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全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

Brexit Aftermath

2016-07-13 04:00:00 | 気になる 政治・政治家

EU離脱 その後〔国民投票対総選挙〕
 イギリス保守党党首選挙。内務大臣のテリーザ・メイ議員が有力とのことだ。この人はEU残留派である。少なくとも国民投票まではそうだった。
 昨年5月9日に「イギリス総選挙」で取り上げたが、保守党は昨年の総選挙で650議席中331議席を獲得している。よほどのことがない限り、引き続き政権を担当するのは保守党であり、メイ議員がマーガレット・サッチャー以来の女性首相になる。
 彼女は二度目の国民投票はないと宣言している。じゃあ、解散総選挙はどうなんだろう。解散総選挙がないにしても、国民投票と国会議員の決定はどちらが重いんだろう。

-----ここまでは、3日に書いたこと。-----

〔下院議員による選挙〕
 5日に下院議員による1回目の投票が行わた。

 1位 メイ内相、165票。
 2位 レッドソム・エネルギー担当閣外相 66票。
 3位 ゴーブ司法相 48票。
 4位 クラブ雇用・年金相 34票。
 5位 フォックス元国防相 16票。

 フォックス元国防相は脱落(eliminate)、クラブ雇用・年金相は離脱。

-----ここまでは、7日に書いたこと。-----

〔THE HUFFINGTON POST〕
 Andrea Leadsom and Theresa May will battle it out to become the next Prime Minister of the United Kingdom.
 In the final round of voting by Conservative MPs on Thursday, May came first with the 199 votes and Leadsom came second with 84.

 5人が出馬した党首選挙。所属下院議員による選挙の結果、3人にしぼられた。2回目の投票の結果、メイ内相199票、レッドソムエネルギー担当閣外相84票、コーブ司法相64票。上位2人がどちらも女性である。最下位のコーブ司法相は脱落。上位2人をおおよそ15万人いる保守党党員が選挙で党首に選ぶ。
 どちらになってもマーガレット・サッチャー女史以来の女性総理大臣が誕生する。

-----ここまでは、8日に書いたこと。-----

〔12日新聞各紙〕
 レッドソムエネルギー担当閣外相が決選投票から撤退。メイ内相が新首相に。
 キャメロン首相は、声明を発表。自らが13日に首相を辞任。

 保守党はEU離脱国民投票で賛否に分裂した。党内基盤が盤石と言えるのだろうか。国論も二分している。議会多数派から選出されるとはいえ、そんな総理大臣がEUからの離脱作業を差配することになる。これは大変だ。(以上7/12)


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