トランスフォ~ム♪ 合体~パワ~アップ~♪
ごきげんようでござる。
今宵は1989年のトランスフォーマー・Vに登場したサイバトロン・星間連絡戦士、ギャラクシーシャトル(C-326、ギャラクシーシャトル、2500円)の紹介でござる。
本商品は日本で販売された、最初のサイバトロン側スペースシャトル変形戦士、マッハ(C-318、マッハタックル、980円)に継ぐ2番手に当たる賞品で、トランスフォマー・Vは、スペースシャトルの当たり年だったでござる。
ギャラクシーシャトルはTVアニメに登場するも、翌年展開の、トランスフォーマー・Zに先駆けたマイクロトランスフォーマーと絡めて遊ぶ為の基地的商品とも言えなくもない商品でござる。
その為にTVアニメでは、マイクロ星出身の真面目な戦士で、仲間を乗せ地球や各惑星を飛び回る巨大トランスフォーマーとして描かれていたでござる。
場面により膨張するアストロトレイン(48、アストロトレイン、1980円)と違い、常に巨大に描かれていたものの、正確な大きさは不明でござる。 (笑)
商品の大きさとしては中型でござるが、マイクロトランスフォーマーと比べると大型商品でござる。 特徴としてはスペースシャトル系変形ロボでは珍しく、前輪の着陸脚は折畳み式でござる。
説明書には記されていないでござるが、変形途中状態で、カーゴベイが開いたように見え、内部に別売りのスポーツカー型のマイクロトランスフォーマーを収納できたりするでござるよ。
また、コクピットは開閉し、別売りのブレインロボやマイクロトランスフォーマーを座らせる事ができるでござる。 (写真は、C-336、ジェットパトロールチームのナイトフライト、800円を使用)
ギャラクシーシャトルには、付属のマイクロトランスフォーマーは付属せず、単体でのプレーバリューは高いとは言えないでござるが、別売り商品のロケットベース(C-330、ロケットベース、4800円)との組み合わせなどの全体でのプレーバリューは高いでござる。
なお、↑の写真は説明書にない基地モードでござる。
この基地モードには本来、カタパルトパーツが付属する予定(?)だったでござるが、何故か商品化の際には削除されたようでござる。
まあ、1989年の販売時期の日本では射出するマイクロトランスフォーマーが販売されていなかった事も原因かもしれないでござる・・・
しかし、ロボットモードでは盾となるカタパルトパーツは一部の小売店で配布されたようでござる。 ~勿体無い!
ロボットモードはシンプルかつ地味でござるが、如何にもスペースシャトル系変形ロボで好感が持てるでござる。
性格は真面目で、約束は絶対に守るそうでござる。
確かに生真面目そうな顔でござる。
武器は垂直尾翼とエンジン部分がムーンライトガンと成り、以後のスペースシャトル系変形ロボの武器収納パターンとして定着しているでござる。
なお、彼の必殺技は、「メテオクラッシャー」と言い、無数の隕石を集め、自分の体と一緒に火の玉となって敵に落下するという、シンプルかつ大重量な攻撃でござる。 ・・・たいていの敵は粉々に砕けるでござるな。
ただ・・・残念な事に本品の腕部は肘しか可動せず、プロポーションの良さに反して可動部が少ない事でござる。
しかし、本品は内蔵ギミックが無い分、後に販売される別売りのマイクロトランスフォーマーとの拡張ギミックが検討されていたようで、設計に余裕があり、説明書に記載されていない遊び方も、後々の事を考えた結果でござろう。
しかも! この拡張可能な設計は、7年後の1996年に、新造追加パーツで武装し、サンダーダグオン(雷鳴合体、サンダーダグオン、4300円)として勇者指令・ダグオンに登場したでござるよ。
一部パーツの変更で大きく仕様を変えた傑作商品でござる。