全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

e-Remoty

2008-08-28 04:50:05 | 全英連参加者 2008

 先週だったか、偶然電車の中で隣に座った人が読んでいた新聞記事が目に入った。それは、電動三輪バイクの記事だった。夕刊フジだったのだが、買い損ねてしまった。記事をどうしても読みたくて、ネットで探したところ、見つかった。
 こんな内容だった。

***** *****

タイトル:
地球の未来を救う? 「電動三輪バイク」発進!

 10月中旬から電動バイク「e-Remoty(イーリモティー)」という名前で提供される。当初はレンタル、リース形式で提供。
 ピザや寿司などの配達用で使われている三輪バイクの電気バイク版。
 
 電子部品のKFE JAPANが買い取った中古バイクをリサイクル。韓国の協力工場で部品交換、リチウムイオンバッテリーを組み込んでガソリン車から電動車に再生。

 燃費の良さが売りのようだ。
 家庭用電源(100v)で充電できる。約3時間の充電で40キロ走行可。
  ↓
 燃料代がガソリン車と比較すると、1日40キロ走行で、費用が87.4%(年間)も減、夜間電力を使えば95.6%減になる。二酸化炭素排出量も83.2%減。

 レンタル料は月4万円、リースでは95万~98万円を予定。
 販売はECO SMILE PLUS(東京・新宿)という会社。

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 記事を読んで、不安な点等を書いてみよう。

 まずは充電時間と走行距離。
 3時間充電で40キロ走行、ホントにピザ屋さんレベルだと思う。6月7日に「EVs @ Post Offices」で取り上げた、郵便事業会社の要求レベルはクリアできないと思う。僕は、せめて6h充電(夜間)で80キロは走ってほしいし、そうあるべきだと記事を読んで感じた。緊急に充電する場所…充電インフラとでも言おうか…が、まだほとんどないのが現状で、Max40キロでは不安である。ガソリン車の燃費は、計算上(テストコース上)の数値と、実際の道路でのデータは違う。数値は当然前者の方がいい。e-Remotyの燃費(電費か?)も実際は40キロは厳しいと思う。
 次に、整備の不安がある。
 この会社が電動車に再生させるのは、ホンダのGYRO CANOPYである。ホンダのディーラー・整備場ならば、それこそ全国どこにでもある。僕の乗っているHONDA GYRO X(50cc)ならば、法律で6ヶ月点検が義務づけられている。電動車に改造してしまった場合、整備はしてもらえるのか、今の段階では全く不明である。バイクの基本的な足回りや、基本的な電気パーツ(ライト、ウインカー等)は、現在の整備士さんでもちろんOKだろう。でも、エンジンの代わりのモーター、そしてそれを動かすバッテリーについては、どうなんだろう。現在の整備士養成教育・訓練には、この分野は含まれていないのではないか。

 充電時間と走行可能距離、充電インフラ、それと整備のこと。これらはいつ解決できるのかな。解決できたら、やっぱり買いたいと思っているのだけれど。


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