクス、8400円として復刻された幻のトランスフォーマーでござる。
そう・・・ 未販売だった理由は、スカイリンクスはトイボックス製の商品だったでござる。
版権の問題などで1986年には販売が見送られたものの、1987年の「ザ・ヘッドマスターズ」では販売が予定されていたが、やはり販売はされなかったでござる。 しかし、販売予定の名残は、欠番となった商品番号であるC-115でござる! 公式発表はないものの、欠番に未販売の海外版商品を当てはめていくと、C-115にスカイリンクスが当てはまるのでござるよ。
商品は大型商品である為に、単三電池(×2)でモーター走行をするでござる。
復刻版である本品にもモーター走行は再現されているでござるよ。
なお、拙者はシールを貼るのが好きではないのでござるが、スカイリンクスの特徴的なソーラーパネル風のシールは貼りたかったので貼ったのでござるが、両翼のサイバトロンマークは少々大きいようなので、失敗したかもしれないでござるな?
さて、スカイリンクスのヴィークルモードでござるが、カーゴユニットを装着したスペースシャトルとして紹介されている事が多いでござるが、それはTVアニメでもコノ状態で飛行していたからでござるが、玩具ギミック的に見るとカーゴ(貨物)ユニットと言うよりも、スペースシャトルの運搬車と見るべきではないでござろうか?
玩具は、スペースシャトルとカーゴユニット(?)に分離でき、TVアニメ設定でも分離ができる分離型トランスフォーマーとして描かれているでござる。
スペースシャトルにはモーター走行ギミックもなく、車輪も無いので転がし走行は出来ないでござる。
スペースシャトルのギミックとしては、カーゴハッチが開閉し、金メッキされたエンジン(?)を見ることができるでござる。
そしてスペースシャトルからダイノバード(始祖鳥)に変型するでござる。
スペースシャトルの機首がそのまま始祖鳥の頭部となる大胆かつラブリーなデザインは流石タカラとは異なる発想でござるな。
ただ・・・デザインがデザインだけに、可動はするものの、ポーズが付けずらい商品でござる。
ダイノバードの脚部の爪は安全対策の為か、爪先は繋がっているでござる・・・ 接地性を高める理由もあるかもしれないでござるが?
スペースシャトル腹面にある刻印は、TOY BOXの刻印は削除され、2007 TOMY 1986 HASBRO,INC.と彫りなおされているでござる。
そしてカーゴユニットと言うか、運搬車と言うか・・・ 説明書では動力ボックスと記載されているでござるが・・・ コレだけ見ているとウルトラマグナス(C-69、ウルトラマグナス、3980円)を思い出すカラーリングでござるな(笑)。
モーター走行は、ゆっくりめで走行するでござる。
そしてコチラはピューマに変型するでござるが、スカイリンクスは「空飛ぶ山猫」であってピューマーは違うような気がするでござるが・・・?
まあ、同じ猫科だからピューマでもリンクスでも同じなのでござるか?
しかし・・・ 何故か尻尾が二本・・・ 猫又?
理由付けで考えるなら、ヴィークルモードである運搬車(?)のタラップと考えるべきでござるかな?
金メッキされた頭部の顎は開閉しないでござるが、復刻版である本品のピューマの目は塗装が追加されているでござる。
セレクタースイッチの切り替えにより、車輪による走行から、四足歩行に切り替える事が可能でござる。
コチラも電池BOXのフタにある刻印が変更されているでござる。
そして合体した姿こそスカイリンクスのロボットモードでござる。
そう・・・ スカイリンクスは人型のロボットモードが存在しない動物型トランスフォーマーでござる。
その姿は「空飛ぶ山猫」と言うよりは恐竜的デザインでござるが、彼は恐竜型のダイノボットと同一視される事を極端に嫌い、インテリでユーモアーもあり自らを「スカイリンクス航空」や「空飛ぶ山猫」と呼ぶムードメーカーであるでござる。
そう・・・ 当時、これほど個性の強いキャラクターが販売されなかったのかが悔しいくらい謎だったでござる。
しかも・・・玩具とTVアニメのデザインイメージが一致しない商品が多い中で、スカイリンクスは、ほぼ同じ・・・と言うか素の物! イメージ通り、声優の戸谷公次氏の声が好かったでござる~!
口内のアセチレンブラスターもラブリ~ ミサイル発射ギミックなぞ無くても問題ないでござる!
スカイリンクスを知らない人が、玩具を見たら「何じゃこりゃ~」と思うハズでござるし、如何考えても日本人受け・・・子供受けするような商品ではないと思うでござる。
しかし、TVアニメの強烈なイメージは、このデザインを正当化し、多くのファンを生んで高額なプレミアの付いた海外版を購入したでござるな・・・
拙者は購入できなかったでござるが。
そう・・・ 本品は日本のトランスフォーマーファンが一番待ち望んだ復刻版商品であると断言できる商品でござる。
タカラトミーとなって初めてトランスフォーマー・ファンが感謝した商品でござる。
更に言える事は、最新の商品と並べた時に差ほどの違和感を覚えない商品完成度を付け加えておくでござる。
今月販売の、「変型!ヘンケイ!トランスフォーマー」商品と並べても違和感が無いでござるから、是非に購入する事を進める一品でござる。
これで販売が良ければ、日本未販売だったトランスフォーマーの復刻も夢ではないでござるな! タカラトミー殿、本気で次回も復刻してくだされ!