「やあ! ボクはトランスフォーマー・アニメイテッド版のワスピネーターだよ」
「なんでやね~ん!」
「アンタはレスキューヒーロー・ゴーボッツのビリーでしょ」
「アニメにも出てこないやつが出しゃばるんじゃないシャー」
「やめろ~ブラックウィド~!」
「ボクちゃんの友達をいじめるんじゃないブ~ン!」
「あたしゃブラックアラクニア!」
「ビリーだって目立ちたかっただけだぶ~ん」
「アニメに出てるやつに、アニメ化すらされない気持ちは分からないぶ~ん!」
「あんたも散々出てくるのにどの口が言うシャー」
「ボクちゃんはテレもちゃ版ワスピーターだぶ~ん!」
「また微妙なところから出てきたしゃ・・・ 」
「そうだ! テレもちゃ も レスキューヒーロー・ゴーボッツも途中打ち切りシリーズだ!」
「今年は、みつばちハッチの映画が公開されるから、ついでに目立ちたいだけなんだぶ~ん!」
「ハチが子供に注目される大事な時期なんだよ!」
「クモ女にボクたちハチの気持ちは分からないよ」
「さあ、いっしょにお母さんをさかしに行くぶ~ん」
「・・・」
ちゅー事で今宵は2003年展開の「キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー・ゴーボッツ」のハチにトランスフォームするビリー(GO-02、ハチ、980円)の紹介でござる!
本品は海外ではハズブロの幼児向けブランドであるプレイスクールより「ビッグアドベンチャートランスフォーマー」シリーズのブザーボットの名で2002年に販売されており、日本版は変形説明書も兼ねた絵本を付属させてビリーの名で販売されたでござる。
ゴーボットは森・街・空のゴーボッツに分類され、レスキュー活動を任務とするトランスフォーマーでござる。
一応、ディフォルメしたサイバトロンのメークがプリント処理されているでござるが正規のサイバトロン戦士ではないようでござる。 まあ、マークを似せた民間組織でござろうな。 (笑)
さて、ハチに変形するビリーは森のゴーボッツに所属するわけでござるが、商品デザインは低年齢向きにアレンジされているとはいえ、メカニカルでメタルス化したワスピータ(D-42、メタルス・ワスピータ、1800円)やビーストマシーンズ版のバズソー(日本未販売)を思わせる商品でござる。
まあ、クリアパーツを多用した商品仕様は販売時期を考えれば当然と似てくるものでござるが、低年齢層向き商品であるために安全対策は過保護で丸みと強度が強調されており、設計段階では動いたであろう中足や羽の付け根は壊れにくいように改修されたようでござる。
ゆえに誤飲防止のミサイル発射ギミックやオプションパーツが無い代わりに、おしりの針がスプリングで収縮するでござるな。
昆虫系トランスフォーマーでは珍しく太い手足を有しているでござるが、ハチであると事前にインプットされるとハチに見えるデザインでござる・・・
しかし・・・ ハチの顔がハチの様に見えるのでござるよな。 (笑)
変形方法は1・2・3の面白変形で手動で足を伸ばして爪先を開いた後、羽を開いてお尻を持ち上げれば中足が可動し背中に倒れたハチの頭部よりロボットモードの顔が現れるでござる。
なお、爪先と踵は連動して開くなど商品サイズを活かした変形がうれしいでござるよな。
しかし、ロボットモードのデザイン全体は親しみのあるデザインでござるが、両腕の可動範囲が狭いのが気になるでござる。 ・・・肩や肘にボールジョイントを採用してほしかったでござるよな。
なお、顔は某サンダーマスクの様でニヤケた表情は何を考えているのか分からないでござる?
しかしまあ、本品はカラーリングを変更すればイロイロと使いまわしが利きそうな商品でござる。
なお、ビリーの性格や能力等は付属の絵本にも詳しく記載されておらず情報不足なキャラクターなのでござる。
「レスキューヒーローゴーボッツ」の敗因は子供が自分で考える知育玩具の延長を強調しすぎた為にキャラクター性が薄れたのかもしれないでござるよな?
せめて、日本販売時に「ビーストフォーマー」と同じように主力番組とリンクしていれば知名度が上がり売り上げに貢献していたでござろうな~
商品完成度が高いだけに対象年齢3歳以上の低年齢層向けというだけでスルーされてしまうのが残念でござる。
なお、余談でござるが本品のクリアパーツで製作された羽・中足・両腕・触覚・針は非フルタ酸系PVCの軟質パーツなので、しばらく箱に入れたままの状態で久しぶりに遊んだら手が臭くなる欠点があるのでござるよな。 (笑)
たまには古いおもちゃも換気する必要があるでござる!