ぐちゃぐちゃ...まとまらない思い。
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定年まで十年ないことを、最近よく考える。
十年ない。僕は、もう先生しかできないとも言えるし、先生一筋だとも言える。この仕事を選んだことに、悔いはない。
六十歳になる年の年度末、僕は退職ということになる。故赤塚不二夫さんの天才バカボンのパパではないか、『これで、いいのだ』と、いいいきりたい。
・・・でも、何かしら心に引っ掛かる。何でなんだろう。何がだろう。
六十歳で定年。再任用されるにしても、心身の状態が、それに値するのが大前提だ。頭数あわせでなく、雇われる値打ちがあり、あああの人ならと思われたい。そんなことを思う。でも、平成24年現在、それが心もとない。
再任用が増えれば、若い先生の活躍の場が減る。採用も絶対減る。
ベテランと呼ぼうが、ロートルと呼ぼうが、学校組織が硬直化することは避けられない。そうしてはいけないと非難される。じゃあ、再任用ではなく、新卒・既卒を問わず補充すれば、事足りるかと言うと、そうでない。そんなことは、すぐわかる。
三十年ほど前、埼玉県を含め、大都市圏では高校大増設期があり、現在の何倍も採用があった。自分もその頃の採用だからわかるのだが、たくさん採用しても、それだけじゃだめなのだ。バランスなのだ。でも、それがわからないのが世間の有識者、政治家と称する人たちだ。
もちろん世論が自分のことだけをを責め立てているのではない。だが、自分の関わる組織をよく見ていないことは感じる。時たま何もかもが嫌になることがある。ここ特に数年多い。
初老期うつ病?
新型うつ病?
・・・考えると恐ろしい。