トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

不死身のスタースクリーム

2010-07-18 07:11:30 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

スタースクリームなネタが続いたので今宵は、「ビーストウォーズ」本編(第21話、不死身のスタースクリーム)にて、スタースクリーム(22、スタースクリーム、1980円)の亡霊に捕り憑かれたデストロン軍団・空中攻撃兵、ワスピーター(TM-04、ワスピーター、2625円)の紹介でござる!

と、言っても商品は1997年に販売されたワスピーター(D-3、ワスピーター、1500円)ではなく、2007年に再販売された「テレもちゃ」版ワスピーターでござる。 (笑)

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本品は「ビーストウォーズ」のDVDと、よりCGイメージに近づける為に塗装強化した玩具とのセット販売品であり、本来はビーストウォーズ日本展開10周年関連商品となるべきハズが、同年展開の劇場版「TRANSFORMERS」との便乗企画となってしまった中途半端なシリーズでござる。

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本編1話収録(OP・ED無し)収録+アルファーのDVDと玩具との組み合わせ販売は悪くない企画なのでござるが、いざ販売されてみると収録エピソードと玩具キャラクターのエピソードが合わないや、売り場での目立つパッケージを優先させた結果、無駄に大きく販売売り場の面積を独占しフック掛け陳列に適さない大きさに加えてバランスが悪くパッケージが破損しやすい販売店泣かせのパッケージで、購入者にしてみれば大きな箱から中の余剰空間が丸見えでスカスカな商品でござるから、購買意欲も減退し、購入後もパッケージごと収納するのはコレクター泣かせな最悪のパッケージでござる。

良くも悪くも「テレもちゃ」シリーズが中断したのはパッケージが販売不振を招いた原因も強いでござるよ・・・

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ゆえに本品DVD収録のエピソード(第6話、空中山脈大爆破)は、どちらかと言うとテラザウラー(D-5、テラザウラー、750円)が主役のエピソードであり、ワスピーター関連のエピソードじゃないのでござるよな?

まあ、販売順により、初期話数を優先したいのは分からないでもないでござるが、販売順によるエピソード順ではないようでござる?

何故に収録話数を分配したのか分からないでござるよ・・・ 明らかに「テレもちゃ」シリースは玩具の完成度は魅力でござるが、販売周辺環境が悪い方にばかり進んでいるでござる?

拙者であれば、第21話、不死身のスタースクリームのエピソードをDVDに収録したいものでござる。 (笑)

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さて、商品はメタリック塗装で塗装を強化したおかげで劇中のイメージに近くなり、さほどの違和感を感じなくなったでござる。

まあ、基本的にはD-3版と同じでござるから、旧商品を所持している御仁には魅力が無いでござろう?

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しかし、商品的にはハチのオシリに隠されたシークレットウェポン(スティンガー・ランチャー)や羽の裏に取り付けられたミサイルなどなど、初見のチビッコには知ってもらいたい商品でござる。

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ロボットモードも劇中に近いイメージでござるが、顔の造形は少々劇中デザインと異なるでござる。

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う~む・・・ 商品は今でも通用する傑作玩具なのでござるが・・・

何せ本品はバリエーション商品や再販などで金型を酷使している御蔭か、拙者の購入品は未開封の新品商品のはずが、遊びこんだ玩具なみにボールジョイントがユルユルで自立させにくく、動かすたびにパーツが外れてしまうのでござるよな?

安全度の面ではチビッコに進めたいが進めにくいでござる。 (残念)

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そう、本品対象設定年齢は5歳以上だったりするので・・・ 初めて買ってもらった変形ロボット玩具は壊れやすい商品だと後々トラウマになりかねないので、ベーシックシリーズの様な低年齢層向きの商品も大事だと思うでござる。 (笑)

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さて、劇中でのワスピーターは、加藤賢崇氏が演じたことで玩具設定のイメージとは掛離れた何も考えていないお気楽で御バカなコメディキャラと化してしまい、日本人には印象の深いキャラクターとなったでござる。

なお、21話に登場したスタースクリームの亡霊は矢尾一樹氏が演じており、ワスピータに憑依したあとも声は矢尾一樹氏が声をあてていたりしたのでござるが、かなりイメージの異なるヤンチャなスタースクリームだったでござる。 (笑)

拙者としてはG1版と同じく、故・鈴置洋考氏に演じてもらいたかったでござるが、イロイロと事情があり現実しなかったでござる。

同じキャラクターでも担当声優によりイメージが変わる見本でござるよな。

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ちなみに本商品には劇中では使われる事のなかったヘッドチェンジ・ギミックがあり、本来のロボットモードの頭部に切り替えが可能でござる。

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設定上では野生のミュータントヘッド(ビーストマスク)、理性のロボットヘッドらしいのでござるが、商品では同型商品であるズソー(D-0、バズソー、1500円)との差別可用の頭部扱いだったりするでござる?

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このギミックを活かす為にはデザインが異なるでござるが、スタースクリームぽい塗装に変更すれば第21話のワスピーターに憑依したスタースクリームを視覚的に再現できると思ったのでござるよな。 (笑)

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まあ、商品的にも工夫次第で化ける事もあり、劇中に未登場だったメタルス版ワスピーター(D-42、メタルス・ワスピータ、1800円)もヴィークルモードがスタースクリームのヴィークルモードとシルエットが似てくるのも第21話の因縁がありそうでござるが、劇中でも商品でも活かされなかったのが残念でござる。

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しかしまあ、拙者的には「テレもちゃ」のコンセプトは間違っておらず、復活してもらいたいものでござるが、あのパッケージと中途半端なDVD特典映像は勘弁してもらいたいものでござる。 (笑)