本日12月19日は、劇場版映画TRANS FORMERSのDVD発売でござる。
そこで今宵は映画冒頭で活躍したブラックアウトの紹介でござる。
はい、拙者も少々天邪鬼な所も有るので、通常のMD-01、ブラックアウト、3675円ではなく、ベーシック版ブラックアウト(BASIC、ブラックアウト、2625円)の紹介でござるよ。
ベーシック版商品は低年齢層向け商品と言う事もあり敬遠するファンも多いと思うでござるが、ファンならコレクターなら違いを楽しむ為にもベーシック版は抑えておきたいモノでござるよ。
さあ、このベーシック版ブラックアウトでござるが、MD-01版のヴィークルモードよりも、少々デフォルメされて短く太い可愛らしげなデザインに成っているでござる。
低年齢層向きと言う事もあり可愛らしさを優先したのかどうか不明でござるが、なかなかに愛嬌のあるプロポーション・・・というか、別種の機体に見えるでござるな。
商品のギミックはロターが手動回転するほか、機首よりミサイルを発射するギミックを有するでござるが、ミサイルが少々プロポーションを崩しているのが残念でござる。
しかし、ベーシック版ブラックアウトの機首の機関銃はミサイルを外せば上下に可動でき、MD-01版ブラックアウトは機関銃が無稼動でござる。
比較写真は←側がMD-01版ブラックアウトで、→側がBASIC版ブラックアウトでござる。
さてさて、ロボットモードへの変形は簡略化されているものの、下半身を曲げる(下げる)事に寄り肩幅が広がるMD-01版ブラックアウトと異なるオートモフギミックが採用されているでござる。 細かい変型に苛立ちを覚える事の無い商品でもあるでござるよ。
まあ、それでもベーシック版では複雑な変形かもしれないでござる(?)。
簡略化一番の特徴はローターが折りたためない事で部品の外れる危険性は回避しているでござるが、変型にはローターを取り外さなければならないでござる。
しかし、最も目を引くのがプロポーションでござる。
下半身は細身でござるが、上半身が、やや太い・・・
否!頭が大きいでござる。
そう、ロボットモードの大きさはMD-01版とは同じくらいの大きさでござるが、MD-01版は巨大感を演出するために下半身が大きく、頭部を小さめに造形されているでござる。
それに比べるとベーシック版の頭部は大きく、瞳まで再現されており漫画チックでござる。
まあ、低年齢層向きの親しみのあるデザインと呼べるでござるな。
しかし、残念なのは首が回らない事でござる。
腕部の可動範囲も制限されているでござるが、壊れにくくする為の工夫と呼ぶには聊か不満が残るでござるな。
しかも、ミサイル発射機能を付けたのはよいでござるが、できたら発射位置をずらし、機関銃の銃身そのものをミサイルにすれば良かったのではないでござろうか?
腰部にはスイング機能も搭載されているものの、何故か説明書には記載が無いのもベーシックシリーズの謎でござる(?)。
しかし、MD-01版ブラックアウトの事を思えば下半身は堅牢で接地性も高く、ストッパーを必要とせず、ローター後部を折りたたむ事が可能でござる。
う~む・・・ 横から見ると別物でござるな(笑)。
更にはベーシック版ブラックアウトには何故かバトルモードなるモノが設定されているでござる。 無論他のベーシックシリーズの商品には無いボーナスギミックでござる。
まあ、戦闘用ゴーグルとも考えられるでござるが、量産型のザコ兵士にも見えるデザインでござるな?
しかし、このバトルモードの一番の利点は、「ミサイルを発射し易い!」事でござる。 通常はミサイルの上の黒いスイッチを押して発射するのでござるが、バトルモードだと、追加バイザー(?)を押す事でミサイルが発射されるでござる。 そう、バトルモードだとミサイルの照準が付けやすかったりするでござるな。 上半身の可動を制限させた罪滅ぼしとでもいうべきギミックでござる。
ホント、バトルモードにして複数集めればザコ軍団を作れそうな一品でござるよ。
さて、前回紹介したサンドストーム(C-83、サンドストーム、1980円)のカラーリングを受け継ぐ商品としては、本品であるベーシック版ブラックアウトが最適であると思うでござるよ。
ベーシックシリーズを低年齢層向けと思いスルーしている御仁は今一度見直してみる事を勧めるでござる。